「崔洋一監督追悼特集」
「月はどっちに出ている」1993年 シネカノン 監督:崔洋一
在日コリアンのタクシードライバー、忠男は朝鮮学校の同級生、世一の会社で、風変わりな同僚たちといい加減な毎日を送っている。フィリピンパブのホステス送迎を日課にしている忠男はある日、新顔のチイママ、コニーに出会う。妙な関西弁で生意気な口を利く彼女になぜか惹かれる忠男は、コニーの留守の間に彼女の部屋に勝手に上がり込んでしまう。そんな中、忠男の同僚たちは続けざまに事件を起こし、タクシー会社は惨憺たる有様になっていた。
約30年ぶりの鑑賞
在日コリアンのタクシー運転手とフィリピンバブの出稼ぎ女。
当時自分はよくこれを見たな。はっきり言って今より偏見強かったからね。
「夜明けまでバス停で」でルビー・モレノおばちゃんを見て若かりし本作を久しぶりに観たいと思っていた。崔洋一監督の追悼特集で実現。
開巻のビッグバンド軽快な「クレイジー・リズム」で爆上がる。
ルビー&岸谷「もうかりまっか?」「ボチボチでんな」
絵沢萠子「コニー訳して!」
有薗芳記「朝鮮人は嫌いだけど、チュウさんは好きだ。一瞬金貸してくれよ」等など、リフフレーズが楽しい。
おかしな関西弁を使うルビー・モレノがCuteで顔が岸谷五朗の半分くらいしかない。
岸谷五朗の細マッチョとのからみを有薗の怪電話で何度も中断され「シラケタワ」w
塩尻のフィリピンショーの店に消えるルビー・モレノの表情も抜群に良いね。
自衛隊上がりの方向音痴運転手が迷子になって架けてくる電話に番頭格の麿赤児が呆れて「月はどっちに出ていますか」と聞くのがタイトルに。
今見返すと出演陣のその後の活躍からかなり豪華なキャストになっているのだな。しみじみ。
池袋 新文芸坐
2023年2月
「月はどっちに出ている」1993年 シネカノン 監督:崔洋一
在日コリアンのタクシードライバー、忠男は朝鮮学校の同級生、世一の会社で、風変わりな同僚たちといい加減な毎日を送っている。フィリピンパブのホステス送迎を日課にしている忠男はある日、新顔のチイママ、コニーに出会う。妙な関西弁で生意気な口を利く彼女になぜか惹かれる忠男は、コニーの留守の間に彼女の部屋に勝手に上がり込んでしまう。そんな中、忠男の同僚たちは続けざまに事件を起こし、タクシー会社は惨憺たる有様になっていた。
約30年ぶりの鑑賞
在日コリアンのタクシー運転手とフィリピンバブの出稼ぎ女。
当時自分はよくこれを見たな。はっきり言って今より偏見強かったからね。
「夜明けまでバス停で」でルビー・モレノおばちゃんを見て若かりし本作を久しぶりに観たいと思っていた。崔洋一監督の追悼特集で実現。
開巻のビッグバンド軽快な「クレイジー・リズム」で爆上がる。
ルビー&岸谷「もうかりまっか?」「ボチボチでんな」
絵沢萠子「コニー訳して!」
有薗芳記「朝鮮人は嫌いだけど、チュウさんは好きだ。一瞬金貸してくれよ」等など、リフフレーズが楽しい。
おかしな関西弁を使うルビー・モレノがCuteで顔が岸谷五朗の半分くらいしかない。
岸谷五朗の細マッチョとのからみを有薗の怪電話で何度も中断され「シラケタワ」w
塩尻のフィリピンショーの店に消えるルビー・モレノの表情も抜群に良いね。
自衛隊上がりの方向音痴運転手が迷子になって架けてくる電話に番頭格の麿赤児が呆れて「月はどっちに出ていますか」と聞くのがタイトルに。
今見返すと出演陣のその後の活躍からかなり豪華なキャストになっているのだな。しみじみ。
池袋 新文芸坐
2023年2月