「ゴジラ−1.0」2023年 東宝 監督:山崎貴
タイトルの「−1.0」の読みは「マイナスワン」。舞台は戦後の日本。戦争によって焦土と化し、なにもかもを失い文字通り「無(ゼロ)」になったこの国に、追い打ちをかけるように突如ゴジラが出現する。ゴジラはその圧倒的な力で日本を「負(マイナス)」へと叩き落とす。戦争を生き延びた名もなき人々は、ゴジラに対して生きて抗う術を探っていく。
2016年の庵野「シン・ゴジラ」の次っていうのは大変だろう。。
負の部分を描きながらもゴジラにテキパキと対峙する2016年シン・ゴジラの日本政府。
その後コロナ禍を経験し、現実の政権が思ってた以上に無能である事を嫌という程見せつけられてきた果ての2023年ゴジラー1.0は政府もアメちゃんも責任取らず逃げ出し、自助共助公助の共助を美化する作品になろうとは良くも悪くも天晴れ。
諸般の事情から時代設定を現代にせず戦後間もない精一杯のテクノロジーの時代に置いたことは成功と思う。鉄オタでなくとも浜辺美波が襲われる電車が茶色い車両なのは激萌えだ。
CGでゴジラ描くとどうしても竜化するんだな。迫力は満点。
開巻の不時着シーンの特撮がちゃちいので心配したが、予算の掛け所、メリハリ付けてるんだね。
それにしても安藤サクラの存在感。蔵之介のキャラ演技は引いたけれど、山田裕貴は初めて認識したがカッコいいね。
また伊福部昭の偉大さを堪能する事ができるのも嬉しい。
「ゴジラ映画が公開されるからってその都度劇場に足を運ぶことは義務では無いんだぞ」と自ら戒め躊躇してたけどエンタメとして十分楽しめ、観た価値はあった。
TOHOシネマズ池袋
2023年11月
タイトルの「−1.0」の読みは「マイナスワン」。舞台は戦後の日本。戦争によって焦土と化し、なにもかもを失い文字通り「無(ゼロ)」になったこの国に、追い打ちをかけるように突如ゴジラが出現する。ゴジラはその圧倒的な力で日本を「負(マイナス)」へと叩き落とす。戦争を生き延びた名もなき人々は、ゴジラに対して生きて抗う術を探っていく。
2016年の庵野「シン・ゴジラ」の次っていうのは大変だろう。。
負の部分を描きながらもゴジラにテキパキと対峙する2016年シン・ゴジラの日本政府。
その後コロナ禍を経験し、現実の政権が思ってた以上に無能である事を嫌という程見せつけられてきた果ての2023年ゴジラー1.0は政府もアメちゃんも責任取らず逃げ出し、自助共助公助の共助を美化する作品になろうとは良くも悪くも天晴れ。
諸般の事情から時代設定を現代にせず戦後間もない精一杯のテクノロジーの時代に置いたことは成功と思う。鉄オタでなくとも浜辺美波が襲われる電車が茶色い車両なのは激萌えだ。
CGでゴジラ描くとどうしても竜化するんだな。迫力は満点。
開巻の不時着シーンの特撮がちゃちいので心配したが、予算の掛け所、メリハリ付けてるんだね。
それにしても安藤サクラの存在感。蔵之介のキャラ演技は引いたけれど、山田裕貴は初めて認識したがカッコいいね。
また伊福部昭の偉大さを堪能する事ができるのも嬉しい。
「ゴジラ映画が公開されるからってその都度劇場に足を運ぶことは義務では無いんだぞ」と自ら戒め躊躇してたけどエンタメとして十分楽しめ、観た価値はあった。
TOHOシネマズ池袋
2023年11月