「映画で辿る ー山田太一と木下恵介ー テレビドラマ草創期を支えた師弟二人」
「異人たちとの夏」1988年 松竹 監督:大林宣彦 原作:山田太一 脚本:市川森一
孤独な脚本家が死別した両親と浅草で出会い・・・。山田の小説を大林監督が映画化。死者との邂逅がせつない懐かしさを呼ぶ大人のファンタジー。
何十年も前から見たかったやつ。英リメイク版公開前の上映ナイスです。
未だに若くして亡くした母親がちょくちょく夢に出てくるので次出て来たら伝えようと思うんだが当然そういう夢展開にはならんのでね。墓と仏壇ではダメなのよ自分の場合。
公開は1988年か。母親の七回忌に当たる年。当時から内容聞いて観たいとは思っていたが機会があってもなんとなくスルーしてしまってた。 親の歳を越えた頃に観たかったな。親の歳を遥かに越えてしまったな。
真夏の今半すきやきで泣かされてしまったではないか。
うちの母ちゃんも秋吉久美子みたいだったら出てきて欲しいと皆思うでしょーよ(実際はタイプ違うけど美人ではあったのよ、悪しからず)
浅草演芸場で柳家さん吉、北見マキ、桂米丸と落協・芸協取り混ぜての興行が見られる。既にあそこは異界?と思ったら米丸さんだけ異人じゃないのね(失礼)
髭洋装の北見マキ先生がカッコいいのよ。
牡丹灯籠同様死人と関わると衰弱してくる。お札を貼るどころか、風間杜夫の「父さんも母さんも実の子からもう会わないなんて言われるような事、何もしてない」と絶縁言い出せない所もかなり来た。
結局全ては淋しい晩に無下にされた名取裕子の念の成せる技というのも良い。
クマが似合う風間くん。
永島敏行面白い。
ホラーに関しては大林テイストが良い具合に出てるて思った。
フロッピー2枚入れるワープロとか家電子機とか、まあ古い映画。
名取裕子の胸は絶対見せないLOVE
続けて英版も鑑賞予定に入れた。。。ものの公開から時間が経ってまだ行けてなくてモチベーション急落。このままスルーの可能性も・・・よくある事です。
秋吉久美子は本作では普通に優しいお母さんという事だけに留まらない。
スクリーンの秋吉さんはやっぱり良いですな。
神保町シアター
2024年4月