Quantcast
Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4203

「ドレミファ娘の血は騒ぐ」

$
0
0
洞口依子出演「SHOGUN」エミー賞受賞記念蔵出し

「ドレミファ娘の血は騒ぐ」1985年 ディレクターズ・カンパニー 監督:黒沢清

秋子は高校時代の上級生吉岡を慕って、田舎から都内の某大学にやって来た。秋子の目に、華やかなキャンパスは夢のようにも、またハレンチのようにも映る。そこで発見した吉岡の姿は、すでに以前の彼とは似ても似つかぬ軽佻浮薄な出鱈目人間のそれであった。抱き続けた夢は破れ、秋子は田舎に帰る決心をするが、それをひきとめたのは心理学ゼミの教授・平山だった。「恥じらい」の心理を独自な理論で研究している初老の平山は、秋子を格好な研究対象として自説の完成を計る。それは同時に、彼女に対する淡い恋情を禁じ得ない。一方秋子も、平山の紳士的な態度に悪い印象は持たなかった。そんなある日、平山のゼミ生達が平山の老案した「恥ずかし実験」を無断で行ってしまう。ゼミ生達にとってはいかがわしいだけの実験が、たちまちに彼らを官能の渦に巻き込み、教室は愛と淫乱の場と化す。それを発見した平山は怒り狂い、教え子達に見きりをつけて秋子を特別実験室へ連れていく。吉岡への想いを断ち切り、今では平山に好意を抱いている秋子は素直に従い、より大がかりで奇怪な「恥ずかし実験」が繰り広げられる。



洞口依子デビュー25周年の映画祭以来12年ぶりに鑑賞。
個人的には邦画界中、最も上手なターンを見せてくれる映画。くるっと回る練習。
兎に角出るシーン出るシーン洞口依子の可愛さがとてつもない。



加藤賢崇の声と演技も堪能する事ができる。
そして今回、洞口依子はビデオ画質のシーンでのテルオカくんとの素っ気無いやりとりがそこはかとなくユーモラスである事、裸要員の麻生うさぎのキャラがとても魅力的な事を再発見できた。



自分は若い頃観て退散したゴダール。その影響が色濃いらしい。今さらゴダール再挑戦する気はないが。
意味の解らん哲学心理学的側面で当時の文化系大学生のニセっぽい雰囲気を出していてキャンパスのロケ地、建物も魅力的。どこの大学かと思ったら現在は新国立劇場となっている東京工業試験所跡だそうな。

元はロマンポルノで「女子大生 恥ずかしゼミナール」が原題。
お蔵入りした理由は主演女優のSEXシーンが無いから。
それでも股間から後光が刺す、和製デュランデュラン対バーバレラみたいなシーンで脱いでるよ。
新自由心理学教授・伊丹十三の寝言。



あと、ひろ子の「カ・イ・カ・ン」より
依子の「ブラームスの子守唄」って事で。





新宿K’sシネマ
「地獄の警備員 デジタルリマスター版」公開記念特別上映
2021年2月

2009年洞口依子映画祭「ドレミファ娘の血は騒ぐ」

10月23日より洞口依子映画祭パート2



Viewing all articles
Browse latest Browse all 4203

Trending Articles