「水のないプール」1982年 東映セントラルフィルム 監督:若松孝二
昼は地下鉄の駅員としてキップ切りや駅の清掃をし、夜は口やかましい女房の相手と、単調で退屈な日々を送るしがない男。男はある日、息子が昆虫の標本作りで使う注射器を見てあることを思いつく。さっそく薬局で大量のクロロホルムを購入、夜、若い女の住む部屋の窓からクロロホルムを吹き込むと予想通り女を眠らせることに成功した……。
私、出来る事なら死ぬまでに中村れい子(1960-)と太田あや子(1960-)の出演作品はすべて観ておきたいと思っております。
絶対に観たい映画として待ち望んでいました。DVDはamazonでかなり高価ですから。
劇場鑑賞が敵うとは待った甲斐がありました。
観てみるとたいした事はないんじゃないかな。なんて思っておりましたが、そんな事はござんせん。
「ジンジャーエールはジュースじゃねぇだろ!タコ!」
まだまだ、エアコン完備もセキュリティも充実しておらずALSOKも自動改札も無かった時代、現実にあった性犯罪を題材にした作品。
キップ切りの仕事って子供にとっては憧れだけど、実際やってみるとどうでしょう・・・
その無為な生活を送っていた改札男の内田(内田裕也)が、子供の昆虫採集を観て思い付いた事が、クロロフォルムを使う犯罪。
注射器でね、夏の夜無防備に眠っている女の子の部屋にちゅるちゅるちゅるってクロロフォルム注入すんのね。
ガッチャマンみたいなマスクで侵入してあられもない姿を覗き見して犯しちゃうんですね。
眠っている娘は夢うつつで軽く喘いでみたり・・・
非常に男の妄想として正しいと思います。
内田の日常に輝きが戻るんです。坂道を飛行機の形で浮かれる内田。
吉野家の朝食もすがすがしい朝だ。
レストランで見かけた美人ウエイトレス(ねりか)の同僚との立ち話を盗み聞いて、尾行。
一瞬、見失ったかと思った時に、ジュース飲みながらフレームインする中村れい子。どきどきです。
眠っている娘を犯した後、朝食の用意をしたり、食器洗い、風呂掃除、洗濯までして帰る内田。
ねりかは案外だらしない生活で共感を覚えるな。
ねりかの方も侵入してきた気配の謎の存在が気になり待ち望んでみたり・・・ん?レンアイの様相。
ねりかがボーイフレンドと映画を観ていると、男を連れ出しトイレでボコボコにする内田「俺の女に手を出したな」
このボーイフレンドが実は警察官だというあたりがいかにも若松監督。
その警察官の先輩として赤塚不二夫先生も出演。
「これは政治だ」・・・街の見回りと称して他の女たちも大量に侵入して犯しまくる内田。
犯行の数がちょっと多すぎんですけど・・・
とにかく、内田裕也と中村れい子が本当に素晴らしい。
内田裕也、やっぱり傾いてるんだよなぁ、ちょっと。
坊主頭に刈るのも良し。水のないプールでポーズを決めてるナルぶりも、また良し。
日常から抜け出すかのような下着での疾走シーン。
浴槽を洗ってる姿や、ポラロイドを構える真剣な目。
ボソボソしゃべっているかと思うと、急にブチ切れる。危なさ全開。
中村れい子。寝顔もエッチ。ヌードも綺麗。まどろみの中で綺麗な唇がわななく。
ポラロイドの販売員がタモリでしたので「愛のさざなみ」が連想され、また見たくなります。
夏場、暑いとは言え何か敷物の上で寝ましょうよ。畳じかに、転寝ですか。
ねりかのケツっぺたと内田の膝が心配になります。
ねりかが友達を連れてきたために犯行が露見してしまうんですが、マスクをはずし自らも昏倒した内田が覚醒し、女と目が合った時・・・これがいい顔するんだな。
ラスト、ベロ出し。
私は炭酸清涼飲料水はジンジャーエールくらいしか飲まないので、その辺りの嗜好もぴったり。
やはりあれはジューズじゃないんですね。ジンジャーエール飲みたくなる映画です。
次は内田裕也+中村れい子「十階のモスキート」を観たいです。
早稲田松竹
昼は地下鉄の駅員としてキップ切りや駅の清掃をし、夜は口やかましい女房の相手と、単調で退屈な日々を送るしがない男。男はある日、息子が昆虫の標本作りで使う注射器を見てあることを思いつく。さっそく薬局で大量のクロロホルムを購入、夜、若い女の住む部屋の窓からクロロホルムを吹き込むと予想通り女を眠らせることに成功した……。
私、出来る事なら死ぬまでに中村れい子(1960-)と太田あや子(1960-)の出演作品はすべて観ておきたいと思っております。
絶対に観たい映画として待ち望んでいました。DVDはamazonでかなり高価ですから。
劇場鑑賞が敵うとは待った甲斐がありました。
観てみるとたいした事はないんじゃないかな。なんて思っておりましたが、そんな事はござんせん。
「ジンジャーエールはジュースじゃねぇだろ!タコ!」
まだまだ、エアコン完備もセキュリティも充実しておらずALSOKも自動改札も無かった時代、現実にあった性犯罪を題材にした作品。
キップ切りの仕事って子供にとっては憧れだけど、実際やってみるとどうでしょう・・・
その無為な生活を送っていた改札男の内田(内田裕也)が、子供の昆虫採集を観て思い付いた事が、クロロフォルムを使う犯罪。
注射器でね、夏の夜無防備に眠っている女の子の部屋にちゅるちゅるちゅるってクロロフォルム注入すんのね。
ガッチャマンみたいなマスクで侵入してあられもない姿を覗き見して犯しちゃうんですね。
眠っている娘は夢うつつで軽く喘いでみたり・・・
非常に男の妄想として正しいと思います。
内田の日常に輝きが戻るんです。坂道を飛行機の形で浮かれる内田。
吉野家の朝食もすがすがしい朝だ。
レストランで見かけた美人ウエイトレス(ねりか)の同僚との立ち話を盗み聞いて、尾行。
一瞬、見失ったかと思った時に、ジュース飲みながらフレームインする中村れい子。どきどきです。
眠っている娘を犯した後、朝食の用意をしたり、食器洗い、風呂掃除、洗濯までして帰る内田。
ねりかは案外だらしない生活で共感を覚えるな。
ねりかの方も侵入してきた気配の謎の存在が気になり待ち望んでみたり・・・ん?レンアイの様相。
ねりかがボーイフレンドと映画を観ていると、男を連れ出しトイレでボコボコにする内田「俺の女に手を出したな」
このボーイフレンドが実は警察官だというあたりがいかにも若松監督。
その警察官の先輩として赤塚不二夫先生も出演。
「これは政治だ」・・・街の見回りと称して他の女たちも大量に侵入して犯しまくる内田。
犯行の数がちょっと多すぎんですけど・・・
とにかく、内田裕也と中村れい子が本当に素晴らしい。
内田裕也、やっぱり傾いてるんだよなぁ、ちょっと。
坊主頭に刈るのも良し。水のないプールでポーズを決めてるナルぶりも、また良し。
日常から抜け出すかのような下着での疾走シーン。
浴槽を洗ってる姿や、ポラロイドを構える真剣な目。
ボソボソしゃべっているかと思うと、急にブチ切れる。危なさ全開。
中村れい子。寝顔もエッチ。ヌードも綺麗。まどろみの中で綺麗な唇がわななく。
ポラロイドの販売員がタモリでしたので「愛のさざなみ」が連想され、また見たくなります。
夏場、暑いとは言え何か敷物の上で寝ましょうよ。畳じかに、転寝ですか。
ねりかのケツっぺたと内田の膝が心配になります。
ねりかが友達を連れてきたために犯行が露見してしまうんですが、マスクをはずし自らも昏倒した内田が覚醒し、女と目が合った時・・・これがいい顔するんだな。
ラスト、ベロ出し。
私は炭酸清涼飲料水はジンジャーエールくらいしか飲まないので、その辺りの嗜好もぴったり。
やはりあれはジューズじゃないんですね。ジンジャーエール飲みたくなる映画です。
次は内田裕也+中村れい子「十階のモスキート」を観たいです。
早稲田松竹