「エル・マリアッチ」1992年 米 監督:ロバート・ロドリゲス
殺し屋のアズール(レイノル・マルティネス)が出所し、大金を独り占めした親分と対決すべく、マシンガン入りのギターケースを持って、ある田舎町へやってきた。そんな折、アズールとまったく同じ扮装、同じギターケースを持つミュージシャン(カルロス・ガラルド)が仕事を求めて町にやってきたことから、親分一味は混乱し、ややこしい事態へと発展していく……。
ロドリゲス監督(当時24歳)が7000ドルという超低予算の製作費で作ったアクション映画でインディーズ・ムービーの傑作。後にふんだんな予算で拡大版リメイク「デスペラード」を製作。本作によってロドリゲス監督の名は一気に知れ渡る事となった。また、タランティーノが気に入り「フロムダスク・ティル・ドーン」「グラインドハウス」へと繋がる。
「デスペラード」のシリーズはTVで見た事がある。ほとんど憶えていないが娯楽作品として楽しめたと思う。その元祖ですね。
この映画、こんなにギャグに溢れた作品だとは知りませんでした。緩い感じのユーモアがメキシコという絶好のロケ地とラテン民族の痴れきった演技で増幅され、おもろいのなんの。
低予算のための苦肉の策かと思えるほどのスローモーションの多様が独特の世界感を醸し出す。台詞を最低限に抑えたところも良い。
とにかくロコの手下たちとアズールの子分の間抜けっぷりに笑っていたけど、実際は親ビンのロコが一番間抜けで・・・、アズールの写真くらい用意出来んかったか?
ドジ続きでロコに顔でマッチ擦られていた手下の仕返しが最高。
アズールの侍らしている女3人の意味不明さもイイです。こういうのはメキシコ映画じゃなきゃ、こうは決まらない。
アズールはいつもビール(セルベッサ)を頼むんだけど、頼んだ後から「瓶ごと」と注文を付ける。
店員はコップに注いでしまったりディスペンサーからジョッキに注いでしまったビールを飲み干す。
マリアッチのカルロス・ガルラドが泊まる事になるホテル。あの緑の壁の建造物。ロケ地選びで勝負は決まりました。
マリアッチの見る悪夢にしてもメキシコ映画の本領でしょう、あれは。
単なるマリアッチのカルロスの身体能力、射撃殺傷能力の高い事、高い事。アクションはキレてます。
ロコの愛人、ドミノとのロマンチックな場面もある。
最初、長い顔でさほど魅力的とは思わなかったドミノ役のコンスエロ・ゴメス。しかし、アップの多様を眺めていると、これがなかなか惹きつけられていく。ラスト近くでは完全に見惚れていました。いい女ですよ。
カルロスが入浴しているところをアズールと疑ったドミノが襲い、カルロスに歌わせるシーンがいいです。
靴脱いでストッキングの脚でギターケースを開ける。カルロスも即興で現在の立場を歌う。恋の始まり・・・
だから街を去るカルロスのラストはせつないですね。
もう一度「デスペラード」のシリーズを見てみたくなったけど、でも、これが一番好みなんじゃないかな。
殺し屋のアズール(レイノル・マルティネス)が出所し、大金を独り占めした親分と対決すべく、マシンガン入りのギターケースを持って、ある田舎町へやってきた。そんな折、アズールとまったく同じ扮装、同じギターケースを持つミュージシャン(カルロス・ガラルド)が仕事を求めて町にやってきたことから、親分一味は混乱し、ややこしい事態へと発展していく……。
ロドリゲス監督(当時24歳)が7000ドルという超低予算の製作費で作ったアクション映画でインディーズ・ムービーの傑作。後にふんだんな予算で拡大版リメイク「デスペラード」を製作。本作によってロドリゲス監督の名は一気に知れ渡る事となった。また、タランティーノが気に入り「フロムダスク・ティル・ドーン」「グラインドハウス」へと繋がる。
「デスペラード」のシリーズはTVで見た事がある。ほとんど憶えていないが娯楽作品として楽しめたと思う。その元祖ですね。
この映画、こんなにギャグに溢れた作品だとは知りませんでした。緩い感じのユーモアがメキシコという絶好のロケ地とラテン民族の痴れきった演技で増幅され、おもろいのなんの。
低予算のための苦肉の策かと思えるほどのスローモーションの多様が独特の世界感を醸し出す。台詞を最低限に抑えたところも良い。
とにかくロコの手下たちとアズールの子分の間抜けっぷりに笑っていたけど、実際は親ビンのロコが一番間抜けで・・・、アズールの写真くらい用意出来んかったか?
ドジ続きでロコに顔でマッチ擦られていた手下の仕返しが最高。
アズールの侍らしている女3人の意味不明さもイイです。こういうのはメキシコ映画じゃなきゃ、こうは決まらない。
アズールはいつもビール(セルベッサ)を頼むんだけど、頼んだ後から「瓶ごと」と注文を付ける。
店員はコップに注いでしまったりディスペンサーからジョッキに注いでしまったビールを飲み干す。
マリアッチのカルロス・ガルラドが泊まる事になるホテル。あの緑の壁の建造物。ロケ地選びで勝負は決まりました。
マリアッチの見る悪夢にしてもメキシコ映画の本領でしょう、あれは。
単なるマリアッチのカルロスの身体能力、射撃殺傷能力の高い事、高い事。アクションはキレてます。
ロコの愛人、ドミノとのロマンチックな場面もある。
最初、長い顔でさほど魅力的とは思わなかったドミノ役のコンスエロ・ゴメス。しかし、アップの多様を眺めていると、これがなかなか惹きつけられていく。ラスト近くでは完全に見惚れていました。いい女ですよ。
カルロスが入浴しているところをアズールと疑ったドミノが襲い、カルロスに歌わせるシーンがいいです。
靴脱いでストッキングの脚でギターケースを開ける。カルロスも即興で現在の立場を歌う。恋の始まり・・・
だから街を去るカルロスのラストはせつないですね。
もう一度「デスペラード」のシリーズを見てみたくなったけど、でも、これが一番好みなんじゃないかな。