Quantcast
Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4203

全日本大学野球選手権 上武大が初優勝

$
0
0
全日本大学野球選手権の決勝が日程通り日曜日に行われれば観戦しようと思ってました。そして、出来れば普段から馴染みのある東京6大学(明治)と東都大学野球(亜細亜)の対戦になれば盛り上がるなと・・・
先週の天気予報からして日曜日の決勝は絶望的と思っていましたが、大降りが来る来ると言われて一向に来ないカラ梅雨。予定通り日曜決勝となりましたので神宮球場にて観戦。

しかし、準決勝で明治は上武大に逆転負け。決勝は上武大(関甲新学生野球連盟)と亜細亜大(東都大学野球連盟)の顔合わせとなりました。

慌てて上武大の情報を収集。最近では我が愛するベイスターズに3投手も送り込んでいる。加賀繁、井納翔一、菊池和正。(菊池は日本ハム経由)スカウトにどんな人脈があるんでしょ。
今大会大活躍の三木亮内野手(遊学館・4年)が注目のドラフト候補。投手の横田哲(飯能南・4年)も候補に上がっている。

雨の心配があるので本日は屋根付きの2階席。空いてる内野席の中で一塁側上武大応援席がそこそこの入りで盛り上がってる。そりゃ、盛り上がるよね、打倒明治を達成して次は亜細亜斬りと意気込む。
スクールカラーはどちらもグリーンで一塁側ではスティック状の風船、三塁側はメガホンとグリーンが勇躍しています。
ユニフォームも両校共にストライプ。新聞で見ると昨日の明治戦はツートンを使っていた上武大、今日は相手がストライプの亜細亜なのにストライプで対抗ですか。純白度の強い亜細亜のストライプが雨空に映える。

野球の水準は六大学、東都だけでなく各連盟が上がってきているようですが、応援のレベルは六大学が圧倒しているでしょう。全日本選手権は六大学と決勝で当たると敵陣の学生は六大学のスマートな応援に惚れ惚れしちゃうんだよね。私も35年前経験しました。試合の方も完敗だっただけに悔しかったな。

しかし、今日の上武大の大応援団はブラバンも太鼓も無しの声のみ。この蛮勇な応援が試合を盛り上げます。チアも居ますが応援ステージは終始学ランのリーダーが独占。ブラバン付きの亜細亜を圧倒してました。

どちらを応援するでもなくプレーボール。


亜細亜大学の先発は九里投手でなく、山崎康晃投手(帝京・3年)
今春は東都の試合は1試合も見れませんでした。結果を確認しながらこの帝京で控えだった山崎投手を一度見てみたいと思っていたんです。
昨日も先発していましたが早目の降板は決勝を睨んでの物だったようです。今日も継投になりそうです。


山崎投手と注目の三木選手の対戦。

山崎投手の立ち上りを攻め上武大が小川主将(八王子・4年)の適時打で先制。小川選手、後輩の野球部が沢山観戦に来ている前での活躍です。これは面白くなりそう。
こうなるとビハインドの亜細亜大応援に回ります。やっぱり普段から馴染みがありますんで・・・。


上武大、先発の横田投手。スリークォーターで軽い感じで投げてきます。

その裏、亜細亜の反撃。
中村毅(中京・4年)の適時打ですぐに同点。そして藤浪(阪神)澤田(立教)と共にこの春大活躍の水本(大阪桐蔭・1年)が逆転適時打。水本はこの日も2本の適時打で敢闘賞にも選ばれました。怪我が無ければ4年間楽しめる選手でしょう。



なるほど、今年の亜細亜、東浜(ソフトバンク)が抜けたものの良いチームのようです。チーム力は昨年以上かも。

3-1としてリーグ戦での山崎投手の出来なら、九里投手も後ろに控えており亜細亜が優勢と思われた6回。
山崎投手が制球を乱しピンチ。この回、亜細亜の踏ん張り所。ここを切り抜ければ九里投手に繋いで逃げ切れる。しかし中選手(須磨翔風・2年)に適時打が出て1点差。ここで投手交代。

二番手は左腕の諏訪投手(下妻二・1年)死球を出し満塁としたところで上武大、谷口監督がDHに代打を送る。
こんな場面でDHに代打だから余程信頼された切り札なんでしょうと思いました。心なしか大きな選手に見える。でもメンバー表で確認すると176cmの清水和馬選手(甲府工・4年)・・・。
清水選手の放った打球は左翼へ、この回のみ梅雨空から陽がさした空へ、まさかの代打逆転満塁本塁打。
公立の星、諏訪君にはほろ苦い1球となってしまいました。

結局、亜細亜はこの1発でやられました。生田監督の中にも九里投手は1〜2イニングという気持ちがあったんでしょうね。その九里投手が三番手で登場。流石に安定した投球で反撃を待ちます。


亜細亜大、三番手 九里亜蓮投手(岡山理大付・4年)

なんとか反撃したい亜細亜ですが、その裏に二三塁から相手の悪送球で二塁走者が果敢に本塁に突っ込み憤死という場面もありました。際どい判断でしたが思い外、バックホームが早く完全にアウト。焦っているかな・・・

粘る亜細亜は9回に1点差まで迫り、一打同点で水本に回ればというシーンを作りましたが及ばず。
昨年に続いての悔しい準優勝。
このところリーグでは黄金期かという成績ですが、大きな課題、目標を残しました。きっと秋にはこのチームもっと逞しくなりますね。他校も負けていられませんよ。

六大学、東都を破っての初優勝。上武大学はアッパレ。




蛮勇な大声で応援し続けたスタンドと分かち合う歓喜。

上武大の学生諸君、今日の酒は美味いだろうな。

試合後の谷口英規監督(東洋大卒)の目に涙が・・・
インタビューで今日の殊勲者、清水選手はずっと裏方で4年生になって初めてリーグ戦でヒットを打った選手だと紹介していました。まさかの逆転本塁打。「思い切って行け」という監督の檄に監督も予想していなかった大殊勲。「いままでの苦労が報われました」と恥かしそうに語ったヒーローが印象的でした。

各表彰選手に交じって
特別賞 明治神宮野球場
とありました。
受賞理由:荒天続きの大会期間中、グラウンド整備に最大の配慮をいただき、円滑な大会運営にご協力いただきました。

いや、本当ですね。それで決勝が観れたわけですから。職員の方お疲れ様でした。

_______________________________________

全日本大学野球選手権決勝が16日、神宮球場で行われ、上武大が亜大に6対5と勝利し、出場12回目で初の日本一に輝いた。

上武大は2点を追いかける6回、中稔真のタイムリーで1点を返すと、1死満塁から谷口英規監督は「この子が打てなかったらあきらめもつく」と清水和馬を代打へ送る。その清水が亜大2番手の左腕・諏訪洸のストレートをレフトスタンドへ運ぶ満塁本塁打を放ち、一挙5点を挙げて逆転した。
投げては、ここまで防御率1.08と安定感抜群の左腕・横田哲が今大会4試合目の先発。3回まで3点を失うも、コーナーを突く丁寧な投球を披露した。3点リードの9回には1点差に迫られ、なおも1死二塁のピンチだったが、4番・中村篤史(青森山田・4年)、5番・嶺井博希(沖縄尚学・4年)を打ち取り、見事胴上げ投手となった。
試合後、3度宙に舞った谷口監督は「優勝の瞬間、いろいろなものを思い出して、OBの顔が浮かんできた。本当にうれしい」と涙を浮かべて言葉を詰まらせた。

先制された亜大は序盤に水本弦の2本のタイムリーなどで勝ち越したが、先発・山崎康晃が6回途中に制球を乱したところを上武大打線につかまった。その後、6回途中に今春の東都一部でMVPを獲得した九里亜蓮を3番手に投入し、終盤の反撃にかけた。9回に1死から藤岡裕大(岡山理大付・2年)、北村祥治(星陵・2年)、中村毅の3連続長短打で1点差に迫るも、あと1点が届かず2年連続準優勝という悔しい結果に終わった。

■第62回全日本大学野球選手権決勝

上:100 005 000=6
亜:201 000 002=5
(上)横田−三上(桐生第一・4年)
(亜)山崎、諏訪、九里−嶺井
【本塁打】清水(上武大・満塁)

Sports Navi

さて、明日からはこちらも注目の東都大学リーグ1・2部入替戦。平日なので見れません。拓大の悲願達成、ありそうですね。

夏の水不足が心配ですが入替戦後から夏の甲子園予選(昨日、東・西東京大会抽選がありました)が始まるまでの間に一杯降れば良いから。

にほんブログ村 野球ブログ 大学野球へにほんブログ村

Viewing all articles
Browse latest Browse all 4203

Trending Articles