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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「女教師狩り」

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「女教師狩り」1982年 日活 監督:鈴木潤一

島子が働く高校では生徒の大介が同級生の緑を強姦したという噂が問題となっていた。真偽は不明だったにも関わらず大介は退学。そして夏休み。島子が滞在する避暑地に大介が現れた。彼が現れた目的とは。そして強姦事件の真相とは・・・。

風祭ゆき主演のロマンポルノ。1982年の作品ですから高校生の制服姿や青春の様子が懐かしくも好ましい。
大介役の俳優、井上肇がカッコ良いです。
作品冒頭部でチラリと見える風祭ゆき、伊藤京子の白いおパンツが眩しい。

良く良く考えると妙な作品。レイプ物でありながらレイプされて全て解決、ハッピー・エンド。
女教師島子は真偽も不明であった強姦事件の真実を知ろうともせず大介を自主退学に追いやってしまったという心の苦しみから逃げ出すために奮闘する。その心の苦しみは、不倫相手とのカーセックスで中出し要求(中絶間も無い時期というのに)という暴挙に出てしまうほどの苦悩ですから、大介に許してもらいたい。赦しとしてのレイプであって、された後にいやに清々しい気持ちになっている。とんでもない先生ですね。

生徒の気持ちとかよりも自らの不快感の解消が優先される身勝手教師なわけですが、その辺りには逆に共感を憶える。
強姦騒動で苦しみ自殺も試みた緑(伊藤京子)。絶対に許せない噂の張本人でありストーカーでもある放送部員に大介の手引きで豪雨の中、今度は本当にレイプされてしまう。これも赦しのレイプだと言わんばかりに女教師は能天気にも「汚れちゃったね、洗おうか」と緑を誘い着衣のままプールに入り全裸となり泳いで見せる。

そんなとんでもな展開だけど風祭ゆきは相変わらずスレンダー美人だし、伊藤京子も可愛いのでぜんぜん問題無く楽しめる。ある意味名作ポルノ。
さらに加えて井上肇が良いのですから。この俳優は今や中年となり渋どころで活躍している。下手な青春スターより余程カッコ良いと思うがスター街道とは違った側面で活躍されている。

突っ張りながら青春している大介を横目にクールな態度のテキ屋夫婦と、湯河原で拾ったグッピーの存在がポイント。

上野オークラ劇場

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