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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「処女かまきり」

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「復活!東映ニューポルノのDeepな世界」

「処女かまきり」1973年 東映 監督:依田智臣

おんなってトクね、からだ一つで世の中楽しく過ごせるワ!セックス大好きな妹を利用してゼニを稼ぐバージンの姉、その恋のゆくえは…。葵三津子&桜マミの艶笑喜劇に、依田智臣のアナーキーな演出が炸裂するデビュー作。直木賞作家・田中小実昌演じるエロ坊主にもご注目。


またまたラピュタさんがDEEPな特集。東映ニューポルノの貴重な作品群。前半上映に未鑑賞のレア物が並んだね。

春画や馬、犬の交尾スチールをバッグにお色気喘ぎのうっふ〜ん、あは〜んというB級感溢れるオープニングに大丈夫なのかという不安とともにちょっぴり期待感も高まり・・・。

寺門前にしゃがんでの自慰をいやらし〜く見つめる坊主が小実さん。
その妹(桜マミ)の処女をまんまと奪うのを姉(葵三津子)が見咎め、賠償金を巻き上げ2人でマンション暮らし。
妹は安売りサセ子となったが姉の方はまだバージン。というかこれは超打算的バージンで、妹を使って金稼ぎ。いづれ乗る玉の輿を目指して絶対に守る処女膜。

欲求不満のマダム(女屋美和子)に与えた妹のセフレ若者2名のうち1人が川谷拓三。大部屋ピンク男優とは思えない個性存在感でもってベッドから放り出されるわ、ベッド下でスプリングのきしみに合わせてと腰使う。

個性的な拓ボンが端役だけに途中から登場しなくなってしまうのが惜しい。

姉の方はまんまと玉の輿に乗る事ができそうと、ここぞとばかり処女喪失。ところがその若旦那の店が借金まみれと知るや逆ギレ、「私の処女どうしてくれんのよ」って・・・

妹が何度もお世話になった医者に処女膜再生してもらうんだけど、この医者が名和宏。エロシーン無しの聖人医者ってのも珍しいというか勿体ない。

それなりの艶笑喜劇を楽しみ、どんな結末なんかいな。と見ていたら・・・
お姉ちゃん運転中エロ坊主にちょっかい出されハンドル誤り死んじゃったよ。
まさか死ぬとは思わなかったので茫然・・・。よくある手ではありますが。

50分ほどという長さが良いのでしょう、充分楽しめる艶笑ポルノではありました。

ちなみに音楽は荒木一郎、どこかで聴いた曲。使いまわしらしい。

ラピュタ阿佐ヶ谷

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