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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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ベン・シャーン展[線の魔術師]

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今年の正月に埼玉で開催された展覧会。情報を知ったのは会期が終わって遙か後。
普段、展覧会情報などチェックしていないので仕方が無いし、誰も教えてくれないのも仕方の無い事。
「クロスメディア・アーティスト」の展示も見れんかったし・・・
悔しかったね。

今、大阪の伊丹市美術館に巡回されている事を知り、奈良観光帰りに立ち寄ってみたのです。
11月3日の事です。すっかり記事投稿し損なっています。

ベン・シャーンとの出会いはEXPO70大阪万博での展示。ベン・シャーンが亡くなった翌年だったのですね。ですから個人的にはベン・シャーン=大阪という図式になっている、のか。

子供の頃、親に連れられて見たベン・シャーンの絵は少しばかり衝撃的でした。
絵のタッチがとても馴染み深いもので一瞬で気に入りました。
親が家で何気なく描いていた人物デッサンとタッチが酷似していたのです。
戦後日本のイラストレーターや商業美術に多く影響を与えた画家です。親の絵のタッチもそんな中の一つだったんですね。
以来、最も好きな画家という問いには馬鹿の一つ覚えのように「ベン・シャーン!」と答える事に決めたのであります。

今回は、線画、デッサン作品が充実しており久しぶりに満喫しました。

ちょっと洒落た町作りがなんだか鼻に付く伊丹の街でしたが、この日文化の日と言う事で入館無料というラッキーさにほくそ笑む。
このお得感で躊躇せずに図版も購入。
ただこの図版、展示物が全て掲載されているわけでは無いのがちょっと残念。
会場で特に気に入った作品が載っていないのです。

好きなのは線画。そしてポスターして完成されていなくとも絵と文字のコラボ作品にどうしても魅かれてしまうのですよね。






マイルス「マイ・ファニー・バレンタイン」のリンカーン・センター・フィルハーモニック・ホールの開館ポスターも描いてたのね。

















ベン・シャーン展[線の魔術師]伊丹市立美術館
 12月23日まで

ベン・シャーン (Ben Shahn, 1898年9月12日 - 1969年3月14日)

ベン・シャーン画像

Art as Activism: The Compelling Paintings of Ben Shahn

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