「映画史上の名作10」
「牡蠣の女王」1919年 独 監督:エルンスト・ルビッチ
Die Austernprinzessin
牡蠣で100万の富を築いたクエーカー社長のわがまま娘・オッシは、友人が貴族と結婚したので自分もとダダをこね、花婿探しを業者に依頼するが・・・。極端なキャラクター、キートンを思わせるドタバタ、結婚式での給仕たちのダンスと、楽しさ満載の傑作喜劇。
年末に観た映画だす。
ルビッチによるサイレント喜劇。
ルビッチ?エルンスト・ルビッチ?
ど素人の私でも名前は聞いたことある超有名な巨匠だから、知らないうちに何か作品に遭遇しているんだろうと思って調べたけど、心当たりありません。今回が初体験みたいです。
やはり、サイレントは喜劇が一番解り易くて良いですね。
ただ、サイレント喜劇というと、チャップリンだのキートンだのロイドだの、監督兼出演者の芸を基本とする物を中心に見てきたわけだけれども、本作ではそんなスターは居ない。いや、私が知らないだけかもしんないけど。
それでもこのサイレント喜劇、めちゃくちゃ面白くって気に入りました。
基本、ギャグは物量で勝負。
ギャグセンスもとっても好感が持てる。
花婿に白羽の矢が立った王子が、替え玉を使っている間友達と飲み明かした朝、公園のベンチに一人一人座って行く絵がとても好き。
キートン的ドタバタの中にこの物量勝負が、けっこう味を出してる。
王子を巡って婦女子たちが唐突にボクシングを始めるのにはぶっ飛んだ。
いや、実は私、この女子ボクシングネタは子供の頃から妙にツボに嵌っちゃうんですよね。
古くは「ゲバゲバ90分」で宍戸錠と朝丘雪路の夫婦がこたつで向き合って殴り合うギャグとか、「モンティ・パイソン」でもボクシングでリングに上がった女子をボコボコに殴るシークエンスがあったと思う。大好きでした。
1919年のルビッチは流石にボクシングでの野蛮な殴り合いは控えめでしたけど、なんかルーツを見たような気になって嬉しかった。
他にも後世に受継がれる映画的手法の根源みたいなもんが潜まれているんだなぁと感じ入る。よく解んないけど。
最後にはちょっとロマンチックな展開もあり楽しめます。満足。
シネマヴェーラ渋谷
2013年劇場鑑賞分やっと片付いた。
「牡蠣の女王」1919年 独 監督:エルンスト・ルビッチ
Die Austernprinzessin
牡蠣で100万の富を築いたクエーカー社長のわがまま娘・オッシは、友人が貴族と結婚したので自分もとダダをこね、花婿探しを業者に依頼するが・・・。極端なキャラクター、キートンを思わせるドタバタ、結婚式での給仕たちのダンスと、楽しさ満載の傑作喜劇。
年末に観た映画だす。
ルビッチによるサイレント喜劇。
ルビッチ?エルンスト・ルビッチ?
ど素人の私でも名前は聞いたことある超有名な巨匠だから、知らないうちに何か作品に遭遇しているんだろうと思って調べたけど、心当たりありません。今回が初体験みたいです。
やはり、サイレントは喜劇が一番解り易くて良いですね。
ただ、サイレント喜劇というと、チャップリンだのキートンだのロイドだの、監督兼出演者の芸を基本とする物を中心に見てきたわけだけれども、本作ではそんなスターは居ない。いや、私が知らないだけかもしんないけど。
それでもこのサイレント喜劇、めちゃくちゃ面白くって気に入りました。
基本、ギャグは物量で勝負。
ギャグセンスもとっても好感が持てる。
花婿に白羽の矢が立った王子が、替え玉を使っている間友達と飲み明かした朝、公園のベンチに一人一人座って行く絵がとても好き。
キートン的ドタバタの中にこの物量勝負が、けっこう味を出してる。
王子を巡って婦女子たちが唐突にボクシングを始めるのにはぶっ飛んだ。
いや、実は私、この女子ボクシングネタは子供の頃から妙にツボに嵌っちゃうんですよね。
古くは「ゲバゲバ90分」で宍戸錠と朝丘雪路の夫婦がこたつで向き合って殴り合うギャグとか、「モンティ・パイソン」でもボクシングでリングに上がった女子をボコボコに殴るシークエンスがあったと思う。大好きでした。
1919年のルビッチは流石にボクシングでの野蛮な殴り合いは控えめでしたけど、なんかルーツを見たような気になって嬉しかった。
他にも後世に受継がれる映画的手法の根源みたいなもんが潜まれているんだなぁと感じ入る。よく解んないけど。
最後にはちょっとロマンチックな展開もあり楽しめます。満足。
シネマヴェーラ渋谷
2013年劇場鑑賞分やっと片付いた。