「未体験ゾーンの映画たち2014」
「アタック・オブ・ザ・50フィート・チアリーダー」2012年 米 監督:ケヴィン・オニール 製作:ロジャー・コーマン
憧れを抱いていたチアリーダー部に入団したパッとしない女子大生キャシーは、美貌と身体能力向上を目的に開発途中の新薬リニューを自分に注射する。翌日目覚めると美しい女性に変身したキャシーは男子学生たちの話題の的となり、チアリーダー部でも驚くほどの能力を披露。ところが薬の副作用により、体が巨大化してしまう。
やってくれますな、ロジャー・コーマン
おバカなセクシー青春パニック・ムービー
くっだらねぇと思いながら頭を空っぽにして楽しむべき、考えちゃいけない。でも考えちゃう。アラを探してあげつらう作品では無い事は重々承知の上だけれど・・・
なんでやねん!
新薬リニューの効果でキャシー(ジェナ・シムス)は魅力的で身体能力抜群のチアに変身(第一段階)
しかし、その副作用でだんだん巨大化。異形の様となっていく。(第二段階以降)
敵役である上級生のリーダー、ブリタニー(オリヴィア・アレクサンダー)は当然嫉妬、「私もリニューを撃ちたい」と願うのは明らかに第一段階の時点でないの?・・・ちょっと遅いじゃん。
正義と悪の図式がとってもいい加減(もちろん、そこがこの映画の良い所)
ブリタニーの下級生苛めは確かにエグすぎるけれど、まあ、あれは当カレッジの伝統ですから・・・
ギャーギャーとヒステリックに叫ぶ(このウザいキャラ、これこそこの作品の良い所)ブリタニーが巨大化して暴れるったて少し器物損壊しただけだし。(その程度はウルトラマンだってやってる)
むしろ、彼女はフットボール同窓戦での母校応援、チアをやりたいだけであり、スタジアムでの巨大ブリタニーの観客へのアジテーションは純粋な母校愛とチア愛に溢れていてちょっと感動的ですらある。(もちろん、そんな所に感心する作品では無い)
キャシーの正義は、あくまで自分たち新入生が苛められたという私憤の範囲に過ぎないような・・・
だから、スタジアムでのサンダ対ガイラを彷彿とさせる巨大女のバトルはブリタニーの方を応援しちまったよ。
しかしブリタニーの最期はとても悲しく笑い物にされてしまう。最後のあのウザい金切り声がもう最高でした。
キャシーが脅威の身体能力を発揮する際のSEが懐かしかった(バイオニック・ジェミーでしたっけ)
巨大化して合う衣装が無くなり、イベント用の巨大チアリーダー・バルーンのコスチュームをはぎ取ると、巨大チアがまるで巨大ダッチワイフみたいになって愉快。
恋人役のフットボールスター選手(ライアン・メリマン)のバカさ加減といい登場人物のキャラはイチイチ際立っていて、ほんとバカ。
キャシーの母親は「ブレードランナー」のショーン・ヤングだったんだぁー!
ロジャー・コーマン自身も学部長役でカメオ出演。
チアガールという応援形式、すっかり野球場でもお馴染みになったけれど、やっぱりこの形式はアメフトに合うんでしょうね。
中には可愛い娘もいたりするけど、タッパのない少女たちが肩車したり飛び跳ねるチアリーダーは観ていて痛々しかったりする、このようにジャンボマックスのようなチアリーダーがいたら盛り上がるだろうな、ってバカ!
1958年「アタック・オブ・ザ・50フィート・ウーマン(邦題:妖怪巨大女)」のリメイク
今回、巨大化させたのがチアリーダーってところが大正解のコーマン(監督はケヴィン・オニールね)作品でした。
元ネタの「妖怪巨大女」も機会があれば観たい。どっちがバカバカしいでしょうか。
なんか絶賛しているようなレビューになりましたが、それほどもんじゃありません。でも、好き。
ヒューマントラストシネマ渋谷
「アタック・オブ・ザ・50フィート・チアリーダー」2012年 米 監督:ケヴィン・オニール 製作:ロジャー・コーマン
憧れを抱いていたチアリーダー部に入団したパッとしない女子大生キャシーは、美貌と身体能力向上を目的に開発途中の新薬リニューを自分に注射する。翌日目覚めると美しい女性に変身したキャシーは男子学生たちの話題の的となり、チアリーダー部でも驚くほどの能力を披露。ところが薬の副作用により、体が巨大化してしまう。
やってくれますな、ロジャー・コーマン
おバカなセクシー青春パニック・ムービー
くっだらねぇと思いながら頭を空っぽにして楽しむべき、考えちゃいけない。でも考えちゃう。アラを探してあげつらう作品では無い事は重々承知の上だけれど・・・
なんでやねん!
新薬リニューの効果でキャシー(ジェナ・シムス)は魅力的で身体能力抜群のチアに変身(第一段階)
しかし、その副作用でだんだん巨大化。異形の様となっていく。(第二段階以降)
敵役である上級生のリーダー、ブリタニー(オリヴィア・アレクサンダー)は当然嫉妬、「私もリニューを撃ちたい」と願うのは明らかに第一段階の時点でないの?・・・ちょっと遅いじゃん。
正義と悪の図式がとってもいい加減(もちろん、そこがこの映画の良い所)
ブリタニーの下級生苛めは確かにエグすぎるけれど、まあ、あれは当カレッジの伝統ですから・・・
ギャーギャーとヒステリックに叫ぶ(このウザいキャラ、これこそこの作品の良い所)ブリタニーが巨大化して暴れるったて少し器物損壊しただけだし。(その程度はウルトラマンだってやってる)
むしろ、彼女はフットボール同窓戦での母校応援、チアをやりたいだけであり、スタジアムでの巨大ブリタニーの観客へのアジテーションは純粋な母校愛とチア愛に溢れていてちょっと感動的ですらある。(もちろん、そんな所に感心する作品では無い)
キャシーの正義は、あくまで自分たち新入生が苛められたという私憤の範囲に過ぎないような・・・
だから、スタジアムでのサンダ対ガイラを彷彿とさせる巨大女のバトルはブリタニーの方を応援しちまったよ。
しかしブリタニーの最期はとても悲しく笑い物にされてしまう。最後のあのウザい金切り声がもう最高でした。
キャシーが脅威の身体能力を発揮する際のSEが懐かしかった(バイオニック・ジェミーでしたっけ)
巨大化して合う衣装が無くなり、イベント用の巨大チアリーダー・バルーンのコスチュームをはぎ取ると、巨大チアがまるで巨大ダッチワイフみたいになって愉快。
恋人役のフットボールスター選手(ライアン・メリマン)のバカさ加減といい登場人物のキャラはイチイチ際立っていて、ほんとバカ。
キャシーの母親は「ブレードランナー」のショーン・ヤングだったんだぁー!
ロジャー・コーマン自身も学部長役でカメオ出演。
チアガールという応援形式、すっかり野球場でもお馴染みになったけれど、やっぱりこの形式はアメフトに合うんでしょうね。
中には可愛い娘もいたりするけど、タッパのない少女たちが肩車したり飛び跳ねるチアリーダーは観ていて痛々しかったりする、このようにジャンボマックスのようなチアリーダーがいたら盛り上がるだろうな、ってバカ!
1958年「アタック・オブ・ザ・50フィート・ウーマン(邦題:妖怪巨大女)」のリメイク
今回、巨大化させたのがチアリーダーってところが大正解のコーマン(監督はケヴィン・オニールね)作品でした。
元ネタの「妖怪巨大女」も機会があれば観たい。どっちがバカバカしいでしょうか。
なんか絶賛しているようなレビューになりましたが、それほどもんじゃありません。でも、好き。
ヒューマントラストシネマ渋谷