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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「(秘)色情めす市場」

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「わたしたちの芹明香」

「(秘)色情めす市場」1974年 日活 監督:田中登

芹明香、女優人生における代表作。大阪の西成に暮らす娼婦トメは、母親(花柳)との軋轢や、地元の売春を仕切るやくざの脅しに屈することなく、一人で西成という土地を生き抜いていく。実際にあいりん地区でカメラを回しドキュメントタッチで撮られ、荒んだ特殊な土地の空気を写し取った、田中登監督渾身の作品。芹はほっそりした肢体でふわふわと、寄せ場の不穏さの中に溶け込んで漂うように歩く。芹自身、生涯の一作と自負する傑作。




今回の芹明香特集11作品のうち既鑑賞作品は「濡れた欲情 特出し21人」「赤線玉の井 ぬけられます」「(秘)色情めす市場 」「赤線本牧チャブヤの女」「濡れた欲情 ひらけ!チューリップ 」「札幌・横浜・名古屋・雄琴・博多 トルコ渡り鳥 」の6本。
それでも特集で観られるのなら今回はコンプリも辞さずと意気まいていた。1週間単位のレイトショーだから行きやすいというのもある。だけど結局忙しかったり、天気が悪かったり、疲れちゃったりと理由を付けて既鑑賞の2本をパスしてしまった。「ぬけられます」には蟹江敬三も出ていて、その印象が意外と残って無いので追悼再鑑賞しようと思ったのに・・・ね。

ま、そんなもんでしょ。

なのに本作品はやっぱり今回も観に行ってしまった。2年ぶり4回目。
確かに初鑑賞時にあまりの傑作ぶりに、「これは何回でも観たい」と思ったけれど、ここまでコンスタンスに2年に一度鑑賞するとは・・・
別にこれが一番好きな映画か?と聞かれれば、そんな事は無いんだろうけど。何だろ、腐れ縁みたいなもんか。

上映20分前に到着したら既に満員で「補助席か座布団になります」と言われた。
思わず「今日何か(トークショーとか)あるんですか」と聞いちまったじゃないか。別にイベントは無い。それだけ本作品は人気なんだね。

シーンによっては少しづつ台詞も諳んじてきた・・・

今回は音楽について
おっちゃんのダミ声「港町ブルース」をバックに釜ヶ崎を歩くワンピの芹明香が俯瞰で捉えられるのは良い。
何故か急にカラーになってサネオが通天閣に昇る「王将」・・・、いいけどこのカラーのサネオ徘徊シーンはちょっと冗長な気がする。
そして樋口康雄の劇伴。
映画が良いから音楽も良く感じるのか、音楽そのものが良いのか・・・
ダッチワイフ抱えた宮下順子の(元)情夫が付きまとう時のロックがナイス。
でもこの曲、他のポルノ映画からの使いまわしだったんよね。なんの映画だったけ?色情めす市場オリジナルサウンドトラックであって欲しかったわ。

ずっと価格をチェックしながら安くなんないかと思っていた「(秘)色情めす市場~日活ロマン・ポルノの世界 [Soundtrack]」がamazonで3,000円切ってたので(まだ高いと思うけど)エイヤッとクリックしてもうたわ。

宮下順子の白いミニスカート
高橋明さんとの情交は何度見てもエロい。コップ舐め。



ラピュタ阿佐ヶ谷

「(秘)色情めす市場」1回目

「(秘)色情めす市場」2回目

「(秘)色情めす市場」3回目


秘色情めす市場~日活ロマン・ポルノの世界SOLID RECORDS発売日:2006-10-21ブクログでレビューを見る»

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