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「ド・有頂天ラブホテル 今夜も、満員御礼」

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「ド・有頂天ラブホテル 今夜も、満員御礼」 エクセス 監督:松岡邦彦

ラブホテルの一室、激しく絡み合う男と女。女は現市長の幸枝、男はその部下、いわゆる不倫の関係だった。その同じ頃、ラブホテルのオーナー木島は愛人を連れてホテルにやって来た。木島は隠撮をするため、このホテルには隠しカメラを仕掛けていたのだ。そんな話をしながら部屋で絡み合う木島と愛人、さらにはベッドメイク係の房子にも金を渡し、3Pまでする始末。あくる日、ホテルの一室で片付けをする房子。すると、ゴミ箱から一枚のDVDを見つける。そして、何気にDVDを再生すると、そこに映し出されたのは、現市長の幸絵の痴態だった…。

タイトルからも解るようにこれは三谷某の作品のパロディーって事になる。オマージュなんてものじゃないでしょう、人気作の便乗ピンク。
しかし、これが案外面白いのですよ。
本家はTVCMでしか観ていないのでこいういう事は言えないんだけど「本家よりこっちの方が面白いよ」と言ってしまいたくなる程です。
ピンク映画が陥りがちの間延びしたセックスシーンで眠気を誘うという失態も無く、面白い脚本をテンポ良く運んでくれる。
お目当て作品じゃなかったけど、これはめっけもんでしたね。

ピンクだから舞台はラブホテル。
話の設定から必然熟女ピンクと言う事になる。そちらの嗜好が無い場合は矢藤あきという子1人に頼らざるを得ないのは厳しいかもしれないけど、嗜好が合えばかなり楽しめるはず。もちろん当方はドンピシャ。

若めの熟女に葉月蛍。男に貢ぐためデリヘルやってる中学教師。相変わらずエロい。
主演は、出ました小川はるみおばさん。ラブホのパートでベッドメイク。貧乏くさい風貌が役にドンピシャ。年下の同僚(持田さつき)にいつも叱られてる愚図っぷり。
ニートの息子に小遣いせびられてます。(息子には高級ホテルで働いている事にしている様子)
小川はるみさん、美人でもグラマーでも無く、ピンク女優としてどうなのかと心配になるのですが、いざ、濡れ場になると堂々としたもので、庶民的風貌が効奏して妙にエロいのであります。作品が限られるかもしれないけど、もっと出演の増えて欲しい女優さん。
市長役のしのざきさとみの大熟女ぶりがまた凄い。
酒焼けのような声でベッド上でパンツ見せながら迫ってくる図など、ほとんどオエーッてなもんですが、貫禄充分。

 

 

やはり脚本が良いのでしょうね、(脚本:今西守)
盗撮ビデオを発見したために
ラブホのベッドメイク係は社長に
市長はスキャンダルから熟女ホテトル嬢に
中学の先生はホテトル嬢
ゼネコンの愛人は弁護士の愛人に
結末で立場が一変する中、威張っていた持田さつきだけは今もホテル従業員・・・

ラブホテルをめぐる群像エロス。傑作でした。



シネロマン池袋


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残念甲子園2013

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第95回全国高校野球選手権大会の地方大会は31日、宮城と愛知で決勝があり、宮城は仙台育英、愛知は愛工大名電がともに2年連続出場を決めた。これで全国49地区すべての代表が出そろった。代表各校の甲子園練習は2日から4日間の日程で始まり、5日には大阪市のフェスティバルホールで組み合わせ抽選会が行われる。大会は8日に開幕し、15日間の熱戦が繰り広げられる。

今年の残念甲子園は以下

北北海道 旭川南 (49年ぶり2回目の出場を逃す)
南北海道 駒大苫小牧 (6年ぶり8回目の出場を逃す)
青森   弘前 (初出場を逃す)
岩手   盛岡大付 (2年連続8回目の出場を逃す)
秋田   角館 (初出場を逃す)
宮城   柴田 (初出場を逃す)
山形   米沢中央 (初出場を逃す)
福島   日大東北 (10年ぶり8回目の出場を逃す)
茨城   霞ヶ浦 (初出場を逃す) 
栃木   青藍泰斗 (23年ぶり2回目の出場を逃す)
群馬   東農大二 (4年ぶり6回目の出場を逃す)
埼玉   川越東 (初出場を逃す)
東東京  二松学舎大付 (初出場を逃す)
西東京  日野 (初出場を逃す)
千葉   習志野 (2年ぶり9回目の出場を逃す)
神奈川  平塚学園 (15年ぶり2回目の出場を逃す)
山梨   日本航空 (5年ぶり6回目の出場を逃す)
新潟   村上桜ケ丘 (初出場を逃す)
長野   佐久長聖 (2年連続6回目の出場を逃す)
静岡   菊川南陵 (初出場を逃す)
富山   桜井 (6年ぶり5回目の出場を逃す)
石川   遊学館 (2年連続6回目の出場を逃す)
福井   春江工 (初出場を逃す)
岐阜   市岐阜商 (5年ぶり5回目の出場を逃す)
愛知   愛知黎明 (12年ぶり2回目の出場を逃す)
三重   菰野 (5年ぶり3回目の出場を逃す)
滋賀   近江兄弟社 (20年ぶり2回目の出場を逃す)
京都   鳥羽 (13年ぶり6回目の出場を逃す)
大阪   履正社 (3年ぶり3回目の出場を逃す)
奈良   奈良大付 (初出場を逃す)
和歌山  南部 (31年ぶり3回目の出場を逃す)
兵庫   東洋大姫路 (2年ぶり13回目の出場を逃す)
岡山   関西 (2年ぶり9回目の出場を逃す)
広島   広島新庄 (初出場を逃す)
鳥取   八頭 (3年ぶり8回目の出場を逃す) 
島根   立正大淞南(2年連続3回目の出場を逃す)
山口   高川学園 (初出場を逃す)
香川   尽誠学園 (6年ぶり11回目の出場を逃す)
愛媛   今治西 (3年連続13回目の出場を逃す)
徳島   川島 (初出場を逃す)
高知   高知 (4年ぶり14回目の出場を逃す・3年連続残念)
福岡   南筑 (初出場を逃す)
佐賀   早稲田佐賀 (初出場を逃す) 
長崎   長崎日大 (3年ぶり10回目の出場を逃す)
大分   大分上野丘 (55年ぶり2回目の出場を逃す)
熊本   文徳 (16年ぶり2回目の出場を逃す)
宮崎   聖心ウルスラ (8年ぶり2回目の出場を逃す・2年連続残念)
鹿児島  鹿児島実 (3年ぶり18回目の出場を逃す・2年連続残念)
沖縄   美里工 (初出場を逃す)

嬉しい初出場を決めたのは10校。初出場の壁に阻まれたのが18校。中でも決勝10連敗の東東京・二松学舎大付の甲子園の遠さ・・・、お気の毒です。
茨城・霞ヶ浦も6年間で4回の残念になってしまいました。

個人的に出場して欲しかった残念校に印を付けておきます。
◎弘前高校
○習志野高
▲鹿児島実
△鳥羽高校
△履正社高
△川越東高

すべては幻です。


古豪復活 大分商(16年ぶり15回目の出場)

映画INDEX

「桃色身体検査」

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「桃色身体検査」1985年 日活 監督:滝田洋二郎

看護婦のマコ(滝川真子)が勤めている病院では、同僚の看護婦の洋子(真堂ありさ)たちが患者たちを相手に売春を行っている。マコは、愛する夫・秋良がいるので洋子の執拗な誘いを断り続けていた。でも、洋子の金を貯めてパリに行ったという話には、チョットだけ気持ちがグラつくのだった。この病院には秋良の父・亀蔵が仮病で入院していた。同じ病室の村山が秋良に保険金詐欺のために遺体安置室から遺体を盗む話しを持ちかける・・・。

映画といえばたまにポルノを観るぐらいだった当時、滝田洋二郎と滝川真子の「痴漢保健室」という作品に出合い、ぶったまげたものです。
もちろん劇場に入ったのは女の人の裸やエッチなシーンで下半身を悶々とさせ、エッチな気分に浸ろうとい魂胆だった。映画の知識などほとんどなかったが、漠然と日本喜劇映画の世界は人情喜劇的なものばかりでドタバタ、スラプスティックなどは決して望めないだろうと決めつけていた。しかし、まさかポルノ映画でスラプスティックの傑作に出会うとは思わなかったのです。「こんなところに日本のスラプスティックがあった」とゲラゲラ笑いながら心中何度もガッツポーズをしながら楽しんだものです。

その滝田監督、滝川真子コンビの第2作。あの「痴漢保健室」は今、見ても大爆笑ができるのだろうかと疑問はあるものの再見したい作品だが、取りあえずこの2作目で我慢。

で、鑑賞してみると、後半のスプラッターを伴うスラプスティックはそれなりに楽しめるんだけど衝撃度はほとんど無い。時代が色褪せたというよりもノーマークだった初体験との違いだと思いたい。

そもそも前半に少し眠ってしまったのがいけない。
つまらないからというより疲れているのと、これの前に観た「ド・有頂天ホテル・・・」で既にお腹いっぱいで・・・。
目覚めても何故、連中が遺体安置室から遺体を盗もうとしているのか、なかなか解らなかった。そういう事は大した問題では無いけどね。
売春サービスのある病院とそれを目当てに入院してくる仮病の人々という設定のバカバカしさと、大杉漣と蛍雪次郎の笑撃的なギャグ応酬。
そしてなんと言っても滝川真子の明るさが素晴らしい。
あまりに健康的な肢体と明るさというのは当時、決して好みのタイプではなかったけれど、流石にこの滝川真子の魅力には参った記憶がある。個人的には美保純以上に輝いて見えました。



いや、おかずとかそういうんじゃ無くて・・・。

この滝川真子の役柄が、信じられない事に貞操観念を持った嫁。この嫁が実ににいい娘なんだ。

ラスト病院の窓からカメラが引いて行くとあちらこちらで交わっているカップルが見える全景が絵的に素晴らしい。

滝田洋二郎監督、その後の「病院へ行こう」「おくりびと」へ繋がる題材であるから、やはり源として必見の作品ではあります。

「痴漢保健室」は今、見直すとどうなんだろう。衝撃度は薄まっているだろうけど。あまりに時代が隔たってしまっているのでどちらの方が面白いという判定はできない。

「痴漢保健室」どこかでかからないかな。完全にジャンクなのかしら。

シネロマン池袋

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「桃色画報」 DVD

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「桃色画報」2003年 アルバトロスフィルム 監督:ティント・ブラス
原題:Fallo!

「郵便屋」などでカルトな人気を誇るイタリアン・エロスの巨匠、ティント・ブラス監督作。肉感的なヒロインたちの奔放な性体験をつづる、6話構成のオムニバス・ドラマ。

レンタルビデオの時代から一度は借りて観ておきたいと思っていたティント・ブラスのポルノを漸く2本借りてみました。長年の念願敵い、って、さっさと借りとけよって話ですね。

この「桃色画報」は公開時にチラシを見て、そのデザインの秀逸さに目を奪われ、劇場鑑賞しようかと思ったほど。
でも「ティント・ブラスだしな」という事で、ティント・ブラス初体験を見送った経緯があります。
女性の大開脚に放射線状のライン。
また「桃色画報」という邦題センスもよろしい。

ボカシがあるのでとてもソフトなポルノ。ていうかソフト・フォーカス多用。各話なんとも他愛の無い話で罪が無い。
豊満なお尻を美しく撮ることに長けた監督の趣味は全開。

第1話「アリバイ」ALIBI
出演:サラ・コズミ
夫とカサブランカにバカンスの美人妻シンツィア。色男ウェイターを巻き込んで、おだやかな休暇は一転、激しい時間をおくる羽目に。

第2話「W不倫」MONTAGGIO ALTERNATO
出演:シルビア・ロッシ/フェデリーカ・トンマーズィ
テレビ局重役夫人のスタイリッシュで知性的なステファニア。彼女はショーガールのエリカと浮気を重ねる夫の裏をかこうと、野心深く出世を狙うディレクターで、エリカの夫でもあるブルーノを誘惑した。押さえていた欲情は一気に爆発!



第3話「二人の愛の巣」2 CUORI 1 CAPANNA
出演:ラファエラ・ポンツォ/ヴィルジニア・バッレット
南チロルのホテルで働くしなやかで肉感的なウェイトレスのカタリーナは婚約者であるコック、シロにそそのかされ、宿泊者のサドマゾ好きのドイツ人女性フラウの申し出を受ける。 フラウの変態に驚きながらも受け入れた後、カタリーナはすごい快感を知る。



第4話「生命の洗濯」BOTTE D'ALLEGRIA
出演:アンジェラ・フェルライーノ
非常に純真でつむじまがりのラファエラは、夫ウゴの興奮して固くなったそれを直前で拒んだ。ウゴは呆然、おれの息子をどうしてくれると叫んでみてももう遅い。彼女の気まぐれはマンネリの打破という目的があったから。性の冒険もそのためと激しく…。

第5話「これも悪くない」HONNI SOIT QUI MAL Y PENSE
出演:マルスカ・アルベルタッツィ/グラツィア・モレッリ
アンナの肉欲はアグティ岬の有名なスワッピングの会で火がついた。彼女の出会ったひねくれもののへレン夫人と、酒と女が大好きなノエル氏と出会い、今まで横暴なフィアンセの前では見せられなかった積極的で興奮した彼女に変身した。

第6話「淫らな女と言って」DIMME PORCA CHE ME PIAZE
出演:フェデリーカ・パルマー
小学校教師ロージーは結婚式のためにロンドンに向う途中でホテルに泊まり、あまり経験のない夫との情事。その時彼女は自分のほうがフィアンセよりもずっと破廉恥なことがわかる。覗かれていると知った夫はカーテンを引こうとするが止めてそのままに。悶える姿を見せることでますます燃えている。なんて私はエッチなの!



一番良かったのは第3話かな。サディスティックな奥様の女王ぶりと小男の亭主が良い。
専属メイドのカタリーナとコックの婚約者が庭でエッチをする際の白馬の巨根と遠くで聞こえるヨーデルのような声が不思議感たっぷり。

第5話のスワッピング相手の中高年ご夫婦。世界のホテルで妻の尻を撮影してコレクション。幸せそうですね。絵ハガキより良い。
チラシで使われてる画像はこのEPから。このEPだけはラストで婚約カップル、喧嘩になっちゃいましたね。きっとまたベッドで仲直りするでしょう。

要するに、好き者同士のご夫婦って幸福なんですよね。趣味嗜好が合うというのはとっても大事な事。なかなか難しい事ですけど。
ソフトタッチなので中高年夫婦で揃って鑑賞すると、いい事あるかもよ。
私はこっそり鑑賞ですが・・・

成功を祈る。

桃色画報 女の数だけエロスがある

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葛西臨海公園 2013.08.04

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昨年秋くらいから荒川CRはとこどどころで堤防工事とやらで分断され迂回が必要になっていたので、なんだか面倒くさくなって近寄らずに居ました。
もっぱら一般道走行。

堤防工事もそろそろ終了しているだろうと久々に荒川CRを南下。
北赤羽から入って清砂大橋渡って葛西臨海公園へ。

平井大橋の花壇。今年は向日葵も無く、何も植わってない。
堀切駅の北側でのジョギング、通行人と自転車道分けてたブルーのラインは廃止。
CRが一気に狭まるので不評だったのでしょうか。

やはり信号とか大型車両のストレスが無いのは良いですね。快適快適・・・



相変わらず自転車ブーム。レーシーなアルミやカーボン車が沢山。
皆さまご苦労様です。
一層女性サイクリストが増えたような・・・。
そして、あいかわらず中高年が多い。



さて、葛西臨海公園
いつも通り過ぎるだけだったり休憩を海を眺めるだけだったりするので、ちょっと周回してみました。















ドイツのFOCUSという自転車は少数派で渋いなぁと考えていたら、やっぱり脳内にあの曲が浮かんできてしまいます。
FOCUSってなんでドイツなんだろ。オランダだったら良かったのに。

徐々に加速しながら

Focus Hocus Pocus

Thijsのヨーデル
周りに人が居なければ脳内に留めず声に出して歌いながら走る。怪しい人だな。

減速ポタポタはこちらで

Focus - Sylvia

懐かしい2大ヒット曲でした。

中野サンプラザの公演、見に行きました。

一般道走行よりCRの方が運動した気持ちになります。
気持ちだけでしょ。



第95回全国高校野球選手権記念大会 初戦組合せ

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第95回全国高校野球選手権大会(8日から15日間・甲子園)の組み合わせ抽選会が5日、大阪市のフェスティバルホールで49代表校が参加して行われた。

春夏連覇を目指す浦和学院は3日目に仙台育英との対戦が決まった。夏連覇を目指す大阪桐蔭は1日目に日本文理と対戦。また、6日目には横浜は丸亀、日大三は日大山形と初戦で対戦する。
(サンケイスポーツ)

へぇ〜19年ぶり全試合抽選が復活ですか。それは面白い。
3回戦までの組合せが決まっていると各ゾーンごとにベスト8予想が可能だったけれど、こうなると潰し合いの可能性もあり難しいですね。それでも8校選んでおきます。

大阪桐蔭
北照
鳴門
浦和学院
前橋育英
佐世保実
日大三
瀬戸内
済美

今年の目玉として楽しみにしていた桐光学園の出場はならなかったものの、昨年の覇者大阪桐蔭、春夏連続を目指す浦和学院、安楽投手の済美の出場。また、話題では箕島が尾藤Jr.
で29年ぶり、栽弘義Jr.の赤嶺監督率いる自由が丘、箕島との再戦が期待される星陵の出場がある。神奈川以外の波乱としては、今大会は天理も智弁(奈良、和歌山)も出ない大会。これは1974年以来39年ぶり。

実力伯仲の出場校。初戦から好カード目白押し。
優勝候補の浦和学院がダークホースの仙台育英と。難しい初戦で強敵相手。春夏連覇の第一関門。東北勢悲願の筆頭と思われる仙台育英に、東北勢に先を越されてなるものかと埼玉の期待。
箕島にも勝ち上がって欲しいが公立日川の初勝利も応援している。16年ぶり古豪復活の大分商と東東京の修徳、公立進学校の丸亀と神奈川の横浜、などはどちらを応援したものか。
他にも聖光学院VS愛工大名電、常総学院VS北照、明徳義塾VS瀬戸内、秋田商VS富山第一、番狂わせは難しいと思うが期待したい、大阪桐蔭VS日本文理、済美VS三重、九州同士の潰し合いも楽しみ。

あぁ、青春の甲子園エントリー

10 大分商
9 日大三
8 大阪桐蔭
7 箕島
6 鳴門
5 浦和学院
4 北照
3 前橋育英
2 明徳義塾
1 修徳
-5 三重
-10 帯広大谷
-15 有田工
-20 日大山形
優勝 大阪桐蔭
準優勝 鳴門
決勝総得点 7

熱戦は8月8日開幕。

「とんかつ大将」

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「昭和スタア列伝−上原謙、佐野周二、佐分利信 ”松竹三羽烏”華麗なる映画人生」

「とんかつ大将」1952年 松竹 監督:川島雄三

長屋住まいの青年医師、荒木勇作は、「とんかつ大将」と呼ばれ長屋の住民たちに親しまれていた。
ある日、同じ長屋に住む老人が車にぶつけられ、その車の主・真弓が金で解決しようとするのを勇作がやりこめる。
その夜、飲み屋「一直」の女主人・菊江の弟・周二が喧嘩でケガをして病院にかつぎ込まれると、そこの院長の真弓だった。
慣れない手術にてこずる真弓にかわって勇作が手術を成功させる。この件をきっかけに、真弓と菊江は勇作に惹かれていく・・・。

川島雄三の52年作でどうかと思ったのだが、これがなかなかよろしい。何故なんだろう。
とんかつ大将というのは主人公のあだ名であってとんかつ屋の主人ではなく、たんにとんかつが好物。食べるシーンがちょっとあるかと思うと実は他人に譲ったりしている、あとは土産に待たされるくらいか。
この荒木勇作という青年医師はとにかくスーパーマンなのだ。手術の腕前は当然ながら電機にも強く、腕っ節も強い。やさぐれてしまった青年をも一発で更生させちゃう。後年の若大将的スーパーヒーローで少し僻みを含めてこの野郎めっと思うキャラであるはずなのに佐野周二が演じると嫌な感じがしないのは流石だ。息子とは大違いの好感度。

「昔の邦画には良いものが多くあって、現代の邦画なんぞは足元にも及ばない」ま、そのような想いは私の中にもあるけれど、これは経てきた時代のなせる業かもしれない。こんなご都合主義のオンパレードで、なおかつ詰め込みすぎな作品は現代に制作されれば貶されるだけかもしれないが、昔の映画、古い時代という物が全て許してしまうのかもしれない。

脇役で三井弘二が吟月というヴァイオリンを弾く流しの演歌師を実にいい味で演じている。吟月は勇作とは兄弟のように暮らしているが居酒屋の菊江に傍惚れしている。その菊江は勇作に惚れていて・・・。
着物姿の菊江を演じる角梨江子の美貌がただものじゃない。仇な感じで色っぽく、実にいぃ〜女だ。いい女だと伸ばしたくなるね。
知りませんでした、まだまだこんな往年の美人女優がいたとは・・・。
調べてみると美貌が衰えたわけでもないのに、早い時期に脇役専門になっているようで、私の観た映画にも脇で出演している。気づかなかったなぁ。名前だけはうっすら記憶してはいたけれど。
長い首すじ、うなじのあたりがたまりません。勇作に惚れている風情もたまりません。でも勇作はスーパーヒーローで聖人ですから据え膳でも友人を裏切ったりいたしません、勿体ない。

もう1人、勇作に思いを寄せる女医さん真弓が津島恵子。
角梨江子と津島恵子の口論は大きな見せ場。
津島恵子もこういう気の強いお嬢様役は実に合っている。でも、勇作を尊敬する真弓だが、何やらずっと誤解されていて気の毒ではあります。
和解の元となる火事場の手術は、これだけご都合主義でもちょっぴり感動的。

勇作の初恋女性、多美さんは幾野道子という方でこちらは美人でも地味。あの役柄だからこれで良いのでしょう。
友人を裏切って多美さんを奪った丹羽は落ちぶれてしまっていて、あの僻みは良く解るが、こちらも火事場手術であっさり和解。

めでたしめでたしの展開が、長屋を去る事になってしまうとんかつ大将、果たしてこの地に戻る事があるのでしょうか。

不思議と鑑賞後に良い映画を観たなぁという感慨が起こる。こんなご都合主義の、詰め込みすぎ強引決着なのに。
川島雄三の手腕か、はたまた経てきた時代のなせる業か。
いや、角梨江子さんの存在ですね。やっぱり。
今後は主演作を要チェック。



やっぱり帰りにとんかつ食った。

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「パームビーチ・ストーリー」

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「映画史上の名作9」

「パームビーチ・ストーリー」1942年 米 監督:プレストン・スタージェス
公開時邦題:「結婚五年目」

甲斐性のない夫と離婚するためパームビーチへ向かったジェリーは、大富豪・ハッケンサッカー三世に見初められ・・・。

普段ラブコメなどは観に行ったりしないのだけれど、このシネマヴェーラでの特集における古典掘り出し物ラブコメはかなり楽しみにしている。実は食わず嫌いなだけなのかもしれない。が、柄じゃないのでやっぱり最近のものには行かない。

もうオープニングからすっかり引き込まれる。絶対にこれは面白そうと期待させられる。
何故ヒロインは監禁され縛られているのか。メイドのおばちゃんは何に対して悲鳴卒倒しているのか・・・。

新しい飛行場の発明に買い手が付かず貧乏暮らしの夫婦。貧乏はもう懲り懲り、今を楽しみたいといいながら実は夫のために自らの美貌で資金を集めるために離婚を申し出る妻・・・。

離婚しやすい場所を求め一文無しのままパームビーチへ向かう妻。
列車にはうずら撃ちクラブのおじ様たちの幸運の女神としてまんまと乗り込む。
この前半のうずらクラブのハチャメチャぶりが凄い。激笑!
ロマンティックでお洒落なラブコメを想像していただけに意表を突かれた。ジェリー(クローデット・コルベール)を寝かしつけようと子守歌をやかましく合唱するうずら撃ちクラブの面々。
車内で酔っぱらってクレー射撃ごっこ、いつのまにか実弾使ってドンパチ。
列車でのスラプスティックぶりはまるでマルクス兄弟。

怒って途中で車両を切り離し置いてけぼりを食らわす車掌も車掌だ。気持ちは解るが・・・。
寝台車下段で休んでいた富豪ハッケンサッカー三世の登場も鼻眼鏡を何度も破壊されるギャグが楽しい。メモ魔が楽しい。散在の額をメモるが集計はしない。流石富豪!

ハッケンサッカー姉弟との後半戦もそれは充分コメディとして面白いのだけれど前半のうずら撃ちクラブの衝撃が激しすぎて・・・。

ハッケンサッカー姉(メアリー・アスター)の連れてる居候で恋人(?)のトト。彼女のトトへの仕打ちもギャグ処。

ドレスのファスナーを降ろすのが苦手なジェリーが夫の膝に乗ってファスナーを降ろさせるうちにラブシーンへと流れるロマンチックさもほど良い。

変人ばかりの登場人物たち。中でも耳の遠い老ソーセージ王の計らいが気前良く粋でカッコ良い。

登場する金持ちたちの気前良さが清々しくて気持ち良いほど。あれではいくら金があっても足りぬ。ケチで金持ちになったわけじゃないスケールが見事。

あっと言わせるラスト、振られた代用・・・。金持ちの恋はそれで良いのか?

実に楽しいスタージェスのコメディを堪能。

シネマヴェーラ渋谷

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「キートンの大列車追跡」

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「映画史上の名作9」

「キートンの大列車追跡」1926年 米 監督:バスター・キートン、クライド・ブラックマン

南部の機関士ジョニー・グレイは戦争勃発のどさくさで恋人を機関車ごと北軍スパイに奪われてしまう。グレイは彼女たち(機関車と恋人)を奪回せんと、列車を自在にあやつり猛追撃を開始。

列車大追跡中のキートン小ネタの連続。
小ネタには次なる展開に上手く繋がる巧妙なものと、単発で無意味に面白い物の二通り。
やや小ネタに飽きてきて、そろそろドカーンと衝撃の笑いが欲しい後半・・・。
シネマヴェーラ解説によると「クライマックス、燃え上がる橋もろとも北軍の汽車が崩れ落ちる場面は大迫力!キートン自らも絶賛した」とあるけれど、今まで観たキートン作品と比べると破壊力がもう一つ。汽車の崩落後の戦闘シーンは迫力あり。

軍人に志願するも落とされたジョニー。
南軍のヒーローとして活躍したおかげで、中尉の軍服を贈られるラストはなかなか気持ちが良い。中尉殿として軍人たちに敬礼を続けながらラブ・シーンでEND。
恋人役のマリアン・マックがさほど美人じゃないのもこの際良かろう。

ジョニー兵役落第の原因は
「今、南部にとって鉄道技師は軍人より重要だ、断れ」

シネマヴェーラ渋谷

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猛暑 阿佐ヶ谷

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暑いでんな。
それにしても暑い。
この暑いさなか、七夕ですと。
有名ではありますが第60回と、そんなに古くからやってたんだ。
映画館が無ければ足を踏み入れる事のなかった街。
パールロードの商店街は頑張っているが、この暑さの割にどうという事なく、人混みは多いのですぐに退散。
この街は秋のジャズイベントの方が良いな。

お盆休みの出国や帰省がピークを迎えた10日、日本列島は朝から厳しい暑さに見舞われた。東日本から西日本にかけて広い範囲で高気圧に覆われており、全国的にこの夏一番の猛烈な暑さになる恐れがある。夏休みを古里で過ごす人で混雑したJR東京駅では、うちわで暑さをしのぐ子供たちの姿も目立った。

気象庁によると、全国927観測地点のうち205地点で気温35度以上の猛暑日となった9日の影響もあり、10日は朝から気温が上昇。高知県四万十市では、午後1時6分に40.7度を観測し、国内で6年ぶりに40度を超えた。正午現在、668地点で30度以上の真夏日となり、うち171地点は35度を超えた。午前11時55分に36.9度を観測した東京都心を含め、東日本を中心に各地で午前中から今夏最高を記録した。
(毎日新聞)

酷暑体育は早朝に限る・・・でもない彩湖、そして甲子園

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運痴くんが単独でこっそりできる体育。自転車漕ぎ。
今日も列島は酷暑に見舞われるそうなので、やっぱり夏は早朝に限るってんで珍しく早起き・・・
ちょっと走っただけで早くもじんわり汗ばむ。
ダメダメ、早朝から暑いっすよ。
あの夏の朝の清々しさは今週は望めそうにありません。

本日は秋ヶ瀬公園
彩湖、土手っ走りを下ハンで必死の2本、全速力・・・でも実はスピードあまり乗ってない。いいのいいの・・・頑張らない(本当は頑張ってるけど)ライドという奴。

さぁ、早く帰りましょう。
甲子園の第1試合開始までに戻れるように。

甲子園も熱そうですね。
昨日の浦和学院VS仙台育英
1回戦屈指の好カードと期待しながら冷房の部屋でTV観戦。
死四球押出しやバッテリーエラー、落球、走塁ミスと決して褒められた内容でないゲームにがっかり冷やかに眺めてましたけど、8回の小島投手(2年)の3連続奪三振あたりから、超盛り上がった。
結局、制球の乱れた初回を始め球数が増え、暑さの中終盤、足にけいれんをおこし無念の降板。ベンチに下がって早くも半ベソ状態でしたね。悔しかったでしょう。泣きじゃくる小島投手が印象的でした。
安定感のある彼の不調はやはり暑さのせいでしょうか。
連続三振のシーンはすべてストレート勝負。いや、変化球が投げられないアクシデントがあったのではという話もあります。
春夏制覇の夢は潰えました。
私は大阪桐蔭の2連覇予想です。古豪大分商が負けちゃったので鳴門応援。
常総学院も強そう。

今日は地味な対戦ですが、早く冷房の部屋で観戦しましょう。



荒川左岸、戸田あたり、ボートもいいね。頑張って帰りまっしょい。

8時10分無事ご帰還。

「処女かまきり」

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「復活!東映ニューポルノのDeepな世界」

「処女かまきり」1973年 東映 監督:依田智臣

おんなってトクね、からだ一つで世の中楽しく過ごせるワ!セックス大好きな妹を利用してゼニを稼ぐバージンの姉、その恋のゆくえは…。葵三津子&桜マミの艶笑喜劇に、依田智臣のアナーキーな演出が炸裂するデビュー作。直木賞作家・田中小実昌演じるエロ坊主にもご注目。


またまたラピュタさんがDEEPな特集。東映ニューポルノの貴重な作品群。前半上映に未鑑賞のレア物が並んだね。

春画や馬、犬の交尾スチールをバッグにお色気喘ぎのうっふ〜ん、あは〜んというB級感溢れるオープニングに大丈夫なのかという不安とともにちょっぴり期待感も高まり・・・。

寺門前にしゃがんでの自慰をいやらし〜く見つめる坊主が小実さん。
その妹(桜マミ)の処女をまんまと奪うのを姉(葵三津子)が見咎め、賠償金を巻き上げ2人でマンション暮らし。
妹は安売りサセ子となったが姉の方はまだバージン。というかこれは超打算的バージンで、妹を使って金稼ぎ。いづれ乗る玉の輿を目指して絶対に守る処女膜。

欲求不満のマダム(女屋美和子)に与えた妹のセフレ若者2名のうち1人が川谷拓三。大部屋ピンク男優とは思えない個性存在感でもってベッドから放り出されるわ、ベッド下でスプリングのきしみに合わせてと腰使う。

個性的な拓ボンが端役だけに途中から登場しなくなってしまうのが惜しい。

姉の方はまんまと玉の輿に乗る事ができそうと、ここぞとばかり処女喪失。ところがその若旦那の店が借金まみれと知るや逆ギレ、「私の処女どうしてくれんのよ」って・・・

妹が何度もお世話になった医者に処女膜再生してもらうんだけど、この医者が名和宏。エロシーン無しの聖人医者ってのも珍しいというか勿体ない。

それなりの艶笑喜劇を楽しみ、どんな結末なんかいな。と見ていたら・・・
お姉ちゃん運転中エロ坊主にちょっかい出されハンドル誤り死んじゃったよ。
まさか死ぬとは思わなかったので茫然・・・。よくある手ではありますが。

50分ほどという長さが良いのでしょう、充分楽しめる艶笑ポルノではありました。

ちなみに音楽は荒木一郎、どこかで聴いた曲。使いまわしらしい。

ラピュタ阿佐ヶ谷

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Night Ride ”Whatever Gets You Thru the Night”

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たまには夜を走りましょう。
熱帯夜の東京
葛西臨海公園からの帰路
夜でもこの暑さ。
熱帯夜を歩くよりかはましか。

運痴君走りの注意点として自動車様の迷惑にならないように・・・
クラクションを鳴らされないように走る。
今日は一か所2台から鳴らされた。ごめんなさい。

Whatever Gets You Thru the Night

永代通り

永代橋







林家正蔵 「永代橋」

John Lennon - WHATEVER SETS YOU THRU THE


ジョン・レノン 心の壁、愛の橋

アフィリエイトとかやってませんから。

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「デリカテッセン」 DVD

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「デリカテッセン」1991年 仏 監督:ジャン=ピエール・ジュネ、マイク・キャロ

核戦争終了15年後のパリ郊外に、ポツンと残る精肉店兼アパート“デリカテッセン”。ここの住人は、いつも不気味な笑いを浮かべる親父を始め、肉食主義の曲者揃い。草も木も生えず、食べ物のないはずの近未来の精肉店で売られている肉とは……? 

これは、もう15年くらい前レンタルビデオで観た事がある奴です。
ダークでブラックなユーモアが魅惑的な映像を伴い、なんだかジットリした雰囲気で、こういうのは大変好みなんだわと思ったものです。

「バートン・フィンク」を観ていて思い出したもんだから、内容もほとんど忘れている事だし、DVDを再レンタル。

テリー・ギリアム好きには行ける作品だと思ったのですが監督の名を忘れてしまって、その後の作品を観ずにいたんですね。評判の良い「アメリ」の監督さんではありませんか。「アメリ」面白いんですか?私のようなものでも楽しめるのでしょうか?
なんかガーリーな感じで敬遠していたんですけど。

久しぶりに観ると衝撃度は当然落ちてるわけで、こんなんだったかなという感じは否めない。
音と映像の同調とか、面白いし、キャラも皆さん良いのだけれど物語として後半からラストが、ね・・・。
そこは、映像センスの良さで乗り切っちゃえって感じだ。
近未来なのにアパートがレトロチックで良い。
主人公は大道芸人のやさ男にしてクシャ顔のルイゾン(ドミニク・ビノン)

色っぽい姉ちゃんとアパートの主人の情事によるベッドのきしみ音が全体に広がり、天井塗装の刷毛が激しくスピードを増す。Bedspring Symphony
ベッドスプリングの調子を2人並んで調べるなんて所は最高ですね。

おーまーえーは〜あーほーかっ!
横山ホットブラザースや都家歌六のネタは日本独自の物では無かったのですね。



狂気の臭演技



ど近眼娘も良いですが、ご婦人ではこの眼鏡奥さんのピタゴラスイッチ的自殺願望が良いです。


反体制の菜食主義者“地底人”
真ん中の男、怪しい。

ジャン=ピエール・ジュネも探訪せにゃ、あきませんか。それは相当時間がかかると思うよ。

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「透明人間」

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「神保町特撮図鑑」

「透明人間」1954年 東宝 監督:小田基義 特撮指導:円谷英二

銀座の街で透明人間が自動車に轢かれるという事件が発生した。死者の所持品にあった手紙から、透明人間がもうひとり、都内に潜伏していることが明らかになる。目撃者であった新聞記者の小松が透明人間の取材を進める中、包帯で顔を隠した犯人が競馬場や銀行等を次々と襲うなど、透明人間の名を騙ったギャング団が横行し始めた。戦時中に人体改造された決戦部隊“透明特攻隊”の生き残りであった南条は、正体を隠してピエロを演じていたが、ギャング団摘発のために身を挺して行動に出た。

円谷の2本目の透明人間作品。
「透明人間現る」では特撮として納得がいかずのリメイクでしょうか。怪奇映画には欠かせない、そして特撮技術者にとって挑戦のしがいがあるのが透明人間という事でしょうか。1949年の「現る」は観ましたが特撮の出来がどうだったか憶えていませんので本作で見違えるほど技術が上がったとか、たいして変わらないとか、そのへんの比較ができないのではあまり意味が無かったか。しかも途中で眠ってしまったし・・・

包帯を使わずに透明人間が道化の化粧という所が良いですね。
化粧を拭うと向こう側が透けている透明人間。
楽器が急に鳴り出したり、ピストルが浮かんでこちらに向けられるお約束の怪現象。
透明人間の運転するスクーター。補助輪付けて走行させるという苦心談があるようですが止まる時に補助輪は見えてしまってます。

こちらもお決まりの出演者による幇間芸。この一人芝居が見ていて哀しくなるんですよね。

本作の透明人間。異形の者の悲しみも充分表現され美人歌手(三条美紀)とのロマンスまであります。
異形の者にさせられた哀しき男が美女を救うあくまで正義の透明人間。
後にショッカーに改造された仮面ライダーへと繋がる系譜でしょう。

透明人間に河津清三郎、謎を追う新聞記者にガス人間の土屋嘉男。土屋嘉男の透明人間も見たかった。

美女が吊るされる拷問シーンがあるはずなんですが眠っていたのか、見落とした。無念・・・。



透明人間もの・・・
日活の「透明人間 犯せ!」を是非再見したいと思う今日この頃。あぁ、マリア茉莉!

神保町シアター

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吉見百穴

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夏休みなのに?、夏休みだから?
熱中症で搬送される方が記録的に増えている2013年猛暑
今年は穴を見るため川越街道をどんどん北上してみましょうという事で比企郡の吉見百穴に到着しました。
TOP画像は岩窟ホテル
幽霊出るらしい。

荒川CRで秋ヶ瀬公園、羽根倉橋を左折して川越街道。
春先に川越へ行った時、この道は自転車道が整備されていてのんびり走るには良いと認識していましたから、歩行者もほとんど居ません。暑いですから。

岩室観音










向かいの岩窟売店は開いてないので自販機にて天然水補給。

入園料300円払って吉見百穴





吉見百穴
子供の頃から気になっていた穴ですが、来たのは初めて

地下軍需工場跡








天然の冷房に生き帰る。

吉見百穴ヒカリゴケ





帰路、川越のコンビニ脇で休憩。
お湯と化した天然水を頭からぶっかけ一心地。
早くシャワー浴びてビール飲みたい・・・うそ、発砲酒しかないけど。



今回から夏対策でついにボトル搭載。
BCAA飲料というのも試してみました。
走行しながら水分補給でけるのはええのですがBCAA飲料が温かくなってしまうと不味い事・・・
余計に冷水が欲しくなります。
遠出時には保冷式の水筒を搭載するほうが賢いようです。
走行しながらグビグビやる事は無い。

もう一つ対策として背中の通気の良いサイクリング用リュックを購入。
これは思ったより効果大で快適。
背中に何も無いのが一番良いのですが乗り方からいってどうしても荷物が必要なもんで。大き目のサドルバッグと迷いましたがリュックで正解だったようです。

疲労度が激しいようなので木野目から西側の川越街道を通って成増経由で帰る予定を変更して来た道をそのまま帰る。

秋ヶ瀬公園あたりでバテが来た。天然水をまたまたぶっかけてしまうとBCAAしか残っていない。街道と違ってCRは自販機無いのに・・・
戸田橋で少し17号に出てこの日3本目の天然水補給。
冷水を少し首筋にかける、冷やっこい。

とにかくこの日は疲れました。

熱中症対策はしても紫外線対策はしない人なので(どうも新しい考えについていけません。反省。子供の頃から紫外線大好きだったのでヤバイです。)
手足がひどい事になった。

吉見百穴20130816


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「恋愛準決勝戦」

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「映画史上の名作9」

「恋愛準決勝戦」1951年 米 監督:スタンリー・ドーネン
Royal Wedding

王女のご成婚祝賀のためロンドンに招かれたブロードウェイの人気兄妹ダンサー。兄は令嬢と、妹は英国紳士と恋に落ちるが・・・。

故談志家元の敬愛するフレッド・アステアは機会があれば見ておきたい人。安くDVDで入手可能だが、そういうのを買って勉強しようとは思わない。したがってシネマヴェーラの「映画史上の名作」特集はアステア鑑賞にうってつけなのです。

いいですね、劇場で観るアステア。
映画がどうのこうのより、ただアステアが動いてるだけで幸せな気分になる。
ここではジンジャー・ロジャースがお相手でなく、若いジェーン・パウエル、良くしゃべり、良く動く。
兄妹というよりも親子のようですが・・・
ガチガチの独身主義者の兄(自分は結婚すべき人間じゃないと信じてる)と可愛い顔してプレイガールな妹(とにかくモテモテ)がそれぞれの恋人と、結婚を選ぶか名声を得た仕事を継続すべきか悩むのだけれどロイヤル・ウェディングに感化されプロポーズ、めでたしめでたしというお話だが・・・。

アステアがジム内で帽子掛けを始めとして体操器具を使ってダンス。
船上パーティーでのダンスでは海が大荒れとなり揺れる中、引力と奮闘しながらダンシング。これは有名な壁や天井を踊りまわるシーンの前振りとも取れる?滑ってきたソファに兄妹が着地する楽しさ。
「初恋の時幸せで踊りたくなった。踊る事が幸せならばと良く天井や壁を踊る夢を見た」というアステアが恋するアンを思いながら実際に壁と天井を踊りまわるアステア。
映像のトリックでしかないのだけれど、それにしても滑らかな動き。
この映像トリックはアステアの芸無くしては実現できなかったんじゃないかと思うほどに素晴らしいです。

2人の魅力が良く出ているのがロンドン公演の出し物。嘘吐き最低男に結婚を迫る娘と開き直る最低男の歌。
ガムを噛みながら迫るジェーン・パウエルが可愛らしい。
まるで古き良き夫婦漫才のようで、この出し物好きですね。エンターテイメント!

別居していたアンの両親の和解も可愛らしく演出。ロイヤルウェディングのおかげです。
ロンドンの街中の人がご成婚日和を祝してミュージカルになる場面も素敵。
英国ならでは。
どうも権威主義に弱いもので・・・

日本語タイトルが洒落てますが、2組のカップルが誕生するから準決勝なんでしょうか。だとしたら決勝はどうなるの?・・・なんて野暮な事は言いっこなしで、ダンスを楽しめば幸せ。

シネマヴェーラ渋谷

第95回全国高校野球選手権記念大会ベスト8出揃う

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夏休みに入ってもTV観戦はままならないのですが、極力観戦はするようにしています。
毎試合抽選が復活して予想しにくい上に、波乱の多い大会でベスト8は意外な顔ぶれ。
事前予想的中は鳴門、前橋育英の2チームのみでした。
いや、試合を見ていると当然、勝ち上がっているから当たり前ですけどどこも魅力的な好チームで楽しい大会になりそう。
近畿勢は全て消えてしまいました。
ネームバリューの横浜、沖縄尚学には凄味が感じられなかったかな。

ベスト8の顔ぶれと、あらためて優勝予想・・・

古豪ファンとして毎回応援している鳴門の進撃は嬉しい。評判以上の渦潮打線だが贔屓にしているだけに不安も多い。勢いよりも消耗が気になる。投手がエース板東だけというのも気がかり。

大谷投手の抜けたすぐ翌年で大仕事を成す雰囲気充分の花巻東。

常蓮の強みと実力充分の明徳義塾は大阪桐蔭にリベンジを果たし、2度目の頂点を狙う。

野球後進地区という言葉が無くなりつつあります、日大山形。トトではー20に指名してしまった。力量を侮ったわけでは無いが初戦日大三はいかにも劣勢と思ってしまった。毎回強打が売り物の日大三ですが甲子園で不発に終わる事も多いみたいですね。

初出場ながらも2年生の好投手に注目でダークホースと思っていた前橋育英。その高橋投手が絶好調のようです。打の方も目覚めてきたようです。

ベスト8の中では走攻守のバランスが最も良いように思える常蓮の常総学院。勝ち方も理想的で順当なら2度目の栄冠がありそうですが・・・。

ついに富山が来ました。好投手と積極的な打撃陣、旋風を巻き起こして欲しい初出場富山第一。

ごめんなさい最後の延岡学園だけはまったく試合を見てなくて印象が浮かびません。宮崎も初栄冠を目指します。

優勝予想は常総学院ですが、こういう波乱含みの年は甲子園経験の優位性を蹴散らす新風が活躍する事が多々ありますね。
そういう意味では青年監督のインタビューが好印象な日大山形と富山第一のどちらかは決勝まで進んで欲しいと思っています。両校とも2番手の投手が鍵を握るか。

まだまだ何があるか解りません。
あと3日、楽しみましょう。

鈴本 夏休み親子寄席

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去年で親子寄席も最後かな、と思っていたけど今年も行くことに。
夏休みどこか連れて行く三択で選ばせたら当選となった。
1.何処か近場の屋外プール
2.電車に乗ってレンタサイクル
3.午前、親子寄席。午後サンダーバード博

鈴本 夏休み親子寄席

林家二楽 紙切り
古今亭志ん輔 「目薬」
のだゆき 音楽パフォーマンス
春風亭一之輔 「初天神」

やはり中坊になったらもう通常の寄席の方が良いでしょうな。
中学でも高校でも入場できるけど客層もターゲットも小学中低学年。

二楽さん。師匠より話は長め、なのは鋏の入れ方がかなり手が混んでいて時間をかける。
クイズネタでドラえもんの輪郭を一瞬見せただけで場内騒然。「ハーイ、ハイッ」
中学のHero-Nと「ここで違う物にフェイントかまして欲しいね」とコソコソ話。

志ん輔師 「目薬」
これ一応艶笑噺の部類ですけど、子供向けにどのような工夫があるのか楽しみにしていた。
子供は皆お尻ネタやおならネタ好きですから・・・。子供もOKな艶笑噺ではあります。
流石、志ん輔師は昔から子供番組や乗り物番組の経験から子供へ向けてのサービス精神が半端じゃなかった。
それにしても前段の桃太郎ネタ。
いったいどこまでやるの?とHero-Nとウンザリしていたら
「高学年のお友達はやってらんねぇなって思ってるでしょうけど、もう少し我慢して付き合ってください」と・・・。
別にHero-Nの様子を見て出た言葉じゃないけどタイミング絶妙。
「じぇじぇじぇ」も取り入れ・・・
ところで夏休み3夜「朝まで海女テレビ」を見てやっと概要が解った。確かに面白いね「あまちゃん」

のだゆきさん
初見。親子寄席色物としては絶好の番組。
けん盤ハーモニカとリコーダーを使って曲弾きなど。
楽しいけれど、もう少し面白く広がりそうな気がする。
バスクラみたいなリコーダーがあるとは知りませんでした。

一之輔師 「初天神」
これほど親子寄席にぴったり来るネタは無いよね。時代は変わっても連れて行く親、連れてきてもらってる子供。どちらにも共感を与えるネタですものね。
一之輔師の初天神は完全に子煩悩要素を廃して、本気で金坊を疎ましく思っている父親像の描き方がとても面白い。
金坊は嘘でも「お父さん大好き」なんて可愛くご機嫌を取るが、それに対して嬉しがりもせず、「俺はそうでもないよ」と言ってのける。

親子寄席は子連れでないと入れません。
「Hero-Nが居るおかげでこの寄席に来れるんだから、ありがとう」
「ふん、結局俺は出汁って事だね」
「まぁまぁ・・・」

これが最後の親子寄席でしょう。

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