「どれいちゃんとごしゅじんさまくん」

「どれいちゃんとごしゅじんさまくん」2008年　　監督：城定秀夫

ごしゅじんさまくんを愛してやまないどれいちゃんは、「ノーパンで1日を過ごせ」という命令に従ったり、無理難題を言うごしゅじんさまくんの言うことを聞いてしまう。どんな命令でも、ごしゅじんさまくんを愛しているどれいちゃんは嬉しいのであった。果たしてどれいちゃんはどれだけ要望に応えることができるのか!?

昨年、久しぶりにピンク映画の方に戻ってきた城定秀夫監督の6年前のVシネ（？）作品。主演はAV嬢の持田茜（今は何故か「しじみ」と名乗ってピンク映画にも出てる）ちゃん。

今となっては古めかしいセーラー服の持田茜ちゃんのパンチラ、ノーパンチラが楽しめる。ただそれだけで嬉しい作品かと思いきや、流石に城定秀夫はくだらない中にもこちら側を楽しませるお方ですね。ライトなエロが好ましいなぁ、好きです。

持田茜の天然キャラが良く嵌った「どれいちゃん」の健気さがとってもかーいーのです。
性奴隷というかごしゅじんさまくんにいいように騙されているんだけど、愛のために頑張ってるのよ〜ん。
ごしゅじんさまくん以外にも、メロン屋さんやら宇宙人やら体育教師やらにいいようにヤラレちゃう。そのヤラレっぷりは「持田茜かエヴァ・オーリンか」なんて言ったら言い過ぎでしょうか。
失恋して失意のどれいちゃんはキモイ同級生、鰯水くん（サーモン鮭山）にまでヤラレる。お風呂での強制首肯プレイでの放心さがたまんない。

結局ごしゅじんさまくんのどれいちゃんに対する誠の愛なんてモノは見えず仕舞いってのも良い。
「一生ノーパンだ！」の命令にきゅんと来ちゃうどれいちゃん最高っす。

階下のごしゅじんさまくんのご両親がとても良いキャラでした。

リコーダーの「LOVE ME TENDER」･･･、音楽は例によってタルイタカヨシ。この脱力系も良いですね。

各章のタイトルも映画好き。
序章
第一章「甘い生活」
第二章「ボイス・オブ・ムーン」
第三章「未知との遭遇」
第四章「悲しみよこんにちは」
最終章「愛の嵐」

あなたも愛についてヘルマン・ヘッセと共に考えてみよう･･･、アホかっ！