新橋文化　新橋ロマン　閉館

ついに本日8月31日
新橋文化劇場並びに新橋ロマン劇場が閉館となりました。

近年ロマンの方は足しげく通うようになっていたんですが、文化の方も毎回プログラムが秀逸なので、そのうちそのうちと思いつつ･･･
プログラム秀逸すぎるんですよね。ピンクならガード下の電車の轟音もまた味わいと思えるけど、良いプログラムの文化だとあの轟音を想像して躊躇してまうんです。
でも閉館の締めくくりプログラムは新橋文化ならではのグラインドハウスもの。最強のカプリングですので、最終日にして初めて入場してまいりました。
朝っぱらから立ち見の出る盛況ぶり。私のように最初で最後なんて客も多いんでしょうね。



館内はほとんどロマン劇場と同じ作りで、錯覚を起こす。
「レディス・シートが無いのに、やけに女性客が目立つな、･･･、あ、ロマンじゃなくて文化でした」

フィルム上映館がまた一つ都内から消える。
その最後の上映としては、ラストカットの痛快さでは映画史上五指に入るといっても過言でない「デス・プルーフ」とバーナード・ハーマンの音楽がラストを飾るにふさわしい名画「タクシー・ドライバー」と･･･
申し分ございません。流石文化劇場です。

次から次へと閉館に追いやられるフィルム上映の名画座。時の流れというにはあまりにも寂しい。
ここ数年の閉館の中でも新橋文化・新橋ロマンのそれは圧倒的に哀しい･･･。