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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「ロスト・ヴァージン やみつき援助交際」

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「新東宝映画傑作選“夏の過激な少女たち”週間」

「ロスト・ヴァージン やみつき援助交際」2002年 国映 監督:サトウトシキ
シナリオタイトル「手錠」

何のためでもなく、気ままに援助交際を続けている女子高生・千里と、同級生・タカシが、5年ごとに再会した時の人生の“夏”を描く。

高校生の千里はテレクラで知り合った男と寝て処女を捨てようとホテルへ入るが、男は突然手錠をかけて彼女を殴った。千里は必死の思いで逃げ出し、翌朝までかけて手錠を外した。途中で同級生の高史に手伝ってもらったことから千里は彼に処女を捧げることを決めた。高史は彼女が初めてだというのに自分のペースでイッてしまった。千里は高史に彼女がいると知るとひとり淋しく帰った。別の日、千里が借りた靴を返すため高史のアパートを訪ねると、彼の恋人で高校を中退したヒカリが現れた。千里は飲み屋でヒカリと呑み、その後高史のアパートで三人で雑魚寝した。二人が愛し合い始めたので千里は部屋を出た。5年後。千里はOLになっていたが、恋人がいながらもテレクラで知り合った男と寝る自堕落な日々を送っていた。そんなある日、千里は幼い娘を連れたヒカリと偶然顔を合わせ、高史とも再会するが…。

主演の佐々木日記は、佐々木ユメカさんの妹さんだとか。おチビちゃんだがなかなか演技も良いし、本作でピンク大賞新人賞とかもらってる。その後、活動期間は短かったようだが、どうしてるんだろうか。残念、姉妹共演とかも見てみたいじゃないか。
・・・「ナース姉妹 桃色診察室」で共演を果たしているらしい。観てみたい。

基本、自堕落でいつまでたっても援助交際から抜けきらない千里。しかし、物事に夢中になると時を忘れて熱中し、頑張れる娘みたいで、手錠を破壊しようとしているうちに夜が明ける。時間を経てこの徹夜が繰り返されるけれど、3回目の徹夜は通訳になりたいという淡い根拠からくる夢のためのお勉強で夜が明ける。こういう繰り返しに少し変化をもたらせるのって、好きだ。
脚本は今岡信二ですか。
実は援交がらみで、とても猟奇的な事件が起こり、人まで死にます。

高校生の時のシーンでたまらなく好きな場面がある。
タカシとプールサイドのフェンスに寄りかかりながら噛み合わない会話・・・。
まぎれもなく、これ、青春映画なんですよね。

個人的には男子校だったのでこういうシチュエーションは皆無です。当時は意思で男子校を選んだわけで、そういう女子とのふれあいに対する憧れってものはまったく無かった。面倒くさいじゃないですか。けれど、歳くって、それなりに女性も経験して、ついには精力の甚だしい減退に戸惑う今日この頃、こんなシーンを見ると、良いもんだな〜としみじみとしてきちゃったりする。
女子から名前を呼び捨てにされる、なんて当時は絶対許せないと(例え、男子からでも・・・・オタクの走りみたいな奴ですから呼び捨ては苦手なんです)思っていたけれど、こんな佐々木日記のようなちびっ子女子に呼び捨てにされたい〜!・・・なんてね。

鑑賞から1か月以上経って、記憶を頼りに記しているんですが、「なかなか良い青春映画であった」という一点で、ピンク映画としての濡れ場やエッチなシーンの記憶が全く残ってない。
これって、やっぱりとても損したような気分になるなぁ。
佐々木日記のエロ・シーンってどんなんやったろう? 多分、対してエロさを感じなかったんでしょうね。

今回は、記憶が薄まり自分語りになったのも不本意でした。

今は亡き、新橋ロマン劇場

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