「美少女プロレス　失神10秒前」

「エクセス＆にっかつ“最期の性戦”週間」

「美少女プロレス　失神10秒前」1984年　日活　監督：那須博之

高校の同級生だったメグ（山本奈津子）とシノブ（小田かおる）。二人は高校卒業後、メグは夢の島大学、シノブは八王子大学へと進学する。
メグは大学で半ば強引にプロレス同好会へと入部させられ、厳しい練習の毎日。そんな夢の島大学プロレス同好会の宿命のライバルが八王子大学のプロレス部であり、そしてシノブもまたプロレス部に所属していた。ある日、シノブはメグが想いを寄せる男性デザイナーを寝取ってしまう。これに怒ったメグは、リング上でシノブと落とし前をつけようとするのだが・・・。

クラッシュギャルズやＪＢエンジェルスの第2期黄金時代に作られた女子プロレス映画。しかもポルノ。

女子プロレスの衰退ぶりがかなり寂しい今日この頃。
当時は自分の妹が女子プロレスに嵌っていてよくビデオ録画していたので、私も見てました。山崎五記の空中戦とか好きでしたな。
その後、今度は挌闘女神による第3期黄金時代はうちの嫁が嵌っていて、実際に後楽園ホールとかによく観に行った。
当時の全女、ＬＬＰＷ、ジャパン女子、ＧＡＥＡ，アルシオン･･･ジャガー横田の引退試合なんかに行ってた。この頃は猛武闘賊のラスカチョ、下田さんと三田さんがお気に入りでした。
時代がめぐって、また新たなブームは来ないもんでしょうかね。環境的には厳しいでしょうね。

この作品はポルノ映画ではあるけれど、どちらかというとスポ根青春おバカ映画。ポルノ描写があるから18禁だけれど、上手く編集すればレイティングと取れるんじゃないかと･･･それは無いか。
もっとも心配な山本奈津子、小田かおるの百合族コンビのリング上の挌闘演技だったけれど、これが意外と大健闘していておバカテイストもあり違和感なく楽しめる。願わくは当時の準スター選手の1人や2人が出演していればお値打ち度上がったんだけどね。

メグがタンポン装着すると力が発揮できるという設定がアホらしくて良い。
メグを思う応援団員の純情も微笑ましい。
「カリフォルニア・ドールズ」ほどではないけど貴重な女子プロレス映画。

マネージャーの眼鏡女子（あくまで当時のあられちゃん型）にポルノ界の百恵ちゃん、井上麻衣。先輩部員に渡辺良子が出てます。
当時、終電がなくなるまで飲むとよくオールナイトで観たロマンポルノ。
懐かしくて彼女らの主演映画も観たくなった。



今は亡き新橋ロマン劇場