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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「FEAR X ~フェイアー・エックス」

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「未体験ゾーンの映画たち」

「FEAR X ~フェイアー・エックス」2003年 丁・加・英・伯  監督:ニコラス・ウィディング・レフン

妻を殺された男ハリーは、防犯カメラに記録された膨大な映像で犯人の手掛かりを追う。だが、その行動で常軌を逸し、いつしかハリーは現実と悪夢の世界を彷徨ってしまう。

「ドライブ」の良かったニコラス・ウィディング・レフンの初期作品で主演がジョン・タトーゥーロってんで、期待が大きくなりすぎないように自制しながら。



ミステリアスな展開に不安を募るライティングと音楽。
汚職警察官がからんでの真相が気になってついつい前のめりになろうってモノ。
しかし・・・
現実と悪夢って・・・
悪夢の表現はリンチっぽさもありとても素晴らしいんだが。
このラストは肩透かしもいいところ。そこが良いところであるという理解は可能なんだけど、いくらなんでも。



評価は高かったけれど興業的には大失敗だったらしい。まさにそういう作品。

「ドライブ」しか見てないのだけれど、他の作品も見てみたくなります。
たった2つで論じるのもなんだが、エレベーターの使い方と可愛いウエイトレスの使い方が実によろしい。

加えて本作はアンビエントな音楽ぐずっと流れていて不安感を募るのがとても上手い。
「ドライブ」は確か音楽がセコだったはず。
イーノみたいで良いなぁと思っていたらエンディング・ロールで本当にブライアン・イーノだったからちょっと嬉しい。



タイトルは「未知の恐怖」とかって感じなんでしょうか。言い間違い安いフェイアーだけれどイカしたタイトルだと思う。よくぞ変な邦題を付けなかったって所。



ヒューマン・トラスト・シネマ渋谷

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