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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「恋狂い」

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「加藤彰 たゆたう愛」

「恋狂い」1971年 日活 監督:加藤彰

航海士の矢島は四十日間の船旅を終えて、新妻火奈子と会えるのを心待ちにしていたが、火奈子の姿は部屋から消え失せていた。一体何があったのか。映画は愛しい夫を待ちわびすぎて、精神が混乱をきたしていく女の性の彷徨と、失踪した妻を探す男の狂おしいフーガを描く。

加藤彰ロマンポルノ第1作。
人妻・白川和子を堪能できる74分。白川版ゴーン・ガール(気になる話題作、見てないけど取り入れちゃう)

やっぱりこの方、良いですよ。
決して美人じゃないんだけれど、あの鼻、鼻孔、こわそうな髪質、当時の派手つけ睫毛、に腋毛まで。ミニスカートでもパンタロンでも。
そして今回はとにかく寡黙なのが良い。

長い亭主の留守で悶える若妻、ベッドのヘリに股間押し付けの自慰からバスでの痴漢目撃。もんもんとした所でブルーカラーの肉体に見惚れフラフラ・・・・、ダンプの運ちゃんとの情事があれば3Pもあり、SMっぽいのもあり、謎の美女、左京未知子とのレズシーン。ここで登場するTATOO男には激しく拒絶反応。いつでも物欲しげな人妻では飽き足らず、いやがるところを無理やりというシチュエーションも入れとかないとね。と、言ったあたりか。
まさにフルコースの大サービスぶり。
それにしても左京さんとTATTO男は何だったのでしょう?随分思わせぶりな登場の仕方で期待したのに・・・???
姉の葵三津子も脱ぎ要員として高レベル。

「恋狂い」というのは若妻の白川和子側と思っていたらそうではなく、航海士の亭主の方のようでした。新婚さんが離ればなれの四十日間の後悔を終えようとして、もう「考えただけで震えが来る」と言ってましたからね。ビンビン状態で帰ったら愛妻が居ないんですから・・・。捜索するうちうに良くない噂を耳にし、こちらも精神がおかしくなっていく。哀れです。

終始鳴っているBGMはいかにも昭和メロドラマ風。そこへ突然、浅川マキの「夜が明けたら」・・・
白川和子さん、少し口ずさんでましたよね。

久々にラピュタ通いになりそう。切れていた会員の更新をする。

ラピュタ阿佐ヶ谷

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