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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「独立愚連隊 西へ」DVD

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「独立愚連隊 西へ」1960年 東宝 監督:岡本喜八

太平洋戦争の真っ最中、中国大陸の北支戦線。日本軍からやっかいもの扱いされ危険な前線に駆り出されてばかりの左文字隊は、霧の中で八路軍にばったり遭遇し四方を囲まれてしまう。だが左文字隊長と八路軍の梁隊長は、お互い元気なときに正々堂々と戦おうと平和的に別れた。左文字隊は北原少尉とともに消えた日本軍旗の捜索を命じられるのだったが…。

8年隔てて観た「独立愚連隊」が良かったので、いろいろ忘れてしまってる「独立愚連隊 西へ」を借りてきて再観賞。

1作目の粋な部分をさらに強めて・・・
粋の象徴は八路軍のフランキー堺と独立愚連隊の左文字少尉のやりとりにあるけれど、他にも粋な台詞、場面が一杯。
左文字が北原少尉に取った計らいも粋。
「葬儀は終わった、祝言だ。」~赤チンの謡。
スパイという悪役であるはずの中丸忠雄でさえ、今回は粋だ。

若大将の爽やか路線って何か好きになれないんだけれど、ここの加山雄三の爽やかさは実によろしい。
左文字のキャラが周囲に粋な行動を促していると言っても良いくらいだ。

兵隊さんたちの敬礼がカッコ良い映画でもある。戦争物の基本の基だけどね。
そうだ、子供の頃、戦争娯楽映画ってかなり好きだったのを思い出した。



一作目と変わって主役級だった佐藤允は独立愚連隊の一軍曹となる。その代わり独立愚連隊それぞれのキャラが活かされている。とくに算盤占いの堺三千夫の活躍が嬉しい。

好きなシーンを挙げればキリのない作品だ。
いつもエロ目線なのでここだけは記しておこう。独立愚連隊が追っかける中国軍の女兵の尻が良い。



1作目では出ていなかった天本英世(これもカタコトの怪しさが面白い)中国ゲリラ隊長
ゲリラ隊に日本軍最新式銃で銃殺される愚連隊の面々の大芝居。皆さんの撃たれ演技のヘン顔競演。加山雄三のが良いです。

1作目に続いて批判精神あふれる重要な役は中谷一郎。今回もカッコ良いよ。

どちらも面白いが、いろんな面でスケール上がってる2作目の方がより一層好きかな。



独立愚連隊 西へ

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