Quantcast
Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4203

「愛獣 赤い唇」

$
0
0
「加藤彰 たゆたう愛」

「愛獣 赤い唇」1981年 日活 監督:加藤彰

五年の刑期を務めて出所した、コールガールの礼。昔の仲間ユキは悪いヒモの新二にたかられ、奈美は足を洗って夫の仁と喫茶店を開いていた。礼も情夫のヤクザ高村と再会。だが、礼が仲間のためにかぶった組長の息子殺しの事実が明らかになっていき、奈美夫婦や高村と礼の関係は壊れていく。

美人で可愛い泉じゅんの硬派ハードボイルドポルノ。梶芽衣子さんの一連の作品がバックにあるようで、カッコ良いです。
コールガールという立場でありながら義侠心に熱いクールな女って設定。
愛した男に裏切られた事を悟り、男達に輪姦されるシーンであっても、ハードボイルド仕様の泉じゅんは決してうろたえたりしない。かと言って華麗なアクションでピンチを切り抜けたり、ヒーローが助けにきたりもしない。覚悟を決めてされるがまま。女の意地として、決して感じない事。
いくら犯されても白けた虚無の表情というのは、ポルノとしては本来バツなんですけどね。

その点、同僚で喫茶店をやっている奈美(高原リカ)の方がエロい。犯されても、ついつい感じてしまいますから。
しかし、高原リカも捨てたもんじゃないハードボイルド女子。
男の味が忘れられないといった可愛い風情を装い、ラブホの窓を突き破って転落無理心中。
抱き合って落下する刹那のあざといカットがなかなかよろしい。

ワルの男たちも、外見上そこそこカッコ良いのではないでしょうか。

まぁ、泉じゅんは綺麗なので大ハズレは無い。これもギリギリハズレは逃れたといったところ。





ラピュタ阿佐ヶ谷

にほんブログ村 映画ブログへ blogram投票ボタン


Viewing all articles
Browse latest Browse all 4203

Trending Articles