「夏休み特別企画 漫画から生まれた映画たち」
「風流滑稽譚 仙人部落」1961年 新東宝 監督:曲谷守平
日本酒メーカー「黄桜」の“河童”のキャラクターデザイナーとしても広く知られ、今年四月に逝去した漫画家・小島功の代表作を実写化。お色気とナンセンスユーモアが織り成す、仙人たちの摩訶不思議な世界が展開する。
先ごろ亡くなった小島功の代表作の映画化。
「あんみつ姫」に続いてまたまたチープな書割セットが楽しい。
ただ、これ小島功の漫画の映画化ということで観ると1961年という時代を割り引いても、お色気度合いの薄さは詐欺的であります。
そもそも大空真弓では多くを望めないか・・・
小島先生もちょこっと出てきます。
50年以上前に作られた「佐村河内問題」というか「ビッグ・アイズ」というか・・・
普遍的テーマって事で。
本作の値打ちは、大奮闘しているのシスターボーイ、若き日の三輪明宏(当時丸山明宏)であります。
主役・天兵さんの沼田曜一の兄弟弟子的存在の少毛だけれど師匠の名鏡仙人(左卜全)曰く「弟子は取らない主義」との事で兄さんではない。実は名鏡の孫。
丸山明宏の沼田曜一を凌駕する活躍ぶりが楽しい。仙人界に於いて主役は丸山明宏と言って過言ない。
時折、発声が裏返る感じに現在の三輪明宏が垣間見える。歌ってくれればなお良かったんだけれど。
人間界では洗濯屋の小僧ってのも良い。
人間界で天兵をゴーストとして使っているのが日本のクリスチャン・ディオール・大森の人見明。
このゲテでオネェな怪演ぶりが丸山明宏の美しさと好対照。
書割セットではアドバルーンの美術が面白かったですね。天井に描かれたバルーン部分から広告幕のみ実物で垂れ下がってる。
若き文太さんも出てますよ。
神保町シアター
訃報 小島功
一応、追悼にはなりました。
「風流滑稽譚 仙人部落」1961年 新東宝 監督:曲谷守平
日本酒メーカー「黄桜」の“河童”のキャラクターデザイナーとしても広く知られ、今年四月に逝去した漫画家・小島功の代表作を実写化。お色気とナンセンスユーモアが織り成す、仙人たちの摩訶不思議な世界が展開する。
先ごろ亡くなった小島功の代表作の映画化。
「あんみつ姫」に続いてまたまたチープな書割セットが楽しい。
ただ、これ小島功の漫画の映画化ということで観ると1961年という時代を割り引いても、お色気度合いの薄さは詐欺的であります。
そもそも大空真弓では多くを望めないか・・・
小島先生もちょこっと出てきます。
50年以上前に作られた「佐村河内問題」というか「ビッグ・アイズ」というか・・・
普遍的テーマって事で。
本作の値打ちは、大奮闘しているのシスターボーイ、若き日の三輪明宏(当時丸山明宏)であります。
主役・天兵さんの沼田曜一の兄弟弟子的存在の少毛だけれど師匠の名鏡仙人(左卜全)曰く「弟子は取らない主義」との事で兄さんではない。実は名鏡の孫。
丸山明宏の沼田曜一を凌駕する活躍ぶりが楽しい。仙人界に於いて主役は丸山明宏と言って過言ない。
時折、発声が裏返る感じに現在の三輪明宏が垣間見える。歌ってくれればなお良かったんだけれど。
人間界では洗濯屋の小僧ってのも良い。
人間界で天兵をゴーストとして使っているのが日本のクリスチャン・ディオール・大森の人見明。
このゲテでオネェな怪演ぶりが丸山明宏の美しさと好対照。
書割セットではアドバルーンの美術が面白かったですね。天井に描かれたバルーン部分から広告幕のみ実物で垂れ下がってる。
若き文太さんも出てますよ。
神保町シアター
訃報 小島功
一応、追悼にはなりました。