「小沼勝 わが映画人生」
「ラブハンター 熱い肌」1972年 日活 監督:小沼勝
矢野志摩子は、かつて自分が運転する車で事故を起し同乗していた夫、和彦を性不能者にしてしまい、毎日欲求不満の毎日を送っていた。ある日、志摩子は結婚前のプレイメイト祐介を久々に呼び出して、日頃の不満を発散させるべく官能の渦にのまれていくのだった。ところが、カーセックスの最中、行為も頂点の頃に、サイドブレーキがはずれ、車は坂をころがり落ちてしまった。志摩子はどうやら一命をとりとめたが、祐介はすでに息絶えていた・・・。
ちょっと野球に現を抜かしていたら、小沼勝特集が1週間過ぎていた。今回、必ずこの機会に観ておこうと思っていた「さすらいの恋人 眩暈」「OL官能日記 あァ!、私の中で」を見逃してしまったし、見るつもりはなかったけれど「NAGISA なぎさ」という昭和スクミズ・ロリ映画も何やらNHKで紹介されていたりして、見ておけば良かったと思う。両立は難しい。
気を取り直して田中真理。やっぱ、美人。眉細すぎんけど・・・。
鏡の前で褒められた「関係な・い・は・・・」の唇の動きを確認するシーンがカワユくてよろしい。
やはり小沼監督は、ロケ地や家具調度などに拘りを見せながら独自の美学を発揮しながら女優を美しく撮る事にかけてはピカ一です。
今回は矢野邸に飾られているボッシュぽい絵画が良い塩梅におどろおどろしく魅せてくれます。
音楽の使い方も実に気を使っているのが解る。音楽は世田のぼる。
そして、いきなり吉沢健がギターかきならしながら妙なフォークソングをがなり立てたり、妙チクリンなところも、らしい感じで楽しい。
ピンクの名優吉沢健の濡れ場が、怪しげな口髭に反して、また美しい。
今回は浴室での田中真理のセリ上がりが千両の値打ち。
夫役の織田俊彦は不具故の変態っぽい暗い目つきが良い。
また、このような傑作に巡り逢えました。
だからこそ見逃した作品を後悔。なかなか上映機会も少ない作品群と思われます。
シネマヴェーラさん、とっても良い企画なんだけれど、スケジュールが合わせにくい。平日のラスト1本に頼るのだけれど、今回は見たい作品がラスト1本になかなかなってないんだよね。
それとリアルタイム鑑賞時で最もエロいと思った「あそばれる女」が今回もラインナップされてない。いつになったら再見できるかしらん。
シネマヴェーラ渋谷
「ラブハンター 熱い肌」1972年 日活 監督:小沼勝
矢野志摩子は、かつて自分が運転する車で事故を起し同乗していた夫、和彦を性不能者にしてしまい、毎日欲求不満の毎日を送っていた。ある日、志摩子は結婚前のプレイメイト祐介を久々に呼び出して、日頃の不満を発散させるべく官能の渦にのまれていくのだった。ところが、カーセックスの最中、行為も頂点の頃に、サイドブレーキがはずれ、車は坂をころがり落ちてしまった。志摩子はどうやら一命をとりとめたが、祐介はすでに息絶えていた・・・。
ちょっと野球に現を抜かしていたら、小沼勝特集が1週間過ぎていた。今回、必ずこの機会に観ておこうと思っていた「さすらいの恋人 眩暈」「OL官能日記 あァ!、私の中で」を見逃してしまったし、見るつもりはなかったけれど「NAGISA なぎさ」という昭和スクミズ・ロリ映画も何やらNHKで紹介されていたりして、見ておけば良かったと思う。両立は難しい。
気を取り直して田中真理。やっぱ、美人。眉細すぎんけど・・・。
鏡の前で褒められた「関係な・い・は・・・」の唇の動きを確認するシーンがカワユくてよろしい。
やはり小沼監督は、ロケ地や家具調度などに拘りを見せながら独自の美学を発揮しながら女優を美しく撮る事にかけてはピカ一です。
今回は矢野邸に飾られているボッシュぽい絵画が良い塩梅におどろおどろしく魅せてくれます。
音楽の使い方も実に気を使っているのが解る。音楽は世田のぼる。
そして、いきなり吉沢健がギターかきならしながら妙なフォークソングをがなり立てたり、妙チクリンなところも、らしい感じで楽しい。
ピンクの名優吉沢健の濡れ場が、怪しげな口髭に反して、また美しい。
今回は浴室での田中真理のセリ上がりが千両の値打ち。
夫役の織田俊彦は不具故の変態っぽい暗い目つきが良い。
また、このような傑作に巡り逢えました。
だからこそ見逃した作品を後悔。なかなか上映機会も少ない作品群と思われます。
シネマヴェーラさん、とっても良い企画なんだけれど、スケジュールが合わせにくい。平日のラスト1本に頼るのだけれど、今回は見たい作品がラスト1本になかなかなってないんだよね。
それとリアルタイム鑑賞時で最もエロいと思った「あそばれる女」が今回もラインナップされてない。いつになったら再見できるかしらん。
シネマヴェーラ渋谷