｢ガールズ＆パンツァー　劇場版｣

｢ガールズ＆パンツァー　劇場版｣2015年　ショウゲート　監督：水島努

第63回戦車道全国高校生大会で頂点へ上り詰めた大洗女子学園に、平穏な日々が戻ってきた。ある日、大洗町でエキシビションマッチが開催されることになり、大洗女子学園は知波単学園と混成チームとして出場し、聖グロリアーナ女学院・プラウダ高校混成チームと対戦する。選手たちは戦いを通じて友情を育む中、生徒会長の角谷杏が急用で学園艦に呼び戻され……。

テレビシリーズが面白かったし、昨年の短いOVAも良かったので、待望の完全新作劇場版は義務として足を運ぶ事に決めていましたんで。
熱烈戦車好きでも萌キャラ好きでもなく、薄～いけれどもガルパン大好き。


来場特典でまた色紙をもらったよ。プラウダ高でラッキ！

昨年と同じ劇場にて。心なしか客層がコアになったような気がする。前回はミリタリーの人も居たけど、この日はそうでもなかったけど。
使われたゴルフ場とかに行っちゃったりする方々なんだろうか。
いや、大洗の街にはちょっと行って確かめたい気持ちになるが･･･。
右傾エンタメとかにカテゴライズされるのは心外だけど、まぁ、しゃあない。マーチで高揚するしね。
When Johnny Comes Marching Home!!



オープニングではエキジビジョン・マッチだそうですが、いきなりドンパチドンパチと大音響の迫力。でもガチンコ勝負じゃないのはどうなのかと思っていたら、ガチンコにするためにウルトラＣの展開を持ちこみやがった。
TVシリーズで一応、綺麗に完結しているものを、｢口約束は無効｣って、そりゃあんまりにも強引。

中盤、入浴シーンから傷だらけのクマぬいぐるみのボコランド。そして西崎姉妹のノスタルジーを経て、いよいよ大学選抜との決戦。
8対30の殲滅戦てのはあまりにも不公平だが戦車道としては文句言えないのか、そういうもんなのかと思っていたら、昨日の敵は今日の友と、対戦ライバル校の援軍。燃えるなぁ。

新キャラとしては知波単学園の西君の元気っぷりが良い。
継続のスナフキンみたいな奴はいったい何なんだ？
やはりお姉さんの黒森峰女学園・西住まほのクールさと、個人的一押しのプラウダ高、カチューシャですね。隊員のクラーラとノンナがロシア語でしゃべる（カッコ良い）カチューシャはロシア語を理解してないんですね。そこを利用しての感動EPも良いです。

遊園地を使った戦車道殲滅戦の迫力。でも戦車道の戦術理解はちょっと難しくて解説が欲しくなる。



大学選抜隊長・愛里寿のボコにまつわるEPが弱かったり、惜しい点も見受けられるものの、やはり戦車がグングン行進してドンパチやる戦闘シーンを楽しむ物なので、そういう意味では大満足。
｢マッド・マックス｣を理解する感性は無かったけど（これ今年の映画ショック事件なんです）こっちは大丈夫だぜい！




近頃、これだけ戦車が活躍する映画って無いですからね。
次は是非、大コケしても良いから実写版企画で！･･･、製作費がかかりずぎて無理か。




シネマサンシャイン池袋