「団鬼六　OL縄奴隷」

「団鬼六　ＯＬ縄奴隷」1981年　日活　監督：藤井克彦

銀行で働く君代は課長の岡崎と肉体関係にあった。そんな彼女にクリーニング屋の店員・岬がストーキングしていた。以前、君代の生理つきパンティを盗み、変態呼ばわりされてもいた。君代は岡崎と一緒になりたかったものの、突然別れを切り出されて……

念願の麻吹淳子作品との再会です。リアルタイムで何か観てるはずなんですが･･･。本作では無かったようです。
ネットやレンタルで観れば良さそうなもんですが、あくまで劇場鑑賞で、例えそれが風紀的に問題がある池袋でも･･･
やはり新橋の閉館が痛い。

記憶の通り、オバハン顔全開。特にに髪をひっつめにした時に強調される頬骨とテカり具合。加えて時代の大きな赤縁眼鏡。
1981年の正月、日記から始まる。
まだ、あの当時は正月らしさというものが残っていましたな。

クリーニング屋店員の純愛が憎しみに変わって･･･
緊縛被虐のシーンともなると流石、ポスト女王。
普段のオバハン度とのコントラストが効くんでしょう。
谷ナオミは別格ですが後継女王としては麻吹淳子が一番か。

麻吹淳子は浣腸責めの被虐顔が秀逸らしいので、その辺を確認したかったのですが、この作品では残念ながら不十分。
鈴木則文の脚本は、あっさり被虐に目覚めた銀行ＯＬが後半、加害者と結託して自分を捨てた上司夫妻への復讐へと･･･
今回、本妻の気高い女、小川亜佐美の和装役作りが見事だったので、彼女の縛りも見たかったのだが、主役は麻吹淳子なのでね。

聖子ちゃんカットのJK山地美貴を聖子ちゃんの鼻歌をうたう童話作家がいたぶる。野上正義のメルヘンがノリノリ。
酒が入って最後にはグズグズになってましたが･･･

シネロマン池袋