思い入れのある人物の訃報に触れた時は「旅立った方々」として記事UPをさせていただいているが、情報ソースが狭いので見逃す事が多々あります。
それにしても昨年、落語協会における重要な師匠の訃報を2人まで逃すというのは、我ながら遺憾。
八代目 橘家円蔵 本名・大山武雄 1934年〈昭和9年〉4月3日 - 2015年〈平成27年〉10月7日
月の家円鏡時代にテレビの人気者だった円蔵の訃報。多分、ワイドショーとかでもそれなりに大きく取り上げられていたと思うんだけど、なんと年末まで知らなんだ。
エバラ焼肉のタレ、眼鏡くもり止めクリンビュー、「暑くて暑くてクーラクラです」お笑い頭の体操、ラジオの申し子、節子で売り出した円鏡。
昭和落語の四天王の一角として、最も面白い落語家の座に居た師匠。
生で聞いた演目は下記15種
道具屋 昭和54年10月5日 小朝の会
たいこ腹 昭和54年6月19日 紀伊国屋精鋭落語会
船徳 昭和54年7月21日 鈴本演芸場
浮世床 昭和54年9月27日 にっかん飛切落語会
五目落語(粗忽の釘-堀の内-不精床-反対車) 昭和54年10月6日 花王名人劇場
寝床 昭和54年10月29日 東横落語会
湯屋番 昭和54年11月11日 紀伊国屋寄席
猫と金魚 昭和54年12月22日 花王名人劇場
啞の釣 昭和55年2月4日 花王名人劇場
堀の内 昭和55年6月23日 花王名人劇場
鼠穴 昭和55年11月18日 円鏡独演会
粗忽の釘 昭和56年3月31日 東横落語会
弥次郎 昭和58年1月13日 池袋演芸場
愛宕山 昭和58年1月13日 池袋演芸場
七面堂 平成19年1月15日 末広亭
最後に聞いたのは末広での七面堂。どうしても噺が被る師匠でしたので久しぶりに聞いた新ネタ(個人的)
この師匠の場合はネタが被っても「道具屋」「猫と金魚」「寝床」など聴けると「またか」という不満感は全くありませんでしたね。
ちょうど聴き始めた頃はネタの少ない円鏡に立川談志が促して精力的に独演会でネタを増やしていった時期。
円鏡といえば「談志・円鏡の歌謡合戦」リアルタイムで聴いたのは僅かだったと思いますがCDになって聴いて、その天才ぶりにおぶっ飛び。
この企画に関して天才度という意味では円鏡が談志を上回っていたと言っても良いくらい。談志のイリュージョン・スタンスも、らしくて好きですけどね。
落語四天王の中でもとても仲の良かった2人でしたが、晩年、談志が怒って両者が疎遠になったのは残念でした。
老齢でもいつまでも悪ガキな2人のコンビ掛け合いは見たかったな。
完全に記録していませんがラジオ、テレビなどで聴けた演目として「くもかご」「反対車」「不精床」「狸札」「野ざらし」「火焔太鼓」「ステレオ落語:猫と金魚と不精床」の記録が残ってました。本当に生で聴いてないのかな?と思うようなネタばかり。「五目落語」として聴いたネタが2席ありますけどね。
追悼に談志・円鏡 歌謡合戦
その天才的脳内イリュージョンを楽しみましょう。
談志、圓鏡、歌謡合戦
ご冥福をお祈りいたします。
それにしても昨年、落語協会における重要な師匠の訃報を2人まで逃すというのは、我ながら遺憾。
八代目 橘家円蔵 本名・大山武雄 1934年〈昭和9年〉4月3日 - 2015年〈平成27年〉10月7日
月の家円鏡時代にテレビの人気者だった円蔵の訃報。多分、ワイドショーとかでもそれなりに大きく取り上げられていたと思うんだけど、なんと年末まで知らなんだ。
エバラ焼肉のタレ、眼鏡くもり止めクリンビュー、「暑くて暑くてクーラクラです」お笑い頭の体操、ラジオの申し子、節子で売り出した円鏡。
昭和落語の四天王の一角として、最も面白い落語家の座に居た師匠。
生で聞いた演目は下記15種
道具屋 昭和54年10月5日 小朝の会
たいこ腹 昭和54年6月19日 紀伊国屋精鋭落語会
船徳 昭和54年7月21日 鈴本演芸場
浮世床 昭和54年9月27日 にっかん飛切落語会
五目落語(粗忽の釘-堀の内-不精床-反対車) 昭和54年10月6日 花王名人劇場
寝床 昭和54年10月29日 東横落語会
湯屋番 昭和54年11月11日 紀伊国屋寄席
猫と金魚 昭和54年12月22日 花王名人劇場
啞の釣 昭和55年2月4日 花王名人劇場
堀の内 昭和55年6月23日 花王名人劇場
鼠穴 昭和55年11月18日 円鏡独演会
粗忽の釘 昭和56年3月31日 東横落語会
弥次郎 昭和58年1月13日 池袋演芸場
愛宕山 昭和58年1月13日 池袋演芸場
七面堂 平成19年1月15日 末広亭
最後に聞いたのは末広での七面堂。どうしても噺が被る師匠でしたので久しぶりに聞いた新ネタ(個人的)
この師匠の場合はネタが被っても「道具屋」「猫と金魚」「寝床」など聴けると「またか」という不満感は全くありませんでしたね。
ちょうど聴き始めた頃はネタの少ない円鏡に立川談志が促して精力的に独演会でネタを増やしていった時期。
円鏡といえば「談志・円鏡の歌謡合戦」リアルタイムで聴いたのは僅かだったと思いますがCDになって聴いて、その天才ぶりにおぶっ飛び。
この企画に関して天才度という意味では円鏡が談志を上回っていたと言っても良いくらい。談志のイリュージョン・スタンスも、らしくて好きですけどね。
落語四天王の中でもとても仲の良かった2人でしたが、晩年、談志が怒って両者が疎遠になったのは残念でした。
老齢でもいつまでも悪ガキな2人のコンビ掛け合いは見たかったな。
完全に記録していませんがラジオ、テレビなどで聴けた演目として「くもかご」「反対車」「不精床」「狸札」「野ざらし」「火焔太鼓」「ステレオ落語:猫と金魚と不精床」の記録が残ってました。本当に生で聴いてないのかな?と思うようなネタばかり。「五目落語」として聴いたネタが2席ありますけどね。
追悼に談志・円鏡 歌謡合戦
その天才的脳内イリュージョンを楽しみましょう。
談志、圓鏡、歌謡合戦
ご冥福をお祈りいたします。