「ムカデ人間」 2009年 蘭・英 監督:トム・シックス
原題:The Human Centipede (First Sequence)
ドイツ郊外、人里離れた屋敷に住む外科医ヨーゼフ・ハイター博士。シャム双生児分離手術のエキスパートである彼の夢はムカデ人間の創造。
拉致された哀れな被害者が目覚めたとき、想像を絶する悲劇が彼らを待っていた。
A体、B体、C体の3つの人体の、ヒザの皿のじん帯を切除して四つん這いにさせ、A体の肛門とすべての歯を抜いたB体の口唇、同じくB体の肛門とC体の口唇を縫合して一体化させ、養分はAが口から摂取し、Bを通過してCの肛門から排泄させるというおぞましい手術、博士はそれを“ムカデ人間 第一シークエンス”と呼ぶのだった。
このお下劣映画。日本での上映を楽しみにしていて、待ちに待った公開の7月2日だったのですが。この頃から映画を見れない状況に陥り、いつでも行けそうな9時20分スタートの上映でさえも断念の連続。劇場鑑賞は諦めていました。
ところが、このお下劣映画、夏休みになってもまだまだ公開の続く予想外のロングラン。
やっと見てきたよう。
皆さんの評判通り、おバカお下劣でありながら、ちゃんとホラー映画として楽しめる正当なもの。
でも、やっぱり胸悪くなるよ。
素晴らしいヨーゼフ・ハイターの存在、日本人被害者の関西弁。笑いもあるけれど、何かが足りないと思ったら、私の好きなエロティシズムをすっかり排除してくれちゃってんのね。
当方、この作品でエロティシズムを感じるほど修行を積んでないもので・・・
被害者女子2名も美女である必要のない悲惨な状況になるわけだし・・・
もっとも興味深い結合部がおむつのような包帯で隠れて見えないじゃないの。見たくもないけど・・・
狂気の外科医が包帯もはずさずに「美しい・・・」と恍惚とするんだけど・・・
そこは、ちゃんと博士の描く可愛い絵コンテで想像しましょうね。
ヨーゼフ・ハイター博士(ディーター・ラーザー)の基地の外ぶりが素晴らしいですね。あまりに基地の外なので、おぞましい計画、犯行はかなり杜撰であり、そこが逃げられるんじゃないかとの仄かな期待を持たせてくださり、ホラー映画度が増しております。
もう一人、日本人(北村昭博)の登場イコールこの映画の笑いになっているのもよろしいです。
・・・が、最後に神に向かって独白を始めるなどは、嫌な予感がしたりもします。でもご安心ください。ヒューマン方面との対極の関係は保たれますので。
最後尾の娘の顔色がどんどん悪くなる。クソ喰ったクソ(しかも真ん中の娘が便秘らしい)では栄養摂取が難しいもんね。
真ん中の娘は助かるんでしょうか。
多分、警察の援軍が来て発見されちゃうんだろうな。
これはあくまでファースト・シークエンス。もっと沢山つ・な・げ・て・み・た・い・・・でも、警官2人はつなげたくないけど。
渋谷シネクイント
原題:The Human Centipede (First Sequence)
ドイツ郊外、人里離れた屋敷に住む外科医ヨーゼフ・ハイター博士。シャム双生児分離手術のエキスパートである彼の夢はムカデ人間の創造。
拉致された哀れな被害者が目覚めたとき、想像を絶する悲劇が彼らを待っていた。
A体、B体、C体の3つの人体の、ヒザの皿のじん帯を切除して四つん這いにさせ、A体の肛門とすべての歯を抜いたB体の口唇、同じくB体の肛門とC体の口唇を縫合して一体化させ、養分はAが口から摂取し、Bを通過してCの肛門から排泄させるというおぞましい手術、博士はそれを“ムカデ人間 第一シークエンス”と呼ぶのだった。
このお下劣映画。日本での上映を楽しみにしていて、待ちに待った公開の7月2日だったのですが。この頃から映画を見れない状況に陥り、いつでも行けそうな9時20分スタートの上映でさえも断念の連続。劇場鑑賞は諦めていました。
ところが、このお下劣映画、夏休みになってもまだまだ公開の続く予想外のロングラン。
やっと見てきたよう。
皆さんの評判通り、おバカお下劣でありながら、ちゃんとホラー映画として楽しめる正当なもの。
でも、やっぱり胸悪くなるよ。
素晴らしいヨーゼフ・ハイターの存在、日本人被害者の関西弁。笑いもあるけれど、何かが足りないと思ったら、私の好きなエロティシズムをすっかり排除してくれちゃってんのね。
当方、この作品でエロティシズムを感じるほど修行を積んでないもので・・・
被害者女子2名も美女である必要のない悲惨な状況になるわけだし・・・
もっとも興味深い結合部がおむつのような包帯で隠れて見えないじゃないの。見たくもないけど・・・
狂気の外科医が包帯もはずさずに「美しい・・・」と恍惚とするんだけど・・・
そこは、ちゃんと博士の描く可愛い絵コンテで想像しましょうね。
ヨーゼフ・ハイター博士(ディーター・ラーザー)の基地の外ぶりが素晴らしいですね。あまりに基地の外なので、おぞましい計画、犯行はかなり杜撰であり、そこが逃げられるんじゃないかとの仄かな期待を持たせてくださり、ホラー映画度が増しております。
もう一人、日本人(北村昭博)の登場イコールこの映画の笑いになっているのもよろしいです。
・・・が、最後に神に向かって独白を始めるなどは、嫌な予感がしたりもします。でもご安心ください。ヒューマン方面との対極の関係は保たれますので。
最後尾の娘の顔色がどんどん悪くなる。クソ喰ったクソ(しかも真ん中の娘が便秘らしい)では栄養摂取が難しいもんね。
真ん中の娘は助かるんでしょうか。
多分、警察の援軍が来て発見されちゃうんだろうな。
これはあくまでファースト・シークエンス。もっと沢山つ・な・げ・て・み・た・い・・・でも、警官2人はつなげたくないけど。
渋谷シネクイント