「生誕100年木下忠司の映画音楽」
「春だ ドリフだ 全員集合!!」1971年 松竹 監督:渡邉祐介
ザ・ドリフターズ主演の全員集合シリーズ第8作。本作では、いかりや長介が落語家いかり亭に扮し、彼の師匠役には三遊亭円生。いかり亭の善意から行動は思いがけぬ大騒動となり、彼の真打昇進の件もからみ師匠は協会の有力者に重大宣言をするに至ってしまう。
これは落語ファンは必見の作品。
ドリフターズがドタバタを繰り広げる温泉旅館の別室で連盟の真打昇進会議。メンバーは柳家小さんに三遊亭円生、芸術協会から後に十代文治になる桂伸治。そしてもう一人は大抜擢の柳家さん助。
自分の可愛い弟子を追加で真打に推奨しようという円生の前に飛び込んできた芸者姿の長楽(いかりや長助)を見て激怒「長楽の昇進は取消し!私は連盟を辞めます!」
そりゃもう観客が大喝采、大爆笑。当時、実際に7年後に落語協会分裂騒動が起こるとは誰か予想していましたかね。という予知映画。
他にも「の・ようなもの」の扇橋も一言台詞のある楽屋師匠のちょい役で出てる。
小柳ルミ子が自身の曲2曲も続けて披露。「瀬戸の花嫁」「お祭りの夜」
子供だった当時このおねいさんの魅力がちっとも解らなかったものだが、今みてもデビュー当時はイモい。私は真理ちゃん派でしたから。
しかし、歌はうまいね。特に「お祭りの夜」を聴くと「ルパン3世」を想い出してしまうが、昭和の名曲。
物語の発端は小柳ルミ子ですが、後はどうでもよくなり再登場さえしません。
当時のドリフターズに欠かせないゴールデンハーフ。佐山俊二の踊りのお師匠さんの稽古で待機しているシーン。ワクワク喜んだがほんのちょっとだけ。
エバの素気ない台詞は良かったが歌も聴きたかったな。
左とん平が二枚目役というのも面白い。
新藤恵美。確かこの時期は、私の家のお向かいさんでした。親近感あり贔屓目ではありますが、やっぱり色っぽく、いいね。
ドリフターズの芸というのはどうなんでしょう。
ガキの頃は自然と「8時だよ!全員集合」も見てましたけど・・・
いかりや長介と加藤茶のからみ、結局いかりや長介が痛い目に合うというお決まりのコンビネーションは悪くないけど。
映画になると意外と健闘を見せる高木ブー。(たいした事はないけど、印象があまりにも無能だったもんで・・・)
芸者姿で「ツーレロ節」歌になると加藤茶を初めとして俄然楽しくなる。
ガキの頃、高木ブー同様にドリフターズのバンドからコント集団への路線変更に戸惑っていた事を思い出す。
円生師匠の演技。ま、そもそも二つ目の分際で非公式とはいえ弟子を取った時点で大叱責、破門の方向と思うけど。
木下忠司の音楽、決して悪くないけどドタバタシーンは「8時だよ!全員集合!!」での舞台転換のあの曲が欲しくなるよね。
落ちについて
「いかり亭長楽」とタイピングしたら「凋落」と出た。そのまんまの落ちです。
京橋フィルムセンター
「春だ ドリフだ 全員集合!!」1971年 松竹 監督:渡邉祐介
ザ・ドリフターズ主演の全員集合シリーズ第8作。本作では、いかりや長介が落語家いかり亭に扮し、彼の師匠役には三遊亭円生。いかり亭の善意から行動は思いがけぬ大騒動となり、彼の真打昇進の件もからみ師匠は協会の有力者に重大宣言をするに至ってしまう。
これは落語ファンは必見の作品。
ドリフターズがドタバタを繰り広げる温泉旅館の別室で連盟の真打昇進会議。メンバーは柳家小さんに三遊亭円生、芸術協会から後に十代文治になる桂伸治。そしてもう一人は大抜擢の柳家さん助。
自分の可愛い弟子を追加で真打に推奨しようという円生の前に飛び込んできた芸者姿の長楽(いかりや長助)を見て激怒「長楽の昇進は取消し!私は連盟を辞めます!」
そりゃもう観客が大喝采、大爆笑。当時、実際に7年後に落語協会分裂騒動が起こるとは誰か予想していましたかね。という予知映画。
他にも「の・ようなもの」の扇橋も一言台詞のある楽屋師匠のちょい役で出てる。
小柳ルミ子が自身の曲2曲も続けて披露。「瀬戸の花嫁」「お祭りの夜」
子供だった当時このおねいさんの魅力がちっとも解らなかったものだが、今みてもデビュー当時はイモい。私は真理ちゃん派でしたから。
しかし、歌はうまいね。特に「お祭りの夜」を聴くと「ルパン3世」を想い出してしまうが、昭和の名曲。
物語の発端は小柳ルミ子ですが、後はどうでもよくなり再登場さえしません。
当時のドリフターズに欠かせないゴールデンハーフ。佐山俊二の踊りのお師匠さんの稽古で待機しているシーン。ワクワク喜んだがほんのちょっとだけ。
エバの素気ない台詞は良かったが歌も聴きたかったな。
左とん平が二枚目役というのも面白い。
新藤恵美。確かこの時期は、私の家のお向かいさんでした。親近感あり贔屓目ではありますが、やっぱり色っぽく、いいね。
ドリフターズの芸というのはどうなんでしょう。
ガキの頃は自然と「8時だよ!全員集合」も見てましたけど・・・
いかりや長介と加藤茶のからみ、結局いかりや長介が痛い目に合うというお決まりのコンビネーションは悪くないけど。
映画になると意外と健闘を見せる高木ブー。(たいした事はないけど、印象があまりにも無能だったもんで・・・)
芸者姿で「ツーレロ節」歌になると加藤茶を初めとして俄然楽しくなる。
ガキの頃、高木ブー同様にドリフターズのバンドからコント集団への路線変更に戸惑っていた事を思い出す。
円生師匠の演技。ま、そもそも二つ目の分際で非公式とはいえ弟子を取った時点で大叱責、破門の方向と思うけど。
木下忠司の音楽、決して悪くないけどドタバタシーンは「8時だよ!全員集合!!」での舞台転換のあの曲が欲しくなるよね。
落ちについて
「いかり亭長楽」とタイピングしたら「凋落」と出た。そのまんまの落ちです。
京橋フィルムセンター