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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「あやつり糸の世界」2回目

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「あやつり糸の世界」第1部・第2部 2回目
1973年 西独 監督:ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
WELT AM DRAHT

サイバネティック未来予測研究所が開発中の<シミュラクロン1>は、スーパーコンピュータにより電子空間に仮想の人工世界を構築し、高度なシミュレーションによって政治や経済などの未来予測を行う画期的システム。ある日、開発者のフォルマー教授が急死し、後任にフレッド・シュティラーが任命される。だがその直後、彼にフォルマーの最期の様子を伝えようとした同僚ラウゼが忽然と姿を消してしまう。しかも彼のことを記憶している者が一人もいないという不可解な状況に直面してしまうシュティラーだったが…。

3ヶ月ぶりのリベンジ鑑賞。前回は第一部のほとんどを眠ってしまったかんね。
下高井戸に向かおうと新宿で京王線に乗ったら人身事故。上映時間に間に合わず断念。(2週連続の被害)それにも関わらず再々挑戦に出掛けたんです。
まぁ、確かに第一部は眠いよ。今回フリスク舐め舐め、なんとか眠らなかったけれど。
第一部の終盤から第二部へは娯楽作品として面白くテンポもグンと上がる感じ。第一部ではSF模造社会の説明に当たってるようで、そんなに親切ではない。
もともと映画じゃなくてテレビドラマなもんで大目に見て。

お気に入りのゴッドフリート・ヨーンの役、アインシュタインはスゲェ重要な鍵を握る役だったのね。
第一段階、第二段階って事で。



フレッド・シュティラー博士 (クラウス・レーヴィッチェ)がプログラミングしたモニター受像のヘルベルト・ジスキンス所長(カール=ハインツ・フォスゲラウ)ギャグは解りやすくて好きなテイストだ。ファスゲラウがマイケル・ペリンに見えた。

上の世界との連絡係を探すシュティラー博士。
スキンヘッドに「貴様が連絡係だろう」に難詰するとあっさり「バレていたかっ!」て白状。
それは鉄鋼企業との癒着、連絡係って事なのも充分ギャグで好きよのう。

脇役というか背景的におかれた役の人たち(やたら白塗りだったりする)の変さ加減も70年代SFとしちゃ許せる。
特に精神病院行き車の2名の呆けた顔と耳の遠い太ったウエイトレスね。
まさに模造社会の空間のように嘘臭くていいよね。



前回購入を控えたCD付きパンフレットを買ってみる。
何せ、この作品で石橋英子を知りカフカ鼾のライブまで行ったわけだし。
この作品をイメージしたSF的音楽。70年代SF。カフカ鼾は山本達久のドラムが良いので、ドラムが無いのは寂しい。いづれ本格映画音楽に携わってもらいたい石橋英子さん、またはカフカ鼾の皆さんではあります。





下高井戸シネマ

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