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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「ジャニス:リトル・ガール・ブルー」

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「ジャニス:リトル・ガール・ブルー」2015年 米 監督:エイミー・バーグ

1970年に若くして亡くなるも、著名な女性ロックシンガーとして今も人気を誇るジャニス・ジョプリンのドキュメンタリー。テキサスから飛び出してロックシンガーとなった彼女の軌跡に、関係者や家族の証言を通して迫る。
ジャニス・ジョプリンは、1943年にテキサス州ポートアーサーで生まれた。シャイな性格や容姿に対するコンプレックスが原因で学校になじめず孤独な日々を送るジャニスだったが、ブルースやフォークに魅了されバンドを結成して歌うようになる。その後、サンフランシスコへと向かった彼女は、ビッグ・ブラザー&ザ・ホールディング・カンパニーのメンバーに。印象的なナンバーと歌声で、瞬く間にスターになるが……。

ジャニス・ジョプリンのドキュメントというと1990年に日本公開されたハワード・オーク監督の「ジャニス」(1974年)を思い出すんである。
公開時、デート・ムービーとして使ったんよね。しかも三原橋のシネ・パトスでのレイト・ショー。ずいぶん早目に待ち合わせ時間を設定していたので、終映後は時間がないし、ちょっくら食事でもって事になった。よせばいいのにそこで少量ながらアルコールを飲んだら案の定、上映となったら爆睡してしまい、呆れかえられたんである。
まだ若い時分でしたから映画での爆睡体験はこれが最初だったと思う。最近は増えたが・・・
DVDで再鑑賞しようと思いながら四半世紀放ったたらかしね。毎度のこってす。

今回は当然アルコールなど一滴も入れずに鑑賞。おかげで眠らずにすんだよ。
ジャニス・ジョプリンは好きだけれどもレコードやCDは持っておらん。わずかにカセットテープに録音したベスト盤が残ってるだけ。
映画で、さわりだけでも歌声が聴けて、ライブの臨場感を少しでも感じれればそれでok。それはこの前の「AMY」と同じさ。

関係者のインタビューとライブ映像で構成、編集して一人の女性としてのジャニスに迫ろうという企画。
爆睡してるので「ジャニス」と比較してどうなのかとかが解らん。覚醒していても多分、内容は忘却してるだろうけど・・・

インタビューでジャニスがやたら「私は成功を納めた」という言葉を繰り返してるのがせつなくなる内容。
成功を納めたとしても努々、疎外感しかなかったクラス会なんかに出るもんじゃないとつくづく思わせる。

歌の力はやっぱり魂の叫びでど迫力。
実は詳しく知らなかったんだが短い音楽活動の中でもバンドの変遷があったのね。
大ブレイク前のビッグ・ブラザー&ホールディング・カンパニー。「サマータイム」はそのバンドのヴォーカル時代だったんですね。

ところでこの作品、ナレーターとして、最近ここでも取り上げたキャット・パワーが指名されている。クレジットはショーン・マーシャル。
これは個人的注目ポイントだったんだが、全編にわたってナレーションが付くわけじゃない。そりゃそーだわな。

この日、知らなかったがトークショーが用意されていた。「しまった、とっとと帰ってしまおう」と席を立とうとしたらトークゲストは久保田麻琴さんだという。
久保田麻琴氏が夕焼け楽団以降、どのような活動をされていたのかまったく知らなかったけれど、夕焼け楽団が懐かしくって、トークショーも滞在することに。
好きだったわけじゃないが、久保田麻琴と夕焼け楽団は、誰だったか外タレ武道館ライブの前座で見た。40年くらい前の話だ。
久保田さんもジャニスはビッグ・ブラザー&ホールディング・カンパニーの頃のほうが好きだと言ってましたから、マーケットプレイスでポチっとこうかと思います。
当時のサンフランシスコ、ヒッピー・ムーブメントをやや遅れで体感されているそうで興味深いお話。よう解らんが。
「ラスト・ワルツ」のコンサートも見てたらしいよ。


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