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「高慢と偏見とゾンビ」

「高慢と偏見とゾンビ」2016年 米 監督:バー・スティアーズ
PRIDE + PREJUDICE + ZOMBIES

感染するとゾンビとなる謎のウィルスが蔓延する18世紀のイギリス。片田舎で暮らすベネット家の5人姉妹は、裕福な男性との結婚を夢見ながら得意のカンフーでゾンビと戦う毎日を送っていた。ある日、屋敷の隣に資産家のビングリーが引っ越してきて、ビングリーの友人で大富豪の騎士ダーシーも出入りするようになる。舞踏会でダーシーと知り合い、色めきだつ姉妹だったが、次女のエリザベスだけは、ダーシーの高慢な態度に嫌悪感を抱いていた。そんな中、人類とゾンビによる最終戦争が勃発。ともに戦うことになったエリザベスとダーシーは、互いに自らの中で抱いていた偏見に気づきはじめる。

ジェイン・オースティンの世界的に有名な長編恋愛小説とゾンビの合わせ技の大ベストセラー小説が原作。
と言っても、原作は愚か「高慢と偏見」も読んでないし、その映画化作品も見ていないので事前にwikipediaでなぞっておく。

B級なゾンビ映画を想像していたけどちょっと趣が違った。
18世紀イギリスのゴージャスな舞台での美男、美女ご活躍のドラマが軸で、ゾンビはあくまで添え物であり背景に他ならない。かえってそれが良かったとも言える。ある意味、期待を裏切る内容。
ゾンビ映画として観ていると大いに欲求不満に陥るけど、ゾンビ要素の誘惑が無ければこの手のジャンルは見る事無いので貴重な体験。

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ゾンビの存在より、むしろ姉妹にカンフーの心得があるってのが肝だわな。
強くて綺麗な女子は見てるだけで幸せ。
エリザベス(リリー。ジェームズ)以外の姉妹アクションにももっとスポット当てて欲しかったかな。

内容的には今一刺さってこなかったけれど、まぁ良い。

よく見てればゾンビ映画らしさもあるだろうけど、古地図に血で進行経路を表現するところと、くどすぎるて蛇足感半端ないラストのワンシーン。(本作に限って、あれは無くていいと思うけど、セオリーだから仕方ないって所)
グロ表現もおとなしいので、使いたければデートでもOKでゾンビ世界に引き込むきっかけにどうぞって感じ。

珍しくイケメン男優を褒めたくなりましたので・・・
ビングリーのダグラス・ブースが素敵でした。

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イケメンその1、コーマンなダーシー(サム・ライリー)

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その2、同伴女子の心を全部持ってかれても文句言えないイケメン、ダグラス・ブース

きっと、これを観たら「高慢と偏見」を読む必要は無いって事にしておきましょう。ここからゾンビとカンフーを抜いたらいいんでしょ。

純文学作品とゾンビの融合はこれからも二番、三番、狙って出て来そうな予感。
日本においてもB級な二番煎じ作品の粗製乱造を大いに期待したいね。

伊集院のラジオみたいな邦題が良い。原作そのままだけど。後ろにも「と」を付ければ完璧。
そもそも元となるジェイン・オースティンの邦題が良いんだけどね。Pride and Prejudice

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TOHOシネマズシャンテ

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