「コーヒー＆シガレッツ」

「コーヒー＆シガレッツ」2003年　米・伊・日　監督：ジム・ジャームッシュ

ジム・ジャームッシュ監督が18年に渡って撮りためたコーヒーとタバコをテーマにした短編映画集。11本のショート・フィルムに登場するのは、ケイト・ブランシェット、ビル・マーレイ、スティーブ・ブシェミ、ロベルト・ベニーニなど総勢24名。第3話目の『カリフォルニアのどこかで』はカンヌ映画祭短編部門のパルム・ドールを受賞している。

ジム・ジャームシュ好きを公言していたら未見の本作を知人に勧められた。
あれからもう何年経ったでしょうか、DVDを借りずに取っておいた作品。
劇場派の理由の一つ。公開時と上映開始時間が決められていて否応なしにこちらから合わせる事。いつでも見れるDVDとかだとすぐ後回しにしちゃって、そのうち機を逃す。酷い時は借りてきたものの期限切れでそのまま返したりしちゃう。

で、待望の観賞とあいなったわけですが。これは短編集で劇場に拘る必要は無かったか。むしろソフト所有して愛でるべき作品集。
とやかく理屈を言う必要ない愛すべき作品群。
コミュニケーションの行き違いは相変わらずで面白い。

煙草に関する環境が激変しているので或る意味（良くも悪くも）古臭くなってる面もあり。
若い頃からファッション性のみで煙草を嗜んでおり、30手前でスッパリ止めたのも、これからは煙草はダサイと思ったためという軽薄人間。
でも、またまたこういう作品を見ると煙草に憧れが沸くな。なんとミーハーなんでしょう。

時折、紅茶に代わってしまうのはいい加減さ？


STRANGE TO MEET YOU

１本目、ロベルト・ベニーニの使用で掴みはOK










TWINS

続いてブシェミ。双子のシューズが良いね。










SOMEWHERE IN CALIFORNIA

注目のトム・ウエイツとイギー・ポップ。イギーの方が真面目そうな役というのがミソ。















THOSE THINGS'LL KILL YA

ドラ息子と煙草は身体に良くない。











RENEE

ルネが煙草とコーヒーの似合ういい女なもんだから店員が何かとチョッカイ出そうとするけど不首尾。･･･銃カタログ･･･可笑しい。
















NO PROBLEM

１番はこれかな。ありそうでなかなかない再会。










COUSINS

成功者の方がケイト・ブランシェットだと思ってたらやさぐれいとこもケイト・ブランシェットだった。
















JACK SHOWS MEG HIS TESLA COIL

理系女子と実験。病みつきになる空気感。










COUSINS ?

ここでは紅茶。皮肉度は１番かな。










DELIRIUM

また紅茶。でもビル・マーレイがコーヒー飲んでるからいいか。デカンタ直。





CHAMPAGNE

流石に疲れてきた。右の爺ぃとともに一瞬眠りに落ちたら、エンディング、イギー・ポップのLouie Louie












チェックのテーブルクロスとコーヒーカップ、灰皿の取り合わせ。
煙草が元気だった古き良き時代という･･･古臭さが良い方向に出ている。

今後も時折、愛でたいのでDVD買っても良いと思うが、どうしよう。

キネカ大森