「団鬼六 縄炎夫人」1980年 日活 監督:藤井克彦
新婚ホヤホヤの耕二は、地方で商談を済ませた後に芸者・小菊とある夫婦のSMショーを見た。帰路、耕二は運転する車で先程のショーに出ていた女をひいてしまう。彼は顔を真青にした小菊とともに逃げるが、それは地獄へのトビラが開いた瞬間だった……
麻吹淳子さんの作品はあまり観ていない。
ロマポブームで頻繁に特集は組まれるけれど80年代の作品はなかなか特集の中に入ってこないので、劇場観賞しようとすると風紀的に問題のある池袋や上野に行かなきゃならない。行くたくないけど仕方ないのだ。
この日は観客の皆さん比較的おとなしくされていて良かった。
SM女王、「ポスト谷ナオミ」が次から次へと登場したが、被虐度合いから言うと麻吹淳子さんはかなりの絶品である事は間違いないし、むしろ「ポスト谷ナオミ」という言葉は使いたくない。全く違った個性の被虐女王ですから。
魅力の一番は決して美人とは言えないおフェイスが被虐の表情を見せる瞬間。頬骨のあのテカりは何者にも代えがたい。
やや垂れ気味のたわわな胸も縄被虐には欠かせない絶品要素。
団鬼六作品としては少し異色じゃないかと思う。
所謂、監禁調教モノだが、ご亭主のクズっぷりが激しく、捉われた奥様も早い段階で白黒ショーの師匠源蔵さんいになびいた方がよほど幸福に思える。
亭主のクズっぷりに比して、この源蔵さんの元妻・愛子さん(クズ亭主に轢き逃げされ死亡)への愛と、調教する麻吹淳子さんへの愛が美しい。
とても優しい気持ちになれるのはSM作品として稀有。
妹役の朝霧友香のとばっちりな宙吊り。
ドS小菊の志摩いづみさんだが、朝霧さんの貞操は守ってあげたのかしら。
和装芸者志摩いづみはいつ見ても美しく絶品。世の中で一番ふくらはぎが綺麗な人でしょう。ちょっと下品顔の麻吹淳子さんとの対比も良いですね。
屋外調教場面、これまたとても美しい。瀧、川からギューンとロングに引くロケ地の緑。
志摩さんと麻吹さんは競演に関わらず、そして、その出演作の良し悪しに関わらず今後も要チェックで見ていきたいのでロマポ特集を組む場合はよろしくお願いしますよ。あと、それから風間舞子さんのもね。
池袋シネロマン
新婚ホヤホヤの耕二は、地方で商談を済ませた後に芸者・小菊とある夫婦のSMショーを見た。帰路、耕二は運転する車で先程のショーに出ていた女をひいてしまう。彼は顔を真青にした小菊とともに逃げるが、それは地獄へのトビラが開いた瞬間だった……
麻吹淳子さんの作品はあまり観ていない。
ロマポブームで頻繁に特集は組まれるけれど80年代の作品はなかなか特集の中に入ってこないので、劇場観賞しようとすると風紀的に問題のある池袋や上野に行かなきゃならない。行くたくないけど仕方ないのだ。
この日は観客の皆さん比較的おとなしくされていて良かった。
SM女王、「ポスト谷ナオミ」が次から次へと登場したが、被虐度合いから言うと麻吹淳子さんはかなりの絶品である事は間違いないし、むしろ「ポスト谷ナオミ」という言葉は使いたくない。全く違った個性の被虐女王ですから。
魅力の一番は決して美人とは言えないおフェイスが被虐の表情を見せる瞬間。頬骨のあのテカりは何者にも代えがたい。
やや垂れ気味のたわわな胸も縄被虐には欠かせない絶品要素。
団鬼六作品としては少し異色じゃないかと思う。
所謂、監禁調教モノだが、ご亭主のクズっぷりが激しく、捉われた奥様も早い段階で白黒ショーの師匠源蔵さんいになびいた方がよほど幸福に思える。
亭主のクズっぷりに比して、この源蔵さんの元妻・愛子さん(クズ亭主に轢き逃げされ死亡)への愛と、調教する麻吹淳子さんへの愛が美しい。
とても優しい気持ちになれるのはSM作品として稀有。
妹役の朝霧友香のとばっちりな宙吊り。
ドS小菊の志摩いづみさんだが、朝霧さんの貞操は守ってあげたのかしら。
和装芸者志摩いづみはいつ見ても美しく絶品。世の中で一番ふくらはぎが綺麗な人でしょう。ちょっと下品顔の麻吹淳子さんとの対比も良いですね。
屋外調教場面、これまたとても美しい。瀧、川からギューンとロングに引くロケ地の緑。
志摩さんと麻吹さんは競演に関わらず、そして、その出演作の良し悪しに関わらず今後も要チェックで見ていきたいのでロマポ特集を組む場合はよろしくお願いしますよ。あと、それから風間舞子さんのもね。
池袋シネロマン