1月31日のジェフ・ベック日本公演が期待以上に素晴らしかった。
ジョン・ウエットンの訃報に水を差された感もあるけど訃報を知る前の多幸感は久しぶり。
個人的には42年ぶりのジェフ・ベック体験。「ブロー・バイ・ブロー」を極めてエポックに発表した頃のワールド・ロック・フェスティバル後楽園球場以来という事になる。あの時はジェフ・ベックが風邪をひいていてまさかの昼間の浅い所の出演。本調子では無かったものの生のジェフ・ベックに感激したものだ。
中高生の頃、ジェフ・ベック・グループ、BBAが好きで聴いてきてジャズに傾倒始めた頃の「ブロー・バイ・ブロー」、そんなジェフ・ベックも「ワイヤード」までで、その後はすっかり御無沙汰。
数年前のロニー・スコットのライブで可愛いベースを引き連れて話題になった時、コンサートDVDが劇場上映されるというので、見に行こうか行くまいか迷った挙句スルーしてしまう。そんな程度のものでしたが、今回は、新譜「ラウド・ヘイラー」が凄く良いので、「これならライブを!」となったわけです。
挑発的なロジーのヴォーカルをフューチャーしたバンド。で、ありながらジェフ・ベック自身のギター・プレイも昔のロックに戻った感。新旧合体の塩梅が嬉しいアルバムで「ブロー・バイ・ブロー」以上のエポック作品と思います。72歳で自身キャリアのベストを打ち出してくるなんて凄いですね。
それはまさに「往年のギターの神様の日本公演」と言う物でなく現役バリバリのパフォーマンス。
客の年齢層はかなり高い。今回、「ラウド・ヘイラー」が中心になるので、少しは客僧が若返っているのか?それは今までの日本公演に来てないので不明。
また、会場が東京国際フォーラムというのも良くって、始まる前からアダルトな落ちついた雰囲気。しかしながらそれぞれ内に熱いものを秘めたオジサンたち。
セットリストの構成がとてつもなく良いのでありました。
今までの弾きまくりインストと「ラウド・ヘイラー」との溝は感じられない。
情報として知らなかった男性ヴォーカルの帯同。
ジミー・ホールはジェフ・ベック・ファンにはすっかりお馴染のコンビなんですね。このジミー・ホールがまたとても良くってMorning Dewでは涙ちょちょ切れました事よ。
男性ヴォーカルと女性ヴォーカル。まるでその幕間(と言っては失礼だけど)往年のギター弾きまくりインスト。
個人的には近年、マーク・リボー等を好んで聴くようになっているのでジェフ・ベックの美しいギターの音色は正直、好みじゃないけど、生だとやっぱり良いですね。懐かしさも伴って・・・
ブランクがあった割に知らない曲がほとんど無かったというのも楽しめる要因。
マハビシュヌ・オーケストラの曲なんかもやるんですね。しかもかなり地味目な曲。
やはりロジーのヴォーカルが入る「ラウド・ヘイラー」からの曲が最も好み。
BONESにジェフ・ベックが加わった態でも個人的には観たいバンド。
ロジーのヴォカールはCDよりも可愛らしく感じられる。またギターのカルメン・ヴァンデンバーグ嬢。サイドに徹してドラムの脇で大人しく弾いてましたが双眼鏡越しで見るとボーイシュな金髪ショートで不思議な色気がある。赤いシャツもブロンドに合う。
ちなみにロジーは空軍ミリタリー風なつなぎにベレー帽で丸っこい身体を包み、小柄ながらデカ尻が迫力がある。
ジェフ・ベックは水玉長袖。良く見る二の腕むき出しスタイルじゃなかったのも好感。
ストラト、テレキャス、ボトルネックの際はオイル缶ギター。
さらにもう一人ベースがグラサン越しにドヤ顔の女性ベース。
女子3人までも引き連れたバンド構成もシンプルで良い。
ジェフ・ベックに歳を感じるのは、やたら若い女の子を引き入れたがる所。時代の流れという事だけじゃないはず。
実際、聴く側も昔はクラプトンのイヴォンヌ・エリマンとの共演を苦々しく思ったりもしたが、今はカッコ良い女子ロッカーは大歓迎。こっちも歳とってるわけでね。
2度目のアンコールは場内総立ち。
座って観るのは疲れないが、やはり立ち上ると乗りが増幅される。
Going Downをジミーとロジーで歌う。
BBAには名曲が多いがヴォーカルが少しアレだっただけにこれは実に良い。
総合的に今まで観てきた来日アーティスト公演の中でもピカ一でした。
もっとも観てきたのはほとんど70年代なんだけどね。音響技術とかも格段の違いなんでしょうね。
公演中はフラッシュ焚かなければデジカメ、スマフォ撮影OKの太っ腹。
スマフォのフラッシュ焚かない設定を調べるのが面倒なのと集中するため肉眼とところどころ双眼鏡で観賞。
THE REVOLUTION WILL BE TELEVISET
FREEWAY JAM
LONNIE ON THE MOOVE
LIVE IN THE DARK - ROSIE
THE BALLAD OF THE JERSEY WIVES - ROSIE
YOU KNOW YOU KNOW
MORNING DEW - JH
A CHANGE IS GONNA COME - JH
BIG BLOCK
CAUSE WE'VE ENDED AS LOVERS
O.I.L. - ROSIE
THUGS CLUB - ROSIE
SCARED FOR THE CHILDREN - ROSIE
BECK'S BOLERO
BLUE WIND
LITTLE BROWN BIRD - JH
SUPPERSTITION - JH
RIGHT NOW - ROSIE
GOOD BYE PORK PIE HAT / BRUSH WITH THE BLUES
A DAY IN THE LIFE
GOING DOWN - RO&JH.....D!
Jeff Beck (g.)
Rosie Oddie (vo.)
Carmen Vandenberg (g.)
Rhonda Smith (b.)
Jimmy Hall (vo.)
Jonathan Joseph (ds.)
JEFF BECK 「Loud Hailer」
ジョン・ウエットンの訃報に水を差された感もあるけど訃報を知る前の多幸感は久しぶり。
個人的には42年ぶりのジェフ・ベック体験。「ブロー・バイ・ブロー」を極めてエポックに発表した頃のワールド・ロック・フェスティバル後楽園球場以来という事になる。あの時はジェフ・ベックが風邪をひいていてまさかの昼間の浅い所の出演。本調子では無かったものの生のジェフ・ベックに感激したものだ。
中高生の頃、ジェフ・ベック・グループ、BBAが好きで聴いてきてジャズに傾倒始めた頃の「ブロー・バイ・ブロー」、そんなジェフ・ベックも「ワイヤード」までで、その後はすっかり御無沙汰。
数年前のロニー・スコットのライブで可愛いベースを引き連れて話題になった時、コンサートDVDが劇場上映されるというので、見に行こうか行くまいか迷った挙句スルーしてしまう。そんな程度のものでしたが、今回は、新譜「ラウド・ヘイラー」が凄く良いので、「これならライブを!」となったわけです。
挑発的なロジーのヴォーカルをフューチャーしたバンド。で、ありながらジェフ・ベック自身のギター・プレイも昔のロックに戻った感。新旧合体の塩梅が嬉しいアルバムで「ブロー・バイ・ブロー」以上のエポック作品と思います。72歳で自身キャリアのベストを打ち出してくるなんて凄いですね。
それはまさに「往年のギターの神様の日本公演」と言う物でなく現役バリバリのパフォーマンス。
客の年齢層はかなり高い。今回、「ラウド・ヘイラー」が中心になるので、少しは客僧が若返っているのか?それは今までの日本公演に来てないので不明。
また、会場が東京国際フォーラムというのも良くって、始まる前からアダルトな落ちついた雰囲気。しかしながらそれぞれ内に熱いものを秘めたオジサンたち。
セットリストの構成がとてつもなく良いのでありました。
今までの弾きまくりインストと「ラウド・ヘイラー」との溝は感じられない。
情報として知らなかった男性ヴォーカルの帯同。
ジミー・ホールはジェフ・ベック・ファンにはすっかりお馴染のコンビなんですね。このジミー・ホールがまたとても良くってMorning Dewでは涙ちょちょ切れました事よ。
男性ヴォーカルと女性ヴォーカル。まるでその幕間(と言っては失礼だけど)往年のギター弾きまくりインスト。
個人的には近年、マーク・リボー等を好んで聴くようになっているのでジェフ・ベックの美しいギターの音色は正直、好みじゃないけど、生だとやっぱり良いですね。懐かしさも伴って・・・
ブランクがあった割に知らない曲がほとんど無かったというのも楽しめる要因。
マハビシュヌ・オーケストラの曲なんかもやるんですね。しかもかなり地味目な曲。
やはりロジーのヴォーカルが入る「ラウド・ヘイラー」からの曲が最も好み。
BONESにジェフ・ベックが加わった態でも個人的には観たいバンド。
ロジーのヴォカールはCDよりも可愛らしく感じられる。またギターのカルメン・ヴァンデンバーグ嬢。サイドに徹してドラムの脇で大人しく弾いてましたが双眼鏡越しで見るとボーイシュな金髪ショートで不思議な色気がある。赤いシャツもブロンドに合う。
ちなみにロジーは空軍ミリタリー風なつなぎにベレー帽で丸っこい身体を包み、小柄ながらデカ尻が迫力がある。
ジェフ・ベックは水玉長袖。良く見る二の腕むき出しスタイルじゃなかったのも好感。
ストラト、テレキャス、ボトルネックの際はオイル缶ギター。
さらにもう一人ベースがグラサン越しにドヤ顔の女性ベース。
女子3人までも引き連れたバンド構成もシンプルで良い。
ジェフ・ベックに歳を感じるのは、やたら若い女の子を引き入れたがる所。時代の流れという事だけじゃないはず。
実際、聴く側も昔はクラプトンのイヴォンヌ・エリマンとの共演を苦々しく思ったりもしたが、今はカッコ良い女子ロッカーは大歓迎。こっちも歳とってるわけでね。
2度目のアンコールは場内総立ち。
座って観るのは疲れないが、やはり立ち上ると乗りが増幅される。
Going Downをジミーとロジーで歌う。
BBAには名曲が多いがヴォーカルが少しアレだっただけにこれは実に良い。
総合的に今まで観てきた来日アーティスト公演の中でもピカ一でした。
もっとも観てきたのはほとんど70年代なんだけどね。音響技術とかも格段の違いなんでしょうね。
公演中はフラッシュ焚かなければデジカメ、スマフォ撮影OKの太っ腹。
スマフォのフラッシュ焚かない設定を調べるのが面倒なのと集中するため肉眼とところどころ双眼鏡で観賞。
THE REVOLUTION WILL BE TELEVISET
FREEWAY JAM
LONNIE ON THE MOOVE
LIVE IN THE DARK - ROSIE
THE BALLAD OF THE JERSEY WIVES - ROSIE
YOU KNOW YOU KNOW
MORNING DEW - JH
A CHANGE IS GONNA COME - JH
BIG BLOCK
CAUSE WE'VE ENDED AS LOVERS
O.I.L. - ROSIE
THUGS CLUB - ROSIE
SCARED FOR THE CHILDREN - ROSIE
BECK'S BOLERO
BLUE WIND
LITTLE BROWN BIRD - JH
SUPPERSTITION - JH
RIGHT NOW - ROSIE
GOOD BYE PORK PIE HAT / BRUSH WITH THE BLUES
A DAY IN THE LIFE
GOING DOWN - RO&JH.....D!
Jeff Beck (g.)
Rosie Oddie (vo.)
Carmen Vandenberg (g.)
Rhonda Smith (b.)
Jimmy Hall (vo.)
Jonathan Joseph (ds.)
JEFF BECK 「Loud Hailer」