「東映やさぐれ女優伝 池玲子&杉本美樹」
「女番長(スケバン)」1973年 東映京都 監督:鈴木則文
護送車から脱走したスケバン連中が、共通の敵であるヤクザ組織に対抗。最後はダイナマイトで血まつりに上げる---。シリーズ第4弾は大阪梅田で大暴れ!ベルボトム、ファージャケット・・・・いかした70年代ファッションにも注目。
本作は既観賞作品と勝手に思い込んでいたが、どうやら感違いだったようで。
加えてタイトルから「女番長シリーズ」の1作目かと思ったら、これは4作目だと騙された感覚。
「任侠、任侠って口ばかりの暴力団と違って、スケバンには血の通った任侠があるんだ」という作品。
オープニングのジェットコースターみたいな高速の坂道を護送車が下ってくるシーンのカッコ良い事。
青いバスの中では不良少女たちが「煉獄のブルース」みたいなのを歌う。歌っていないのは杉本美樹の関東小政。
杉本美樹の登場が思いの外フェミニン。
青バスの中で仁義をきる小政と学ラン会の総番長・摩耶(池玲子)
この仁義が女番長ものの肝ですな。
暴力団・北竜会の方は悪業のかぎりで使い捨て文化、任侠もへったくれもない。
「暴力団という名称が良くない、あいつらを任侠と呼んでやればよい」という家元の言葉を思い出したりして・・・
兎に角、接近POV式の撮影も健在な楽しい則文作品。
杉本美樹の拷問シーンでは鎖緊縛で美乳が傷付き、刺青が血に染まる。
そんな痛めつけられた身体にも関わらず助けてくれた北竜会予備軍の達夫(宮内洋)に恩義は身体で返すと濡れ場へ・・・
ブルーフィルム監督という役どころの荒木一郎も良い。
セーラー服スケバンのチビ(須藤リカ)も光るものがある。
三原葉子のエロシーンも一応ある。
宮内洋と池玲子の甲子園球場での熱い抱擁。
2大ヒロインに挟まって、どうしても悪人面でヒロインには到底成りきれない衣麻遼子もやっぱりヨイ。
ダイナマイトぶっ放して復讐を果たしたスケバングループ。
杉本美樹が強奪した車が「じぷた」みたいな可愛らしい消防自動車ってのも嬉しい。
最後はオープニングのジェットコースター坂を下る一行、消防車、霊柩車、バキュームカー、パトカー。
正直、途中中だるみもあり上映時間の僅か86分が長く感じる部分もありはしたが、プログラムピクチャ要素を楽しめました。
ラピュタ阿佐ヶ谷
「女番長(スケバン)」1973年 東映京都 監督:鈴木則文
護送車から脱走したスケバン連中が、共通の敵であるヤクザ組織に対抗。最後はダイナマイトで血まつりに上げる---。シリーズ第4弾は大阪梅田で大暴れ!ベルボトム、ファージャケット・・・・いかした70年代ファッションにも注目。
本作は既観賞作品と勝手に思い込んでいたが、どうやら感違いだったようで。
加えてタイトルから「女番長シリーズ」の1作目かと思ったら、これは4作目だと騙された感覚。
「任侠、任侠って口ばかりの暴力団と違って、スケバンには血の通った任侠があるんだ」という作品。
オープニングのジェットコースターみたいな高速の坂道を護送車が下ってくるシーンのカッコ良い事。
青いバスの中では不良少女たちが「煉獄のブルース」みたいなのを歌う。歌っていないのは杉本美樹の関東小政。
杉本美樹の登場が思いの外フェミニン。
青バスの中で仁義をきる小政と学ラン会の総番長・摩耶(池玲子)
この仁義が女番長ものの肝ですな。
暴力団・北竜会の方は悪業のかぎりで使い捨て文化、任侠もへったくれもない。
「暴力団という名称が良くない、あいつらを任侠と呼んでやればよい」という家元の言葉を思い出したりして・・・
兎に角、接近POV式の撮影も健在な楽しい則文作品。
杉本美樹の拷問シーンでは鎖緊縛で美乳が傷付き、刺青が血に染まる。
そんな痛めつけられた身体にも関わらず助けてくれた北竜会予備軍の達夫(宮内洋)に恩義は身体で返すと濡れ場へ・・・
ブルーフィルム監督という役どころの荒木一郎も良い。
セーラー服スケバンのチビ(須藤リカ)も光るものがある。
三原葉子のエロシーンも一応ある。
宮内洋と池玲子の甲子園球場での熱い抱擁。
2大ヒロインに挟まって、どうしても悪人面でヒロインには到底成りきれない衣麻遼子もやっぱりヨイ。
ダイナマイトぶっ放して復讐を果たしたスケバングループ。
杉本美樹が強奪した車が「じぷた」みたいな可愛らしい消防自動車ってのも嬉しい。
最後はオープニングのジェットコースター坂を下る一行、消防車、霊柩車、バキュームカー、パトカー。
正直、途中中だるみもあり上映時間の僅か86分が長く感じる部分もありはしたが、プログラムピクチャ要素を楽しめました。
ラピュタ阿佐ヶ谷