川柳川柳「みんなで祝おう!86歳の誕生日」~いつまでもお元気で~
3月23日
新宿二丁目 AiSOTOPE LOUNGE 1ドリンク付
快楽亭ブラ坊 「男区臭人」
立川左談次 「入院あれこれ」
玉川奈々福 浪曲「シンデレラ」曲師:沢村豊子
快楽亭ブラック 「不幸者」
中入り
春風亭ぴっかり 「死ぬなら今」
川柳川柳 「ガーコン」
今年初の落語は川柳川柳師の誕生日会。2年ぶりの参戦。
寄席にも行きたいと思い毎月香盤チェックは欠かしてないけれど、なかなか食指が動かんようになってしもうて・・・
この会は前回参戦の時もそうでしたが、演者は終演後の打ち上げがメインの様相になるけれど、まあ、お祝いだからそれで良い。
快楽亭ブラ坊、開口一番といっても、二つ目になっていたのね。つかみの川柳師匠を家に送る役目の話でウケる。ネタは体験落語「男同士のブルセラサイトにオークション投稿してみた」って奴。
さて川柳師匠のお誕生日も去ることながら、本日の一番のお目当て。立川左談次師。作夏突然休演したと思ったら癌に罹って闘病生活。まだ立川流の寄席にもボチボチ復活途上。今回のチラシにも「生きてたら駆けつけます」とある。
厳しい抗癌治療もあるでしょうから、どんな変わり果てた姿になっておられるのかドキドキしてたら、流石に歳をとった感じは強いもののしゃべり出すと、病気前と何ら変わらなくお元気そうで少し安心しました。
「他人の誕生日を祝ってる場合じゃない、自分の事の方が大変」・・・
懐から数枚の短冊を取り出す。短冊に横書きでネタメモが書いてあるようだ。楽しい高座をまた見る事ができて幸せ。この師匠が逝ってしまったら「もう落語会なんか一切行かないぞ」っていうぐらい好き。実際は行くと思うけど。
玉川奈々福、女流浪曲師。浪曲が聞けるのは嬉しいが女流はどうなんだろ?と不安。あまり良いイメージを持っていません。上がった奈々福先生、しゃくれではあるがエクボの可愛い妙齢のご婦人。綺麗なのは大事。見た目は大事なの。声も節廻しも綺麗で良いね。
川柳師匠とは初対面。「浪曲を聞いたことない人居ますか?」の問いかけに場内挙手無し。流石、川柳師の会、年齢層も高いけど。これは奈々福先生多少誤算か、意外とアウェーじゃない。ネタは新作「シンデレラ」誰でも知ってるストーリーを浪曲の節で。ストーリーを見失う事がなくって良いよね。浪曲に馴染みが無い人の入り口としてはあり。かといってこれ聞いてどれだけ若いファンを掘り起こせるのか。期待したいです。今の時代、少しでも興味を持てばすぐに広沢虎造にたどりつけるのだから。
曲師の沢村豊子さんも2月に80歳になられました。
ブラック師。歌舞伎の市川左団次を落語会のゲストに招いた際の神対応の美談と今回の阿部昭恵さんの件を重ねる意表。流石です。
ネタは初めて聴く噺。「不幸者」道楽の若旦那が茶屋へ行った事を飯焚きの清蔵から聞きだした堅物(若い頃は道楽していた)親父が清蔵の装りで迎えに行くと、昔の馴染みの芸者と再開し・・・。ラストは師匠らしく、バレになりとても良いネタでした。
春風亭ぴっかり☆。初見。立て前座の時、川柳師の誕生日に下座さんにHAPPY BIRTHDAYを弾いてもらったって話。祝う会に相応しい良い話だなぁ。
ネタは師匠小朝で何度か聴いた「死ぬなら今」ネタ選びのセンスも良いですね。フワっとパーマのかかった髪型が意外と地獄鬼っぽくて可愛い。
落ちの寸前に楽屋を振り返って一声。
主任は川柳川柳師。演目は勿論「ガーコン」山男の話もラ・マラゲーニャも入れてくれる。立ち上った時にはフラつく場面もあってハラハラしたが、お元気。安定性の悪い高座から降りて舞台上で脱穀機。
川柳師の美声軍歌。これからも少しでも長く多く聴いていきたい。ネタを受け継ぐ若手も出てきたけれど、やはり実体験者川柳師の音楽蘊蓄含めた軍歌やグレン・ミラー「茶色の小瓶」は最高。「ガーコン」のおかげで「この世界の片隅に」も楽しめたしね。
それにしても充実した豪華出演陣でありながら当日券で入れる。これが良いんだよなぁ~。
金欠に付き「打ち上げ」は勿論不参加。ドリンクのお変わりも我慢して牛丼食って帰ろうとしたら帰りの電車賃ギリギリで焦った。牛丼セットにしていたらアウト。
3月23日
新宿二丁目 AiSOTOPE LOUNGE 1ドリンク付
快楽亭ブラ坊 「男区臭人」
立川左談次 「入院あれこれ」
玉川奈々福 浪曲「シンデレラ」曲師:沢村豊子
快楽亭ブラック 「不幸者」
中入り
春風亭ぴっかり 「死ぬなら今」
川柳川柳 「ガーコン」
今年初の落語は川柳川柳師の誕生日会。2年ぶりの参戦。
寄席にも行きたいと思い毎月香盤チェックは欠かしてないけれど、なかなか食指が動かんようになってしもうて・・・
この会は前回参戦の時もそうでしたが、演者は終演後の打ち上げがメインの様相になるけれど、まあ、お祝いだからそれで良い。
快楽亭ブラ坊、開口一番といっても、二つ目になっていたのね。つかみの川柳師匠を家に送る役目の話でウケる。ネタは体験落語「男同士のブルセラサイトにオークション投稿してみた」って奴。
さて川柳師匠のお誕生日も去ることながら、本日の一番のお目当て。立川左談次師。作夏突然休演したと思ったら癌に罹って闘病生活。まだ立川流の寄席にもボチボチ復活途上。今回のチラシにも「生きてたら駆けつけます」とある。
厳しい抗癌治療もあるでしょうから、どんな変わり果てた姿になっておられるのかドキドキしてたら、流石に歳をとった感じは強いもののしゃべり出すと、病気前と何ら変わらなくお元気そうで少し安心しました。
「他人の誕生日を祝ってる場合じゃない、自分の事の方が大変」・・・
懐から数枚の短冊を取り出す。短冊に横書きでネタメモが書いてあるようだ。楽しい高座をまた見る事ができて幸せ。この師匠が逝ってしまったら「もう落語会なんか一切行かないぞ」っていうぐらい好き。実際は行くと思うけど。
玉川奈々福、女流浪曲師。浪曲が聞けるのは嬉しいが女流はどうなんだろ?と不安。あまり良いイメージを持っていません。上がった奈々福先生、しゃくれではあるがエクボの可愛い妙齢のご婦人。綺麗なのは大事。見た目は大事なの。声も節廻しも綺麗で良いね。
川柳師匠とは初対面。「浪曲を聞いたことない人居ますか?」の問いかけに場内挙手無し。流石、川柳師の会、年齢層も高いけど。これは奈々福先生多少誤算か、意外とアウェーじゃない。ネタは新作「シンデレラ」誰でも知ってるストーリーを浪曲の節で。ストーリーを見失う事がなくって良いよね。浪曲に馴染みが無い人の入り口としてはあり。かといってこれ聞いてどれだけ若いファンを掘り起こせるのか。期待したいです。今の時代、少しでも興味を持てばすぐに広沢虎造にたどりつけるのだから。
曲師の沢村豊子さんも2月に80歳になられました。
ブラック師。歌舞伎の市川左団次を落語会のゲストに招いた際の神対応の美談と今回の阿部昭恵さんの件を重ねる意表。流石です。
ネタは初めて聴く噺。「不幸者」道楽の若旦那が茶屋へ行った事を飯焚きの清蔵から聞きだした堅物(若い頃は道楽していた)親父が清蔵の装りで迎えに行くと、昔の馴染みの芸者と再開し・・・。ラストは師匠らしく、バレになりとても良いネタでした。
春風亭ぴっかり☆。初見。立て前座の時、川柳師の誕生日に下座さんにHAPPY BIRTHDAYを弾いてもらったって話。祝う会に相応しい良い話だなぁ。
ネタは師匠小朝で何度か聴いた「死ぬなら今」ネタ選びのセンスも良いですね。フワっとパーマのかかった髪型が意外と地獄鬼っぽくて可愛い。
落ちの寸前に楽屋を振り返って一声。
主任は川柳川柳師。演目は勿論「ガーコン」山男の話もラ・マラゲーニャも入れてくれる。立ち上った時にはフラつく場面もあってハラハラしたが、お元気。安定性の悪い高座から降りて舞台上で脱穀機。
川柳師の美声軍歌。これからも少しでも長く多く聴いていきたい。ネタを受け継ぐ若手も出てきたけれど、やはり実体験者川柳師の音楽蘊蓄含めた軍歌やグレン・ミラー「茶色の小瓶」は最高。「ガーコン」のおかげで「この世界の片隅に」も楽しめたしね。
それにしても充実した豪華出演陣でありながら当日券で入れる。これが良いんだよなぁ~。
金欠に付き「打ち上げ」は勿論不参加。ドリンクのお変わりも我慢して牛丼食って帰ろうとしたら帰りの電車賃ギリギリで焦った。牛丼セットにしていたらアウト。