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「東都大学野球80年の軌跡」

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BB MOOKの「東都大学野球80年の軌跡」

戦国東都

「東京六大学野球から遅れること5年半。1931年(昭和6年)4月2日、中央大学、専修大学、日本大学、國學院大學、東京農業大学の五大学野球連盟(現・東都大学野球連盟)が発足した。戦争での中断があったものの、東都大学野球リーグは今年で80年を迎えた。現在の加盟校は21校。一部から四部までの4リーグ制で運営され、上位リーグ最下位と下位リーグ最上位による入れ替え戦は、文字通り”下剋上”の様相を呈する。どのチームも片時も気の抜けない厳しさは、まさに”戦国東都”と呼ばれる所以だ。」


80年史と言っても、資料の少ない戦前よりもここ40年くらいが中心になっているであろうし、MOOK本なので詳細を期待してはいなかったけれど、ちょっと残念だな。

メインは歴史を年代別に分けて綴る東都大学野球歴史。
なかなか興味深く、また懐かしく読んだわけだけれども・・・
資料が少ないとは言え、優勝校や順位の資料くらいは残っているので文章にて、毎年の春秋リーグには触れていただきたいところ。
資料が十二分に揃っているはずの70年代以降についても黙殺されているシーズンがあるのが、なんとも残念。記者の思い入れ度合い、紙面の都合などがあるのだろうが、これでは資料としては不完全。
僅かであっても、例えば「○○年秋季リーグはA投手の活躍などで○大が○季ぶりの優勝を遂げる」だけでも、あると無いとでは大違い。歴代順位表を文章化するだけでも違うもの。

佐竹俊之氏の「大洋ホエールズ誕生前」など、単に資料(その資料自体がとても貴重なんだけど)を文章化するだけなのに、当時の様子が想像できるという素晴らしい手法をとって、我々ファンを喜ばせたものだったではないか。

いづれMOOK本だけではなく本格読み物としての東都大学野球史が発刊されることを望みたい。100年まで待つことに、いささか自信がないので・・・

さて、2011年秋季リーグ、頭一つ抜けていると思われた東洋大を尻目に、東浜巨を擁す亜細亜大が好調で2006年秋以来の優勝を決めるか、東洋大が底力で反抗を見せるか。
二部リーグは拓殖大の初昇格に期待が高まったが、強豪立正大との熱戦に、痛い勝点を落としてしまった。このまま順当に行けば立正が入れ替え戦。対するは駒大か日大か・・・
いづれにしてもまだまだ予断は許せません。これからが面白いぞ。

東都大学野球連盟80周年記念カ−ド戦国東都80年 BBMベ−スボ−ルカ−ド

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