「光と禿」2016年 SPOTTED PRODUCTIONS 監督:青木克斎
中年のハゲたミュージシャン・スギムは道端で転んだ盲目の女・梢を助けようと声をかける。ところが、そこに現れた梢の友人と共にあろうことか痴漢変態扱いされてしまう。その夜、ライブステージで激しく憂さ晴らしするスギム。一方の梢は、実はスギムが痴漢ではなかったことを親友に打ち明け、痴漢扱いしとことを謝罪すべくスギムを探すことに・・・。
一部、巷で話題のクリトリック・リスを使ってのMOOSIC LAB企画の一作。
名前やステージ・パフォーマンスのインパクトがあるスギムを扱うので彼自身の芝居演技の拙さは目を瞑るべきでしょう。岸井ゆきのとの演技バランスが妙な事になっていて可笑しみが生まれてる。
流石にライブシーンになると禿と共に輝く。
ただ、クリトリック・リスは禿をコンプレックス的セールスポイントとしているが、そこじゃないだろうとも思う。
内容を観ていて、後藤大輔のピンク映画の傑作「言い出しかねて」を思い出しちゃいました。「街の灯」じゃないよ。
あれはご贔屓の向夏がとても良かったけれど、岸井ゆきのもまた良い。ただ大きな差はエロシーンがあるかないか。この手のほんわか緩くて温かいストーリーの新進気鋭作家作品を観ると、ピンク映画からのエロ縛り付きアプローチがあると傑作になるような気がどうしてもしちゃうのよね。
「言い出しかねて」では盲目の鋭い感覚があるはずで、あり得ないストーリーの嘘があったが、本作はそこはキチンと描いてる。
本作のためのクリトリック・リス書き下ろし「はげしい光の中で」
パフォーマンスは相変わらずだけど詩は素敵。
それでも爆発的なブレイクが無さそうな所が良い。
新宿ケイズシネマ
中年のハゲたミュージシャン・スギムは道端で転んだ盲目の女・梢を助けようと声をかける。ところが、そこに現れた梢の友人と共にあろうことか痴漢変態扱いされてしまう。その夜、ライブステージで激しく憂さ晴らしするスギム。一方の梢は、実はスギムが痴漢ではなかったことを親友に打ち明け、痴漢扱いしとことを謝罪すべくスギムを探すことに・・・。
一部、巷で話題のクリトリック・リスを使ってのMOOSIC LAB企画の一作。
名前やステージ・パフォーマンスのインパクトがあるスギムを扱うので彼自身の芝居演技の拙さは目を瞑るべきでしょう。岸井ゆきのとの演技バランスが妙な事になっていて可笑しみが生まれてる。
流石にライブシーンになると禿と共に輝く。
ただ、クリトリック・リスは禿をコンプレックス的セールスポイントとしているが、そこじゃないだろうとも思う。
内容を観ていて、後藤大輔のピンク映画の傑作「言い出しかねて」を思い出しちゃいました。「街の灯」じゃないよ。
あれはご贔屓の向夏がとても良かったけれど、岸井ゆきのもまた良い。ただ大きな差はエロシーンがあるかないか。この手のほんわか緩くて温かいストーリーの新進気鋭作家作品を観ると、ピンク映画からのエロ縛り付きアプローチがあると傑作になるような気がどうしてもしちゃうのよね。
「言い出しかねて」では盲目の鋭い感覚があるはずで、あり得ないストーリーの嘘があったが、本作はそこはキチンと描いてる。
本作のためのクリトリック・リス書き下ろし「はげしい光の中で」
パフォーマンスは相変わらずだけど詩は素敵。
それでも爆発的なブレイクが無さそうな所が良い。
新宿ケイズシネマ