「特集・逝ける映画人を偲んで 2015-2016」
「狂った野獣」1976年 東映 監督:中島貞夫
宝石強盗が逃亡しようと乗ったバスに別の銀行強盗未遂犯が飛び込み、人質となった13人の乗客も、やがてそれぞれのエゴをむき出しにして車内を混乱に陥れる。しかも運転手には心筋梗塞の持病があり…。走り続けるバスという閉鎖空間で複数の人物が入り乱れ、物語を波状的に混乱・脱臼させていくさまは、正に中島貞夫作品の真骨頂。
フィルムセンター恒例の追悼企画は2015-2016なので、渡瀬恒彦を偲ぶわけではないけれど事実上渡瀬追悼となるよね。
正規には中島監督と共同脚本の大原清秀さん(2015年8月4日没・東映作品やTVで活躍)出演のりりィさん(2016年11月11日・シンガーソングライター。女優)を偲ぶ企画です。
りりィさん、どこに出てたのかと思ったらアフロの鶴瓶とラジオDJとしてチョイと出てただけでした。
これが噂の渡瀬恒彦ノンスタント・カーチェイスか、スゲーよ。
当時、渡・渡瀬兄弟がカーチェイスやりまくったため規制が強くなりカーチェイス撮影が出来なくなったって本当かよ。
また乗り物パニックものとしてはこの映画、極めて関西オバチャン系でもある。
被害者の無意味な強さによってお決まりのエゴ剥き出し描写が個性的に感じちゃう。
乗客の中にホエールズ・キャップのガキがいる。私も持ってたが今手元に無い。復刻版が高いので手に入れられない。羨ましい。
カオスの中、渡瀬恒彦の乱視視点情景とちんどんクラリネットをバックに拓ぼんが唄う「南国土佐を後にして」
バカっぽいしゃべりの星野じゅんもライドのカッコ良さとのギャップがイイ。こっちはスタントかな?
そして事件解決の被害者記者会見落ち。これは素晴らしかった。痛快である。
映画のラストは渡瀬恒彦が何故か泳いでた。
京橋 フィルムセンター
「狂った野獣」1976年 東映 監督:中島貞夫
宝石強盗が逃亡しようと乗ったバスに別の銀行強盗未遂犯が飛び込み、人質となった13人の乗客も、やがてそれぞれのエゴをむき出しにして車内を混乱に陥れる。しかも運転手には心筋梗塞の持病があり…。走り続けるバスという閉鎖空間で複数の人物が入り乱れ、物語を波状的に混乱・脱臼させていくさまは、正に中島貞夫作品の真骨頂。
フィルムセンター恒例の追悼企画は2015-2016なので、渡瀬恒彦を偲ぶわけではないけれど事実上渡瀬追悼となるよね。
正規には中島監督と共同脚本の大原清秀さん(2015年8月4日没・東映作品やTVで活躍)出演のりりィさん(2016年11月11日・シンガーソングライター。女優)を偲ぶ企画です。
りりィさん、どこに出てたのかと思ったらアフロの鶴瓶とラジオDJとしてチョイと出てただけでした。
これが噂の渡瀬恒彦ノンスタント・カーチェイスか、スゲーよ。
当時、渡・渡瀬兄弟がカーチェイスやりまくったため規制が強くなりカーチェイス撮影が出来なくなったって本当かよ。
また乗り物パニックものとしてはこの映画、極めて関西オバチャン系でもある。
被害者の無意味な強さによってお決まりのエゴ剥き出し描写が個性的に感じちゃう。
乗客の中にホエールズ・キャップのガキがいる。私も持ってたが今手元に無い。復刻版が高いので手に入れられない。羨ましい。
カオスの中、渡瀬恒彦の乱視視点情景とちんどんクラリネットをバックに拓ぼんが唄う「南国土佐を後にして」
バカっぽいしゃべりの星野じゅんもライドのカッコ良さとのギャップがイイ。こっちはスタントかな?
そして事件解決の被害者記者会見落ち。これは素晴らしかった。痛快である。
映画のラストは渡瀬恒彦が何故か泳いでた。
京橋 フィルムセンター