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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「エロい血筋 交尾をあさる女」

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「エロい血筋 交尾をあさる女」OP映画 監督:森山茂雄
「好きもの家系 とろけて濡れる」2008年 改題

大阪から上京し映像の専門学校に進学した友美(結城リナ)は、学校に通わずキャバクラ嬢になり、無職でヒモ同然の彼氏アキラとの関係を続けている。ある日大阪に住む母タツコ(友田真希)から電話が入る。離婚した父・六三(佐野和宏)が半年ぶりに出所し東京に向かったというのだ。六三は窃盗の常習犯だった。出所した六三はタツ子を訪ね、心機一転東京でたこやき屋を開くと宣言していた。六三は留守の友美のアパートをこじ開け、友美の店を探し出す・・・。


シナリオタイトルは「大阪タコ焼きBLUES」
前編大阪弁のピンク映画。大阪弁の不自然さが残念なんですけど。
結城リナという女優はのっぺりとした顔なんだが、関西弁に合っていそうな気がする。
見ていくうちに、話が展開していくうちに結城リナの魅力がじわじわ染みてくる。
「たまに優しいから別れられない」と顔中にいたずら書きをされたヒモ君との情交。
美乳と美尻もナイスです。

ヒモとの生活に疲れた娘とダメ父のお話。
娘が映像の勉強をしているって事で8ミリの映像を使って物語をほんわり温めようという手法。これ、よくある手ですよね。
部屋のポスターや8ミリカメラを持って町に出たりする場面があるにはあるが、主人公のシチュエーションを軽く飛ばして、その分、盛り沢山の濡れ場を入れなきゃならないというピンク映画事情の悲しさ。8ミリフィルムを使用するラストがやや唐突に感じちゃうのは残念無念。

母親の友田真希。若い恋人にソフトSMの虜とされ、騙されちゃう。好きもの家系、エロい血筋ということで母と娘の血筋が描かれると思いきや、友田真希の存在にあまり意味を感じず、あくまで父と娘のお話。
意味はなくとも塾女、脱ぎ要員として十二分な活躍に満足。

もう一人の女優はキャバクラの同僚、愛乃彩音。この子も元彼と寄りをもどすようだが、完全に騙されてる。

六三父ちゃんのマメさが偉いね。真面目に稼ぐ事以外はしっかりとできる親父。

結局、作品としての脚本、演出よりも佐野和宏も含めた出演者の魅力で鑑賞すべきものだったか。
作品として見せてやろうという意図を感じさせちゃう脚本が返って悲しい。
これも一つのピンク映画のあり方として許してあげたい。結城リナちゃんに免じて・・・。

上野オークラ劇場

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