「Kenji Fukuma Now and Then 福間健二映画祭 」
「秋の理由」2015年 渋谷プロダクション 監督:福間健二
宮本守は、本の編集者。小さな出版社「黙示書房」をやっているが、経営は苦しく、事務所をたたむことになる。宮本の友人村岡正夫は作家。代表作『秋の理由』以降、小説を発表していない。精神的な不調から声が出なくなり、筆談器を使っている。宮本は村岡の才能を信じ、彼の新作を出すことを願っている。そして実は、村岡の妻美咲が好きなのである。 宮本の前に『秋の理由』を何回も読んだというミクがあらわれる。ミクは『秋の理由』のヒロインに似ている。村岡の言葉から生まれたかのような存在。ミクは村岡にも会う。 ミクとすごす時間のなかで、宮本は美咲への思いをはっきりと自覚するが、美咲はそれを受け入れてくれない。
5月に鑑賞した秋の映画。
季節が秋になるまで温存しているうちにほとんど記憶無くなった。
還暦男の友情と恋心・・・
その歳で自分の事を君づけで呼んでくれる先輩未亡人やきわどい事を言ってくる若い娘。確かに歳を取ると幅広い世代との交流は有意義だね。
趣里は両親の血を如実に表す顔立ちで、不思議な笑顔が魅力。演劇的な台詞回しも役柄に合い、異質感を醸していて良い。
寺島しのぶ、他と浮いているんじゃないかと思うほど演技力が際立ってる。
ピンク監督の佐野和宏自身、本当に声が出ない人なんだ、知らなかった。
森や落ち葉の絵のインサートが印象的で、あまりに秋めいているので5月から今までお蔵にしてた。季節感大事。
あ、ひとつ思い出した。
宮本は据え膳食いません。ピンク映画なら絶対食う展開なのに・・・。そここそ本作の良さ、とは思えない。あれは不満が残るでしょ。
スクリーンの中では基本、登場する男女はやるべきと考えてる。
ポレポレ東中野
「秋の理由」2015年 渋谷プロダクション 監督:福間健二
宮本守は、本の編集者。小さな出版社「黙示書房」をやっているが、経営は苦しく、事務所をたたむことになる。宮本の友人村岡正夫は作家。代表作『秋の理由』以降、小説を発表していない。精神的な不調から声が出なくなり、筆談器を使っている。宮本は村岡の才能を信じ、彼の新作を出すことを願っている。そして実は、村岡の妻美咲が好きなのである。 宮本の前に『秋の理由』を何回も読んだというミクがあらわれる。ミクは『秋の理由』のヒロインに似ている。村岡の言葉から生まれたかのような存在。ミクは村岡にも会う。 ミクとすごす時間のなかで、宮本は美咲への思いをはっきりと自覚するが、美咲はそれを受け入れてくれない。
5月に鑑賞した秋の映画。
季節が秋になるまで温存しているうちにほとんど記憶無くなった。
還暦男の友情と恋心・・・
その歳で自分の事を君づけで呼んでくれる先輩未亡人やきわどい事を言ってくる若い娘。確かに歳を取ると幅広い世代との交流は有意義だね。
趣里は両親の血を如実に表す顔立ちで、不思議な笑顔が魅力。演劇的な台詞回しも役柄に合い、異質感を醸していて良い。
寺島しのぶ、他と浮いているんじゃないかと思うほど演技力が際立ってる。
ピンク監督の佐野和宏自身、本当に声が出ない人なんだ、知らなかった。
森や落ち葉の絵のインサートが印象的で、あまりに秋めいているので5月から今までお蔵にしてた。季節感大事。
あ、ひとつ思い出した。
宮本は据え膳食いません。ピンク映画なら絶対食う展開なのに・・・。そここそ本作の良さ、とは思えない。あれは不満が残るでしょ。
スクリーンの中では基本、登場する男女はやるべきと考えてる。
ポレポレ東中野