木戸口で香盤を確認すると中トリの金馬に代演で一朝とある。
これは願ったり叶ったり。
他に市馬の代演にはん治。
2011年(平成23年)11月20日
新宿末廣亭
11月中席 夜の部
開口一番 三遊亭しあわせ 「転失気」
柳亭市楽 「松山鏡」
柳家小菊 俗曲
三遊亭美るく 「犬の目」
入船亭扇里 「紋三郎稲荷」
松旭斉美智・美登 奇術 奴さん
柳家はん治 (居酒屋の客)
むかし家今松 「干物箱」
林家ペー 漫談(座右のテレビ)
柳家小さん 「長短」
春風亭一朝 「芝居の喧嘩」
中入り
金原亭世之介 「星野屋」
笑組 漫才
柳家小袁治 「かかあ天下」
柳家 小満ん 「馬のす」
鏡味仙三郎社中 太神楽
柳家喬太郎 「宮戸川」
初めて見るのは市楽、美るく、世之介。
宮崎美子で売った駒平も真打ちになって早19年。
初めてじゃん!今まで一度も遭遇しなかったのは不思議。
最近の寄席は大卒、女流が増えたという話題が目に付く。
世之介の「落語会にも韓流ブーム」というネタはソフトな差別感で、ちょっと面白かった。
祝・二つ目昇進、三遊亭美るく。
女流真打ち、歌る多のお弟子さん。時代を感じますね。
オジサン達を師と仰いだ先輩女流たちと、どんな違いがあるかな。なんて考えるのもまた楽し。
大きなリボンを頭に乗せ袴での高座、大正浪漫の女学生か?
マンガのようなギャグ落語。ネタ選び良く救われる。でも、なんだか落研の女の子を聞いてるみたい。
扇里の「紋三郎稲荷」
この噺を生で聴くのは初めてかもしれない。
別段、面白いネタではない。
代演のはん治は「居酒屋」かと思ったが「の・ようなもの」の居酒屋でなく、同業者が居酒屋の主人に愚痴り、ストレス発散するというもの。
創作でしょうか。
久しぶりのペーさん。最近地元でもお見かけしないな。
マニアックな誕生日ネタとくだらないおしゃべり。寄席出演もそこそこあるので、たまには聞いておきたい。
「座右のテレビ」という言葉が面白かったので勝手に題名として記載。
むかし家今松。この方を聞くのも、もう何年ぶりでしょうか。
すっかり爺様になって、名前が合うようになった。客席から「待ってました!」の声あり。
小さん師、昔はこの方の口調が好きでなかったが、こうして年を重ねてくるとちゃんと個性になってくる。この方は小さんを襲名して正解だったなぁ、と思う。
本日の大収穫は御贔屓、一朝師。
昔、立川談志師で聴いたことのある「芝居の喧嘩」を一朝師が寄席で良く演っているのは知っていたので、一度は聴いてみたかったのです。
口調の関係で談志師と比べてどうなのか。と思ったが、流石、江戸っ子の喧嘩風景のスピード感と合間に入れるユルい小話の微妙なバランス。また、いつか聴きたくなるネタ。
小満ん師ももっと多く聴きたい噺家さん。
黒門町の十八番「馬のす」この話がまた好きなんです。
でも「電車混むね」は無しで3本毛の床屋話。
小袁治師、これまたずいぶんアナクロな・・・
銀行員の山田さんや岡蒸気まで。所謂大昔の新作。
女房に頭があがらない亭主三態という恐妻ネタは充分現代でも通用するテーマなんだけど、もうちょっと何とかなんないのかしら。
主任の喬太郎師。
枕で夢は五臓の疲れの説明をして、何に入るのかと思ったら「宮戸川」・・・え!後半部までやろうっての?
やっぱり通しで演じると前半と後半のギャップが激しい、変な話ですね。
初心な若者の馴れ初めの艶っぽさから、凄惨な輪姦暴行致死。しかも夢落ち。
鳴りものも入っての芝居仕立て。演者の力量を見せつけるには充分の内容。
そういえば、このような陰惨なシーンは双蝶々でも見てるから得意(好き)なんでしょうか。
そうであってもこの話は前半部の「本が千切れていて解りません」で終わる方が良いですね。
宮戸川のタイトルの意味が不明になるけど、それはそれで語感が艶っぽく感じれるし。実は怖い怖いタイトルなんですね。
お花と半七の夜でデットヒート演出が楽しい。
来るたびに、もっともっと寄席には多く通いたいと思うけど、どうも足が向かずに年1,2回になってしまう。
これは願ったり叶ったり。
他に市馬の代演にはん治。
2011年(平成23年)11月20日
新宿末廣亭
11月中席 夜の部
開口一番 三遊亭しあわせ 「転失気」
柳亭市楽 「松山鏡」
柳家小菊 俗曲
三遊亭美るく 「犬の目」
入船亭扇里 「紋三郎稲荷」
松旭斉美智・美登 奇術 奴さん
柳家はん治 (居酒屋の客)
むかし家今松 「干物箱」
林家ペー 漫談(座右のテレビ)
柳家小さん 「長短」
春風亭一朝 「芝居の喧嘩」
中入り
金原亭世之介 「星野屋」
笑組 漫才
柳家小袁治 「かかあ天下」
柳家 小満ん 「馬のす」
鏡味仙三郎社中 太神楽
柳家喬太郎 「宮戸川」
初めて見るのは市楽、美るく、世之介。
宮崎美子で売った駒平も真打ちになって早19年。
初めてじゃん!今まで一度も遭遇しなかったのは不思議。
最近の寄席は大卒、女流が増えたという話題が目に付く。
世之介の「落語会にも韓流ブーム」というネタはソフトな差別感で、ちょっと面白かった。
祝・二つ目昇進、三遊亭美るく。
女流真打ち、歌る多のお弟子さん。時代を感じますね。
オジサン達を師と仰いだ先輩女流たちと、どんな違いがあるかな。なんて考えるのもまた楽し。
大きなリボンを頭に乗せ袴での高座、大正浪漫の女学生か?
マンガのようなギャグ落語。ネタ選び良く救われる。でも、なんだか落研の女の子を聞いてるみたい。
扇里の「紋三郎稲荷」
この噺を生で聴くのは初めてかもしれない。
別段、面白いネタではない。
代演のはん治は「居酒屋」かと思ったが「の・ようなもの」の居酒屋でなく、同業者が居酒屋の主人に愚痴り、ストレス発散するというもの。
創作でしょうか。
久しぶりのペーさん。最近地元でもお見かけしないな。
マニアックな誕生日ネタとくだらないおしゃべり。寄席出演もそこそこあるので、たまには聞いておきたい。
「座右のテレビ」という言葉が面白かったので勝手に題名として記載。
むかし家今松。この方を聞くのも、もう何年ぶりでしょうか。
すっかり爺様になって、名前が合うようになった。客席から「待ってました!」の声あり。
小さん師、昔はこの方の口調が好きでなかったが、こうして年を重ねてくるとちゃんと個性になってくる。この方は小さんを襲名して正解だったなぁ、と思う。
本日の大収穫は御贔屓、一朝師。
昔、立川談志師で聴いたことのある「芝居の喧嘩」を一朝師が寄席で良く演っているのは知っていたので、一度は聴いてみたかったのです。
口調の関係で談志師と比べてどうなのか。と思ったが、流石、江戸っ子の喧嘩風景のスピード感と合間に入れるユルい小話の微妙なバランス。また、いつか聴きたくなるネタ。
小満ん師ももっと多く聴きたい噺家さん。
黒門町の十八番「馬のす」この話がまた好きなんです。
でも「電車混むね」は無しで3本毛の床屋話。
小袁治師、これまたずいぶんアナクロな・・・
銀行員の山田さんや岡蒸気まで。所謂大昔の新作。
女房に頭があがらない亭主三態という恐妻ネタは充分現代でも通用するテーマなんだけど、もうちょっと何とかなんないのかしら。
主任の喬太郎師。
枕で夢は五臓の疲れの説明をして、何に入るのかと思ったら「宮戸川」・・・え!後半部までやろうっての?
やっぱり通しで演じると前半と後半のギャップが激しい、変な話ですね。
初心な若者の馴れ初めの艶っぽさから、凄惨な輪姦暴行致死。しかも夢落ち。
鳴りものも入っての芝居仕立て。演者の力量を見せつけるには充分の内容。
そういえば、このような陰惨なシーンは双蝶々でも見てるから得意(好き)なんでしょうか。
そうであってもこの話は前半部の「本が千切れていて解りません」で終わる方が良いですね。
宮戸川のタイトルの意味が不明になるけど、それはそれで語感が艶っぽく感じれるし。実は怖い怖いタイトルなんですね。
お花と半七の夜でデットヒート演出が楽しい。
来るたびに、もっともっと寄席には多く通いたいと思うけど、どうも足が向かずに年1,2回になってしまう。