「私の奴隷になりなさい 第2章 ご主人様と呼ばせてください」2018年 KADOKAWA 監督:城定秀夫
清楚で保守的だがどこか妖艶な雰囲気を持つ人妻・明乃に出会った目黒は、婚約者のいる身でありながら、明乃との逢瀬にのめり込んでいく。ある日、明乃の夫の瀬尾が目黒の前に現れ、不倫をばらされて社会的な立場を失いたくなくければ、明乃との関係を続け、明乃を調教するよう脅される。目黒は理解に苦しみながらも、瀬尾に言われるままに明乃を調教していくのだが……。
母娘シークレット・ナイト以来2度目の観賞。
信頼おける城定監督による本格官能力作。
原作の良さ?脚本の良さ?演出の良さ?俳優の良さ?多分それぞれ。
支配するもの、されるものの関係性逆転のセオリーを踏まえながらも、新しいSMエロティシズムを見た思い。往年の団鬼六SMとは明らかに違う新感覚SM。
特に行平あい佳のキャスティングが大殊勲。
可愛らしく気品ある人妻の佇まいで次第にMっ気の才能を発揮しはじめる。生唾ごくり物である。
最初は古い口説きテク使うリア充イケメン野郎・目黒(毎熊克也)のキャラに明乃同様に反感抱くも、明乃(行平あい佳)の台詞、台詞回し、演技、演出にいつのまにか物語世界へ誘われ・てしまうという・・。
タメ口、軽蔑、よろめき、きっぱり、可愛らしさ、恥じらい、従順、小悪魔、妖艶・・・行平あい佳、凄いぞ。
本人の演技プランか、作り手の演出の妙なのかは知るよしもないが、言われた通り演じていたとしてもこれは見事。
唯一惜しい点があるのだが、それは言うまい。
その演技は母親直伝というわけではないらしい。
「僕が守るから大丈夫」
リア充イケメン野郎・目黒も瀬尾(三浦誠己)に「案外弱いんだな。もっと遊びなれてると思ったが・・・」
希美(百合沙)に「別れます!」と、
そう、目黒ちゃんの弱さが出てくるあたりから好感度が上がる。そんなイケメン野郎が第3章でどうなるのか。。。楽しみ。
百合沙の希美は明乃と対照を成す糞真面目キャラでちょっと損な役回りだがこちらもお見事。ガチョウが出てきてツンツン。
調べるとこの方、相当な雀士らしい。女雀士の主演作見てみたい。
母・寺島まゆみ直伝はピンクレディーのヒット曲「渚のシンドバット」世代だから今でも振付全部入ってるらしい。
行平が2度歌い、締めはボンジュール鈴木。
城定作品としては雰囲気が重すぎるかなと感じてきたところでピンク・レディー。3回ともタイミング上手すぎ。
そもそもいつもより多い予算を与えられた城定監督。予算の使い道が阿久・都倉等への権利取得ってのが良い。
また監督の音楽センスに降伏?幸福?
池袋 シネマロサ
上映最終日滑り込み。
清楚で保守的だがどこか妖艶な雰囲気を持つ人妻・明乃に出会った目黒は、婚約者のいる身でありながら、明乃との逢瀬にのめり込んでいく。ある日、明乃の夫の瀬尾が目黒の前に現れ、不倫をばらされて社会的な立場を失いたくなくければ、明乃との関係を続け、明乃を調教するよう脅される。目黒は理解に苦しみながらも、瀬尾に言われるままに明乃を調教していくのだが……。
母娘シークレット・ナイト以来2度目の観賞。
信頼おける城定監督による本格官能力作。
原作の良さ?脚本の良さ?演出の良さ?俳優の良さ?多分それぞれ。
支配するもの、されるものの関係性逆転のセオリーを踏まえながらも、新しいSMエロティシズムを見た思い。往年の団鬼六SMとは明らかに違う新感覚SM。
特に行平あい佳のキャスティングが大殊勲。
可愛らしく気品ある人妻の佇まいで次第にMっ気の才能を発揮しはじめる。生唾ごくり物である。
最初は古い口説きテク使うリア充イケメン野郎・目黒(毎熊克也)のキャラに明乃同様に反感抱くも、明乃(行平あい佳)の台詞、台詞回し、演技、演出にいつのまにか物語世界へ誘われ・てしまうという・・。
タメ口、軽蔑、よろめき、きっぱり、可愛らしさ、恥じらい、従順、小悪魔、妖艶・・・行平あい佳、凄いぞ。
本人の演技プランか、作り手の演出の妙なのかは知るよしもないが、言われた通り演じていたとしてもこれは見事。
唯一惜しい点があるのだが、それは言うまい。
その演技は母親直伝というわけではないらしい。
「僕が守るから大丈夫」
リア充イケメン野郎・目黒も瀬尾(三浦誠己)に「案外弱いんだな。もっと遊びなれてると思ったが・・・」
希美(百合沙)に「別れます!」と、
そう、目黒ちゃんの弱さが出てくるあたりから好感度が上がる。そんなイケメン野郎が第3章でどうなるのか。。。楽しみ。
百合沙の希美は明乃と対照を成す糞真面目キャラでちょっと損な役回りだがこちらもお見事。ガチョウが出てきてツンツン。
調べるとこの方、相当な雀士らしい。女雀士の主演作見てみたい。
母・寺島まゆみ直伝はピンクレディーのヒット曲「渚のシンドバット」世代だから今でも振付全部入ってるらしい。
行平が2度歌い、締めはボンジュール鈴木。
城定作品としては雰囲気が重すぎるかなと感じてきたところでピンク・レディー。3回ともタイミング上手すぎ。
そもそもいつもより多い予算を与えられた城定監督。予算の使い道が阿久・都倉等への権利取得ってのが良い。
また監督の音楽センスに降伏?幸福?
池袋 シネマロサ
上映最終日滑り込み。