「スナックあけみ　濡れた後には福来たる」

「スナックあけみ　濡れた後には福来たる」　OP映画　監督：後藤大輔

「スナックあけみ」で3年前から働くスミレ。買い物から帰った店主・ゴロウは、開店準備を彼女に託し、ボックス席にごろ寝すると煙草をふかした。
3年前、地下道に座り込んでいた顔面鼻血まみれのスミレをゴロウが拾って来た。数日食べていないという彼女のその姿を見て目を丸くする明美ママだったが、出された焼きそばを夢中で食べるスミレを微笑ましく見つめた。

5月鑑賞分

尺が短いとはいえピンク映画3本立てはチト辛いと思う時がある。3本見るにしても1本は途中入場、途中退席で全編鑑賞も鑑賞としてカウントしている。
本作もそんな見方を選択した1本。
入場すると丁度、川瀬陽太がスナックに戻ってきて霧島さくらと何やらやりとり。
若いころからピンクで活躍し、最近はその幅を広げている川瀬陽太。勿論名優だが、こんなに凄かったっけ。佇まいと演技力に一気に引き付けられちゃって･･･
映画も時間軸変えたりハートウォーミングに走ったり、人間関係が都合良くつながっていたりするけれど、あざとさは気にならなかった。
そして、里見瑤子の目の演技。二人のベテランが素晴らしい作品。そこに世志男を加えても良い。里見と世志男のEPは、もうたまらん。
自分としては珍しく、2本見た後、もう一度今度は最初から最後まで通しで観た。

それまでやや苦手だった後藤大輔監督作。評判が良いことに納得。この人は当たりはずれが激しいのかな。
いよいよＲ15版も公開。少し時がたったから違いが解るかは全く自信ないが、R15で再鑑賞予定。

霧島さくらは客である佐倉絆に言い寄る感情の迸りが良い。巨乳さんだが直よりも着衣巨乳が魅力的。また本作では変な衣装着てるんだ。スタイリストのセンス？
欲張って怪談まで広げたことにより女優しじみがひっそりと出演している、注意してないと見落とすレベル。