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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「桃尻娘 ピンクヒップガール」

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「追悼 内田裕也 スクリーン上のロックンロール」

「桃尻娘 ピンクヒップガール」1978年 日活 監督:小原宏裕

高校生のレナは、現代っ子らしく明るく活発な女の子である。一方、クラスメートの裕子は、奥手で消極的であった。春休みに裕子は旅に出る。彼女の母親から事情を聞いたレナは、裕子の性格から行先が信濃であると直感して現地へ向かったものの、裕子は金沢に旅立った後だった。ヒロインが電車内で乗り合わせた男が内田。短い出演ながら片桐との激しいファック・シーンで強烈な印象を残す。


6月鑑賞分


公開当時、原作小説にメチャはまりで友人からの誘いも、「映画化なんてケッ」という態度で、以降、現在に至るまで未見であったのは愚かの極み。ついに解禁。
内田裕也とともに、先頃亡くなった橋本治追悼とあいなる。
原作と映画は違うのは当然。でも桃尻娘の青春感を土台にした青春映画として楽しめる。


竹田かほりのキャスティングはお見事で以降、榊原レナのイメージが竹田かほりに引っ張られちゃうのは映画化の功罪。
木川田くんと滝上先輩も出てくるが、やはり醒ヶ井さんのキャラ欲しい。亜子の裕子もよろしいのだけれどね。


このちょっとエッチな当時の都立高校生を描いた青春小説。ポルノ映画として成立させるには片桐夕子と内田裕也は欠かせない。
内田裕也の無口な男。俳優内田裕也は無口でも雄弁でも面白い。
片桐夕子の優しさに泣く。

橋本治追悼で久しぶりに読み返したくなったなぁ。老眼で活字離れ甚だしいのだが。






「ラブアタック」「プロポーズ大作戦」も観たい。



池袋 新文芸坐


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