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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」

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「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」2019年 米 監督:クエンティン・タランティーノ

テレビ俳優として人気のピークを過ぎ、映画スターへの転身を目指すリック・ダルトンと、リックを支える付き人でスタントマンのクリス・ブース。目まぐるしく変化するエンタテインメント業界で生き抜くことに神経をすり減らすリックと、いつも自分らしさを失わないクリフは対照的だったが、2人は固い友情で結ばれていた。最近、リックの暮らす家の隣には、「ローズマリーの赤ちゃん」などを手がけて一躍時代の寵児となった気鋭の映画監督ロマン・ポランスキーと、その妻で新進女優のシャロン・テートが引っ越してきていた。今まさに光り輝いているポランスキー夫妻を目の当たりにしたリックは、自分も俳優として再び輝くため、イタリアでマカロニ・ウエスタン映画に出演することを決意する。そして1969年8月9日、彼らの人生を巻き込み、ある事件が発生する。



タランティーノ作品ですからね。もう音楽の使い方やカットのカッコ良さ、直接関係ない会話の面白さなんかは前提条件で当たり前な事なわけよ。
事前情報はあの1969年の恐ろしい事件を描いてる事とラストに得意のバイオレンスが炸裂するって事くらいに留めて。

中盤あたりまでは割とゆったりと、8月9日に流れてく。
クリフがヒッピー女子のプッシーキャットを送っていくところから何やら不穏な空気感。
チャールズ・マンソンのカルト性にそれほど詳しくなく謎が多いだけに、執拗なクリフの拘りがゾワゾワを煽る。



落ち目となっていくリック・ダルトンと対照的な、駆け出し新進女優シャロン・テート役にキラキラのマーゴット・ロビーを配す。
彼女が白の超ミニ、ブーツで自分の出演作を観ているシーンが大好き。大きな縁の眼鏡をかけてお行儀悪く。自らの演技と周囲の反応を楽しんでる。
あの姿であの恰好、足裏は見えてもおパンツ見えないところが玉に瑕。



ブルース・リーが嫌な奴な感じで出てくるの面白い。



天才子役の可愛い子がバルセロナの岩崎恭子を思い出させるような台詞言う。



リックがイタリアで見つけた嫁にロレンツァ・イッツォじゃねーか!YEAH!
字幕無しの意味不明イタリア語で喚き散らすんのがギャグとして完璧、とても好きよ。

「お前はリック・ダルトン様だ。忘れんな」
「オレたちいい友達だろ」「努力してる」
ベースにあるブラピ、レオ様のバディ・ムービー。贅沢ですね~。



リック・ダルトンとクリフがイタリアから帰ってくるところからのカウントダウン感覚のスピードアップがもう怖くって.....

タランティーノはパラレルな結末を用意していてお伽噺をファンタスティックに完結させる。
やっぱりどこまでも面白い映画を作り続けて欲しいよ、ホント。 引退カウントダウンあと1作?ウソでしょ。




池袋 HUMAXシアター

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