「退屈な日々にさようならを」2016年 ENBUゼミナール 監督:今泉力哉
映画監督の梶原は、映画の仕事だけでは食いつなぐことができず、ミュージックビデオの仕事を請け負うが頓挫してしまい、思いがけない事態に巻き込まれていく。一方、恋人の映画監督・山下が自殺した女優の青葉は、山下の死体を隠す。そして、とある田舎町で父から受け継いだ造園業を営んでいた太郎のもとに、音信不通だった双子の弟・次郎の恋人という女性から、電話がかかってくるが……。
2年ぶりの再鑑賞である。
「退屈な日々にさようならを」2017年3月鑑賞
今泉力哉という監督はもう、この作品を作っただけで自分にとって恩人。
2年前、本作に出演していたSSWカネコアヤノなんてちっとも知らなかった。
本作で、面白いキャラクターを演じ、主題歌、劇中歌も歌っている。
ルックスや歌にピンときたわけでもないが、他にどんな曲を歌ってるんだろうと何の気なしにYOU TUBE検索してたら、案外かわいいじゃん。
その頃ココ吉でインストアライブがあるというので覗いてみた。弾き語りで歌うカネコアヤノ、カッコいい。一発で気に入ってしまって、応援しようとなったわけだが、正直ここまで嵌るとは思ってなかった。
当然、再鑑賞は初回で意識が薄かったカネコアヤノをじっくり見ること。
牛越あみ(カネコアヤノ)の事務所には牛越あみのポスターがいくつか貼ってあるけれど、まさしくカネコアヤノのポスターではないか。木村和平仕事でしょう。
それにしてもお堅いマネージャーだ。
牛越あみが「走る場面では走りたい」と細やかな、それでいて精一杯の抵抗を見せる所、ドキドキする。しかし、マネージャーに「あなたはこういう事の怖さを解ってないのよ」と一蹴されて黙ってしまう。
その後、発表されたカネコアヤノ「とがる」のMVで目一杯走ってるのは笑う。
後ろ姿だけど.....
それにしてもこの映画の異色感。
東京パートと福島パートがあるのだが、後半の福島パートがシリアスにグッと引き付けられるだけに前半の楽しさが捨てがたい。
秋葉美希のトリックスター感は得も言えない存在。梶原と初対面時の「惚れたの?」も強烈だし、梶原(矢作優)脅すやりとり。変な映画だよ。
これだけ無名(なんでしょ、一応)な女優さんを多く使い、皆それぞれに魅力的に映ってるのは演出のなせる技なんだろうか。
そんな今泉監督の勢いは止まらない「愛がなんだ」がとても良かったわけだがついには多部ちゃんで映画を撮るまでに駆け上がってしまった。
飛躍度で言えばカネコアヤノも負けていない。
出演者の中で最も早く名声を得るのがSSWカネコアヤノだとは思いもしなかった。
松本まりかは「聖なるもの」でも見たけれど、多くの出演女優の他作品に巡り合う事も近いと願いたい。
上映後、足を運んでいた女優・村田唯さんからご挨拶があった。
梶原の腐れ縁恋人役の人だ。スクリーン上の役で見るより遥かに上品な娘さんであった。活躍を期待したい。
出演:内堀太郎 矢作 優 村田 唯 清田智彦 秋葉美希 猫目はち りりか 安田茉央 小池まり 疋田健人 川島彩香 水森千晴 カネコアヤノ 松本まりか
主題歌・劇中歌をカネコアヤノ、劇盤をマヒトゥー・ザ・ピーポー(GEZAN)が担当。繰り返し使用される印象的な劇中歌「わすれてたこと」は本作のためにカネコの手によって書き下ろされた。
2012年に発売された「印税生活」に収録されていた「退屈な日々にさようならを」を、今泉力哉監督からの直々オファーにより主題歌に起用。
しかし、あれからまだ2年しか経ってないのか。
ユジク阿佐ヶ谷
映画監督の梶原は、映画の仕事だけでは食いつなぐことができず、ミュージックビデオの仕事を請け負うが頓挫してしまい、思いがけない事態に巻き込まれていく。一方、恋人の映画監督・山下が自殺した女優の青葉は、山下の死体を隠す。そして、とある田舎町で父から受け継いだ造園業を営んでいた太郎のもとに、音信不通だった双子の弟・次郎の恋人という女性から、電話がかかってくるが……。
2年ぶりの再鑑賞である。
「退屈な日々にさようならを」2017年3月鑑賞
今泉力哉という監督はもう、この作品を作っただけで自分にとって恩人。
2年前、本作に出演していたSSWカネコアヤノなんてちっとも知らなかった。
本作で、面白いキャラクターを演じ、主題歌、劇中歌も歌っている。
ルックスや歌にピンときたわけでもないが、他にどんな曲を歌ってるんだろうと何の気なしにYOU TUBE検索してたら、案外かわいいじゃん。
その頃ココ吉でインストアライブがあるというので覗いてみた。弾き語りで歌うカネコアヤノ、カッコいい。一発で気に入ってしまって、応援しようとなったわけだが、正直ここまで嵌るとは思ってなかった。
当然、再鑑賞は初回で意識が薄かったカネコアヤノをじっくり見ること。
牛越あみ(カネコアヤノ)の事務所には牛越あみのポスターがいくつか貼ってあるけれど、まさしくカネコアヤノのポスターではないか。木村和平仕事でしょう。
それにしてもお堅いマネージャーだ。
牛越あみが「走る場面では走りたい」と細やかな、それでいて精一杯の抵抗を見せる所、ドキドキする。しかし、マネージャーに「あなたはこういう事の怖さを解ってないのよ」と一蹴されて黙ってしまう。
その後、発表されたカネコアヤノ「とがる」のMVで目一杯走ってるのは笑う。
後ろ姿だけど.....
それにしてもこの映画の異色感。
東京パートと福島パートがあるのだが、後半の福島パートがシリアスにグッと引き付けられるだけに前半の楽しさが捨てがたい。
秋葉美希のトリックスター感は得も言えない存在。梶原と初対面時の「惚れたの?」も強烈だし、梶原(矢作優)脅すやりとり。変な映画だよ。
これだけ無名(なんでしょ、一応)な女優さんを多く使い、皆それぞれに魅力的に映ってるのは演出のなせる技なんだろうか。
そんな今泉監督の勢いは止まらない「愛がなんだ」がとても良かったわけだがついには多部ちゃんで映画を撮るまでに駆け上がってしまった。
飛躍度で言えばカネコアヤノも負けていない。
出演者の中で最も早く名声を得るのがSSWカネコアヤノだとは思いもしなかった。
松本まりかは「聖なるもの」でも見たけれど、多くの出演女優の他作品に巡り合う事も近いと願いたい。
上映後、足を運んでいた女優・村田唯さんからご挨拶があった。
梶原の腐れ縁恋人役の人だ。スクリーン上の役で見るより遥かに上品な娘さんであった。活躍を期待したい。
出演:内堀太郎 矢作 優 村田 唯 清田智彦 秋葉美希 猫目はち りりか 安田茉央 小池まり 疋田健人 川島彩香 水森千晴 カネコアヤノ 松本まりか
主題歌・劇中歌をカネコアヤノ、劇盤をマヒトゥー・ザ・ピーポー(GEZAN)が担当。繰り返し使用される印象的な劇中歌「わすれてたこと」は本作のためにカネコの手によって書き下ろされた。
2012年に発売された「印税生活」に収録されていた「退屈な日々にさようならを」を、今泉力哉監督からの直々オファーにより主題歌に起用。
しかし、あれからまだ2年しか経ってないのか。
ユジク阿佐ヶ谷