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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「暴力五人娘」

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「玉石混淆!?秘宝発掘!新東宝のとことんディープな世界Ⅳ」

「暴力五人娘」1960年 新東宝 監督:曲谷守平

白百合女子アメフト部の五人組が、大学乗っ取りを企む暴力団に立ち向かう。(シネマヴェーラ)
え?アメフトじゃなくてラグビーだよね。暴力団というか暴力団まがいだし・・・



何なのコレ?ってくらい珍品。

オープニングタイトルは曲谷印の疑似スチール。微妙な揺れや動きが楽しい。

だいたい六人でつるんでいるけど何故か五人娘。
一応、万里昌代、大空真弓、三条魔子、扇町京子、橘恵子で5人。あとは座敷童。
幕開きは女子ラグビー・ジャージとトランクス萌え。男子と戦ってる。
その後の白百合学園での展開がぶっ飛んでて彼女らが女子ラグビー部だった事忘れてたよ。終盤クライマックス(?)で投票箱使ってのラグビーパスで思い出したよ。パスはスローフォワードやりまくりだけどねw

あっさりキャットファイトやら討ち入りドタバタ、ネグリジェショーの陳腐なミュージカルシーン、そしてお化け屋敷まで。





後の人気TV番組「プレイガール」的要素がふんだんだな。
滑り気味のユーモアは「笑ってポン!」も思い出したぞ。木人的なロボも登場したからか?
カルト映画要素は充分でだんだん好きになってくる。



あまり知らない男優陣のキャラもどうかしてる。マンガみたい。

お姉え言葉の副理事長、沢井三郎。
敵役とはいえ、彼に対する大空真弓らの行為は暴力そのもの。ちょっとひでぇよ。

大友純の愛を乞う表現は見習いたいくらいだが、礼子ちゃん(扇町京子)を拘束する自動お酌マシーン。こんな屈辱羞恥プレイがあるだろうかw



殺し屋、菅原文太が寝返って、挙句の果てに女装子。

理事長、国方伝の与太郎演技も強力だ。
ラストシーン・・・・、あ、これ、ノーサイドって事か!
結論、優秀なラグビー映画!





シネマヴェーラ渋谷

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