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Channel: JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)
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「世界最古の洞窟壁画35mm 忘れられた夢の記憶」

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「世界最古の洞窟壁画35mm 忘れられた夢の記憶」2011年 米・仏 監督:ヴェルナー・ヘルツォーク
CAVE OF FORGOTTEN DREAMS

フランス政府が初めてショーヴェ洞窟内の撮影を特別許可した貴重な映画。巨匠ヴェルナー・ヘルツォークが最古の洞窟壁画をモティーフに制作。完成された映画はトロント映画祭で注目され、ベルリン映画祭で大きな話題を呼んだ。アメリカでは興行的にも大ヒット、ニューヨーク、ロサンジェルス、全米の3大映画批評家協会賞も獲得。日本では先に3D版を公開したが、この度35mmフィルム、ヘルツォーク監督自身のオリジナル・ナレーション、日本語字幕ヴァージョンで公開。

「世界最古の洞窟壁画3D 忘れられた夢の記憶」のチラシをチラッと見た時には、なかなか興味をそそられたものの、劇場観賞しようという気にまではならなかった。迂闊にも監督がヴェルナー・ヘルツォークだという事に気付かなかったのです。
ヘルツォーク監督作なら話は別。「アギーレ 神の怒り」「フィッツカラルド」というフィクション作品での風景描写。ノンフィクシュン性の高いあの絵を撮る人が洞窟に入ってすぐに3D作品にする事を決めたというのですから。
シアターNでの上映を知り楽しみにしていたのですが、よくよく見ると今回は3Dでなく35mmフィルム版。
なぁんだ、それなら今回もパスかな・・・しかし3D作品をわざわざ35mmで見せる意味。また、洞窟壁画をじっくり鑑賞するならアミューズメント性の3Dより35mmなんて噂を耳にして、これはやっぱり観賞しておこうと・・・。

しかし、3D作品が出ている以上、この作品は3Dで見たかった。
洞窟内の壁画。動物の数々をエルンスト・レイスグルの音楽と照明の調整で見せていく後半は圧巻。くどいが3Dで見たい。

洞窟内に潜入する特権を得ている学者たちがとても楽しそう。この優越性に僻みっぽくなる。クッそー!

ショーヴェ洞窟壁画

1994年12月、南仏で三人の洞穴学者が発見。ジャン=マリー・ショーヴェ隊長にちなみ命名。美しい壁画は最古のものは3万2千年前と判定。仏政府は重要性を鑑み、一部の学者や研究者を除き、非公開を貫いてきた。260点の動物画を含む総数300点以上が発見されている。現在のヨーロッパでは絶滅した野生の牛、馬、サイ、ライオンなど13種類の動物、従来知られていた氷河時代の洞窟壁画では稀有なフクロウやハイエナやヒョウも含まれる。スタンプ、吹き墨などの技法が使われている。

フレッド・アステアは必要だったのかしら・・・

渋谷 シアターN

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